マグネットステッカーを自作したい!印刷はどうすればいい?

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マグネットステッカー自作

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回はマグネットステッカーを自作したいが
印刷はどうすればいいかというお話。

マグネットステッカーって結構もらいます。

水道の修理とか。

結構宣伝効果があるみたいですね。

チラシなんかに比べたら捨てにくいし。

それで、ステッカーをあちこちに
貼っている人もいますけど、

シールの場合は貼ってしまうと
貼り直しができませんよね。

その点、マグネットステッカーは
磁石がくっつくとこならどこでも貼れる。

脱着可能というのがいいですよね。

このマグネットステッカーを
自作したいという人もいるようです。

特に車なんかだとステッカーを貼って
剥がすときに傷がついたら洒落にならない。

だからマグネットステッカー。

これなら飽きたら簡単に剥がせますから。

ではこのマグネットステッカーを
自作するとき印刷はどうすればいいか?

ということで。

この記事では、マグネットステッカーを
自作するときの印刷について

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

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マグネットステッカーの枚数が少なければインクジェット印刷

結論としては自作するマグネットステッカーの
枚数が少なければインクジェット印刷がいい。

実際にそういうキットが市販されています。

だからあまりややこしく考えずに
通販や家電量販店で市販品を

購入して家庭用のインクジェットで
印刷するのがいいと思います。

屋外を想定していますから、印刷は
インクジェット用のPETフィルムにして、

その上からUVカット用透明フィルムを貼り、
PETフィルムの裏側にマグネットシート。

だいたい、こんな感じになっています。

検索は「手作りマグネットステッカー」
という感じで出てきますね。

値段がそこそこするので
せいぜい数枚作成するとき用ですが。

自作のマグネットステッカーを
作りたいときにはおすすめです。

もちろん、それぞれの材料を
自分で揃えることも出来ます。

ただ、気をつけたいのは屋外だと
雨とか光劣化の問題があるので

普通の紙のインクジェット用紙では
ほとんど持たないと思います。

それから、インクジェットインクも
日光には弱いのでUVカット用の

フィルムは印刷した上から
貼っておいたほうがいいでしょう。

次に枚数が多いとき。

同じデザインのマグネットしてッカーを
たくさん作るという意味ですけど。

これは印刷業者に頼んでオフセット
印刷してもらうのがいいでしょう。

特に耐候性が必要な場合は
材質は塩ビシートがいいので

そういう材質にマグネットシートを
貼り付けて作成してもらう。

自作とは程遠いですが、宣伝のために
配るなどの用途なら、その方がいい。

コストも性能もいいと思います。

マグネットステッカーをどこに使うのかとシートの材質について

ここからは余談です。

マグネットステッカーを自作するとき、
印刷するシートの材質なんですが。

これは屋外なのか屋内なのかで
どうするかが変わってきます。

屋外の場合だと、雨や日光がありますから
耐候性のあるフィルムになりますが、

屋内であれば紙のインクジェット用紙でも
ある程度は使えると思います。

ここで屋外用のシートなんですが。

これは塩ビがいいんですね。

塩ビは、塩化ビニール(PVC)のこと。

塩素が含有されているので

燃やすとダイオキシンになると
騒がれたことがありますが

現在ではそれほど問題には
されていないようですね。

その当時、塩ビ代替ということで
ポリプロピレンやポリエチレンなどが

色々と研究されていましたが、
塩ビには及ばなかったようです。

それで、実は塩ビシートはガラス窓に
貼るステッカーによく使われています。

耐候性がいいんですね。

厳密に言うと、塩ビの耐候性が
いいわけではなくて

塩ビは色々な薬品を混ぜ込みやすいので
耐候性がよくなる薬品も混ぜやすい。

またその薬品を混ぜる割合も増やしやすい。

樹脂の中ではかなり
特徴的な性質を持っています。

塩ビ自体は硬いポリマーなんですが
軟化剤を入れるととても柔らかくなる。

配合する薬品によって
硬くも軟らかくもなるんですね。

だから配合する薬品によって
色々な特徴を持たせることが出来る。

しかも安い。

こんな感じで、塩素は嫌だという
世間の波を乗り越えて生き残っています。

ただ、配合するために加工するときは大変。

コンパウンドと呼ばれるそうですが、
塩ビを加熱して柔らかくして薬品を混ぜる。

すると、加熱した塩ビが分解して塩酸が発生。

塩酸は強酸ですから、鉄だと錆びる。

なんと、不用意に塩ビを加工すると
設備がやられてしまうということ。

実際のところ、塩ビを加工するのは
特殊な機械でないと出来ません。

だからコンパウンドを製造する
会社も限られているようです。

その塩ビ、家庭用の水性の
インクジェットでは印刷できませんが

工業用の溶剤を使うタイプの
インクジェットでは印刷できます。

オフセット印刷では大きすぎる場合、
枚数が少なければインクジェット。

看板なんかだとそういうこともあるようです。

個人が自作するマグネットステッカーとは
規模がずいぶん違いますけど。

管理人のまとめ

今回のお話は、マグネットステッカーを
自作するときの印刷についてでした。

結論は、自作用キットを購入して
家庭用インクジェットプリンタで作る。

これが一番間違いがないでしょう。

なお、普通の紙のインクジェット用紙では
耐候性が低いので市販キットには

PETフィルムなどの耐候性のある
フィルムが使用されています。

この記事がマグネットステッカーを
自作するときの参考になればと思います。

自分オリジナルのステッカー、
楽しんで下さいね!

紙の工作
プロフィール
べぎやす

元製紙会社社員。
技術者として入社し16年間勤務する。
開発技術部門、営業管理部門、現場管理部門など様々な部署を転々としたあと独立。
紙に関するコンサルタントとして今に至る。

詳しい運営者情報はこちらからご確認いただけます。
>>https://kamiconsal.jp/profile/

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