新聞紙のサイズの規格とは?大きさやサイズの由来は奥が深い!

記事内に広告が含まれています。

この記事は約 10 分で読めます。

新聞紙大きさ規格

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、新聞紙のサイズの
規格についてのお話です。

管理人は毎朝なにげなく新聞を読むんですが。

この新聞紙の大きさって
どんな規格なんでしょうか?

管理人は元製紙会社社員ですから
ある程度のことは知っていますが

実は直接担当したことはないので
それほど詳しいわけではありません。

しかし身近な紙の割には、
その大きさがどうなってるかとか

サイズの規格というのを知らないのも
どうしたものかと思ったんですよね。

毎朝届く新聞の大きさが
どうなっているのかという

疑問を持つ人もいると思いますから
少し調べてみようかなと。

ということで。

この記事では、新聞紙の大きさや
サイズの由来について

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

新聞紙のサイズはブランケット判

早速新聞紙の大きさについてです。

実は大手新聞社の新聞紙の大きさは
ブランケット判というのが主流です。

ブランケット判は新聞1ページの大きさで

横406.5mm x 縦546mm

になります。

ページ数としては表裏で2ページ分
ということになりますね。

なお、新聞紙1枚(見開き)の基準寸法は
ブランケット判の倍になりますから、

横813mm x 縦546mm

となります。

見開きですから4ページ分ですね。

 

次にタブロイド判はブランケット判の
半分で新聞1ページの大きさは

横273mm x 縦406.5mm

となります。

見開きはブランケット判と同じ

横406.5mm x 縦546mm

になります。

ちなみに、タブロイド紙と呼ばれる新聞は
このサイズが多いんですね。

大衆受けしそうな記事を載せるやつ。

分かりやすいのは夕刊フジとか
日刊ゲンダイとかでしょうか。

管理人も出張の行き帰りに
新幹線の駅でよく見かけました。

ヒマつぶしにはもってこいなんですよね~

新聞紙のサイズ JIS規格

それから新聞紙の大きさには
JIS規格があります。

どうなっているかというと、

A1小判:新聞紙を開いた大きさ
横820mm x 縦545mm

A2小判:新聞紙を閉じた大きさ
横410mm x 縦545mm

ということです。

ブランケット判よりちょっと大きいですね。

ただしこの大きさ、規格としてはありますが
採用している全国紙の新聞社はなさそうです。

なお、正規のA判は、

A1判:横841mm x 縦594mm
A2判:横420mm x 縦594mm

となります。

当然ですが、A小判より一回り大きいです。

(参考)
A4サイズやB4サイズの由来を知りたいならこちらもどうぞ。

⇒コピー用紙のA4サイズやB4サイズ。AやBの意味は何?

新聞紙のサイズの由来

ここまで新聞紙の大きさについて
お話をさせていただきました。

それで新聞紙は実はJIS規格が
採用されていないこともわかりました。

新聞が今のサイズになったのは
輪転機が導入されてからみたいです。

それまでは枚葉印刷で主に

菊判(636mm x 939mm)、
菊判半裁(470mm x 636mm)

が使われていたようです。

枚葉印刷が輪転印刷になると
生産量が20倍になったそうです。

当時は革命的だったのでしょう。

 

輪転機は最初は政府が導入したそうで
それが1888年(明治21年)のこと。

フランスのマリノニ社から
2台輸入したそうです。

それを見た朝日新聞が1890年(明治23年)に
民間の新聞社としてはじめて導入したらしい。

ただし、そのフランスのマリノニ社の輪転機は
菊判では用紙サイズが合わなかったとか。

そこでこの輪転機に合う用紙サイズとして
四六判(788mm x 1091mm)が採用された。

四六判は昔から日本で
使われている美濃判の系列。

なので受け入れてもらいやすかった
というのもあったみたいですね。

それで、この寸法のおよそ半分の
寸法である今の新聞の基準寸法

横813mm x 縦546mm

が決まったということのようです。

788mm → 813mm

1091mm ÷ 2 = 546mm

ということですね。

ちなみに、

788mmは約31インチ
813mmは約32インチ
546mmは約21.5インチ

だそうです。

 

結局、新聞紙の大きさを決めたのは
最初に導入した輪転機だったんですね。

その後、そのままの寸法が
現在まで引き継がれているということ。

1890年以来ですから、
約130年変わっていないことになる。

そういえば、昔ハードはソフトだが
ソフトはハードと聞いたことがありますが

輪転機は次々と進化しても
紙の大きさは変わらないというところは

まさにソフト的なところは
変わらないということなんでしょう。

新聞巻取りのサイズについて

新聞紙は最終的にはブランケット判の
枚葉として手元に届きますが、

製紙会社が出荷するときは
輪転機用の巻取りとして出荷します。

その巻取りも印刷機に合わせて
A~Eまで種類があります。

品番 寸法(mm)
A巻取 1,626×(546)
B〃 1,092×(813)
C〃 1,219×(728.3)
D〃 813×(1,092)
E〃 546×(1,626)

こんな感じです。

使用量はA、C、Dが多く
B、Eは少ないんだとか。

A巻は406.5mm x 4丁
C巻は406.5mm x 3丁
D巻は406.5mm x 2丁

という取巾ですから使いやすいんですね。

 

管理人が勤務していた製紙会社では

A巻が1本取れるマシン巾
(1680mm程度)を1本取り、

A巻が2本取れるマシン巾
(3300mm程度)を2本取り、

A巻が3本取れるマシン巾
(5120mm程度)を3本取り、

という感じで呼んでました。

一番大きいのは5本取りで
8130mm程度だったと思います。

5本取りマシンは巾が8m以上
あるわけで、かなりでかいです。

人間一人くらい簡単に飲み込みます。

紙が切れるとこの世の終わりかと
思うくらいの音がするんだとか。

管理人はその音を聞くことは
なかったですが。

新聞紙のサイズ一覧表

新聞枚葉                (単位:mm)

見開き 1ページ
ブランケット判 813 546 406.5 546
タブレット判 546 406.5 273 406.5
A1判 841 594 420 594
A1小判 820 545 410 545

 

新聞巻取   (単位:mm)

品番 流れ
A巻取 1626 (546)
B 1092 (813)
C 1219 (728.3)
D 813 (1092)
E 546 (1626)

 

新聞縮刷版

新聞縮刷版はA4サイズ。
新聞1ページ分がA4の1ページです。

ブランケット判:406.5x546mm
⇒新聞縮刷版(A4):210x297mm

面積比としては28%に縮小されています。

 

管理人のまとめ

今回は新聞紙のサイズのお話でした。

新聞紙は見開きの基準寸法が
横813mm x 縦546mm。

1ページはブランケット判と呼ばれる
横406.5mm x 縦546mm。

これが主流です。

その他の寸法としては
ブランケット判の半分のタブロイド判

横273mm x 縦406.5mm

があるということです。

JIS規格もありますが
あまり採用されていないようです。

新聞の寸法なんて普段は気にしませんが
調べてみると奥が深いもの。

そもそもが最初に輸入した輪転機の大きさで
決まっていたというのは知りませんでした。

たかが新聞紙の大きさですが
歴史があるんですね。

この記事が新聞紙の大きさの
参考になればと思います。

たまには新聞紙の大きさのこと、
思い出して下さいね!

紙のサイズ
プロフィール
べぎやす

元製紙会社社員。
技術者として入社し16年間勤務する。
開発技術部門、営業管理部門、現場管理部門など様々な部署を転々としたあと独立。
紙に関するコンサルタントとして今に至る。

詳しい運営者情報はこちらからご確認いただけます。
>>https://kamiconsal.jp/profile/

べぎやすをフォローする
べぎやすをフォローする
タイトルとURLをコピーしました