紙のサイズ一覧

管理人の紙コンサルこと、
べぎやすです。

このカテゴリでは紙のサイズについて
由来などをお伝えしたいと思います。

紙のサイズってややこしい。

規格によって色んな寸法がありますが、
中途半端なのが多いんですよね。

馴染みのあるA4だったら、
210x297mmなんですが、

210mmはまだいいとして、
297mmは半端じゃないですか?

B4になると、
ISO規格とJIS規格の寸法が違う。

日本ではJIS規格がメイン。

B4は257x364mmなんですけど、
こんな寸法覚えられません。

なんでこんなにややこしいのか?

それには理由があるんです。

このカテゴリでは
紙のサイズの規格や由来について

管理人が調べたところを
お伝えしたいと思います。

【紙のサイズはどう決まる?】

紙のサイズで馴染みがあるのは、
A4ではないかと思います。

会社の書類はほとんどA4でしょう。

B4は新聞のチラシがそうですね。

自分が会社に勤務していた頃は
入社してしばらくは、

会議資料はB4が主流でしたが、
国際基準に合わせるとかで

社内文書の統一ということで
A4がメインに変わっていきました。

パソコンで書類を作るようになった、
その頃に重なるようです。

そんなA4とかB4とかのサイズですが
実は明確な基準があります。

あんな中途半端な寸法になるのは、
基準が面積と縦横比になるからです。

どういうことか。

まずA列の場合。

これはISOもJISも同じ寸法です。

一番大きなサイズはA0で、
841×1189mmとなります。

短い方を横、長い方を縦とすると、

横:縦
=841:1189
=1:1.414
=1:√2

になるんですね。

1:√2は白銀比と呼ばれ、
美しい長方形なんだそうです。

しかもこれは長い方で半分に切っても
やっぱり1:√2になるんですね。

一応計算するとこんな感じ。

1:√2/2=√2×1:√2x√2/2=√2:1

ということで、
何回切っても縦横比が変わらない

縦:横=1:√2の白銀比が
採用されているということです。

しかしこれだけでは
比率が決まっただけですよね?

先程、面積が基準になっていると
お話しましたので、

A0の寸法から面積を計算してみます。

長さをmm→mに換算すると

841mm=0.841m
1189mm=1.189m

となりますので、

A0の面積
=0.841m×1.189m
=1.0㎡

となります。

実はA0の寸法の面積は1㎡。

このように紙の寸法は
縦横比と面積から算出されています。

ここで採用されている白銀比が
1:√2なわけですが、

√2じゃなくて2だったら
こんなややこしい寸法にはなりません。

でも美しくない。

紙のサイズはこんな感じで
決められているんですね。

ちなみに、JISのB列だとどうなるか?

B0の寸法は1030x1456mm。

縦横比はやはり1:√2。
そして面積は1.5㎡になります。

そういう風に決めたということです。

なお、B列に関しては
ISOとJISで寸法が違っていて、

JISは紹介したとおりですが、
ISOは1000?1414mmだそうです。

日本では馴染みのない寸法ですが、
1414は√2ですから、

縦横比が1:√2という意味は
分かりやすいですね。

それからJISのB列は
日本独自規格なんですが、

その元は江戸時代の公文書、
美濃紙のサイズである美濃判からとか。

そういえば必殺仕事人で
中村主水が文書を書いているシーン、

見たような気がしますが、
あの紙のサイズがB4ということです。

それからもうひとつ。

A4の「4」とかB4の「4」というのは、
紙を何回切ったかという数になります。

A0なら0回
A1なら1回

A2なら2回
A3なら3回

A4なら4回

という感じです。

面積が半分になったともいえますね。

たとえばA4なら
A0を4回切ったことになります。

ではA0からA4が何枚取れますか、
ということになると、

2×2x2x2=16

ということで、16枚が正解です。

難しく言うと2のn乗ってやつです。

逆から見ると、A4を16枚並べたら
面積は1㎡なんですね。

もうちょっとややこしいことを言うと
紙の重さである米坪(g/㎡)は

1㎡当たりのグラム数なので、
A4x16枚の重さが米坪になります。

【紙のサイズ 四六判と菊判】

ここまでは紙のサイズで
A列とかB列の話をしましたが、

実際に印刷されるときは
四六判とか菊判が使われます。

それぞれのサイズは、

四六判:788x1091mm
菊判:636x939mm

になります。

実はこの寸法は何かの規格ではなく、
慣習的に使われているみたいですね。

四六判の寸法は印刷用紙のスタンダード。

連量(紙1000枚の重さ)はだいたい
四六判で言われることが多いです。

四六判の大きさは
B1:728×1030mmよりも一回り大きく、

印刷して余白を断裁したらB1などの
B列にするのにちょうどいい大きさです。

一方菊判の大きさは
A1:594×841mmよりも一回り大きく、

印刷してA列にするのにちょうどいい、
ということです。

四六判、菊判は主に枚葉印刷
(一枚一枚印刷)のときに使われますが、

輪転機で印刷するときは
ちょっとサイズが小さくなって

A列本判なら625x880mm、
B列本判なら765x1085mm

となります。

輪転機で使うときは巻取りですから、
重要なのは幅で流れは調節してましたね。

自分は765mm巾をB縦、
880mm巾をA横と呼んでいました。

ところで。

実は抄紙機にとって、
巾をどうするかはとても重大な問題。

ここでのロスは製造コストに直接響く。

だからマシンでロスが出ないように
都合のいい巾を組み合わせたい。

しかしこれは営業がどんなサイズを
受注してくるかによる。

ここで工場と営業のバトル!

こんなのが製造スタッフにとって
重要な仕事だったりします。

【管理人のまとめ】

今回は紙のサイズのお話でした。

紙には色んなサイズがあります。

身近で見るA4やB4の寸法は
ISOやJISで決まっていて、

それは縦横比と面積から
計算できることや、

それ以外の標準サイズとして
四六判や菊判があるとお伝えしました。

それから抄紙機で巾は重要な問題で、
都合のいい取り巾にするために

生産側と販売側で交渉していた、
ということもお話しました。

たかが紙のサイズではありますが、
紙の寸法が白銀比だとか、

A4を16枚並べたら1㎡なんて、
ちょっと面白いんじゃないでしょうか。

元製紙会社社員としては、
こんな雑学でも楽しんでもらえれば

ありがたいことですし、
お話した意味があったと思います。

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