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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
今回は、シャドーボックスとは?
同じ絵柄の紙を複数枚重ねるアート!
というお話。
「シャドーボックス」という
アートをご存知でしょうか?
一見、平面に見えるイラストが、
実は奥行きのある立体作品になっている――
そんな不思議なアートがシャドーボックスです。
同じ絵柄の紙を複数枚使い、細部を切り抜いて
重ねることで、リアルな立体感と陰影を
演出することができます。
この記事では、シャドーボックスの基本的な
仕組みから、必要な材料、作り方、さらに
魅力的な活用方法まで、詳しくご紹介します。
ということで。
この記事では、シャドーボックスとは?
同じ絵柄の紙を複数枚重ねるアート!
について
管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。
シャドーボックスとは?
シャドーボックス(Shadow Box)は、
17世紀のヨーロッパが発祥とされる
アート技法で、特にイギリスや
フランスで発展してきました。
正式名称は「シャドーボックスアート」や
「3Dデコパージュ」とも呼ばれています。
このアートの特徴は、「同じ絵柄のプリント
(多くはポストカードやペーパーナプキン)」
を複数枚使用し、それぞれから異なるパーツを
切り抜いて層になるように重ねていく点です。
重ね方によって、絵柄がまるで本物の
立体物のように見えるため、非常に
リアルな表現が可能になります。
シャドーボックスは平面アートに奥行きを
与えることで、作品にドラマチックな
陰影や動きを加えることができます。
花や動物、風景、建物など、
テーマはさまざまです。
作品にはガラス入りのフレームを使用し、
ほこりや汚れから保護されながら飾られます。
シャドーボックスに必要な材料と道具
シャドーボックスを始めるにあたって、
以下の材料と道具が必要です。
それぞれの役割も簡単に説明します。
- 同じ絵柄の紙(最低3〜5枚):基本中の基本です。ポストカードやペーパーナプキン、専用のプリント素材などが使用されます。
- デザインナイフ/カッター:絵柄を正確に切り取るために使用します。細かい作業には専用のアートナイフが便利です。
- カッターマット:机を傷つけず、正確にカットするための必需品です。
- ピンセット:小さなパーツを正確に扱うために使います。
- 接着剤:木工用ボンドや専用のクラフト用グルーが使われます。
- フォームテープ/スチレンボード:層と層の間に厚みを持たせるために挟む材料です。これにより立体感が生まれます。
- 仕上げ用のフレーム:ガラスやアクリル板のついたフレームに入れて、完成した作品を飾ります。
これらの道具は100均やクラフトショップ、
ネット通販でも揃えることが可能です。
特に初心者向けのスターターキットも
販売されているため、気軽に
始めやすくなっています。
シャドーボックスの作り方
シャドーボックスの基本的な
作り方を順を追って説明します。
絵柄の選定
まずは複数枚揃えることができる
同一デザインの紙を選びます。
絵柄の中に奥行きを表現できるモチーフ
(花、人物、背景など)があると効果的です。
パーツの切り出し
最もベースとなる1枚をそのまま使い、
残りの紙からは一部のパーツ
(前景・中景・細部など)を切り抜きます。
例えば、花の全体→花びら→中央部分
というように、層を意識して
切り分けていきます。
立体に組み上げる
フォームテープやスチレンボードを挟みながら、
切り抜いたパーツを順番に貼り重ねます。
ここで高さを均一に保つことが、
きれいな立体感を出すポイントです。
パーツを浮かせることで影が生まれ、
シャドーボックス独特の奥行きが出てきます。
フレームに入れて完成
最後に完成した作品をフレームに
入れて仕上げます。
フレームには深さがあるものを選ぶと、
作品が潰れず美しく収まります。
ガラスやアクリル板で保護することで、
長期間きれいな状態を保てます。
シャドーボックスの魅力と応用例
シャドーボックスの魅力は
何といってもその立体感です。
紙という平面の素材から、まるで本物のような
花や人物が浮かび上がる様子は、まさに
感動ものです。
また、完成した作品はインテリアアート
としても非常に優秀で、玄関やリビングに
飾るだけで空間が華やかになります。
さらに、ギフトとしても人気があり、
誕生日や結婚祝いなどにオリジナル
作品を贈る人も増えています。
応用としては以下のような使い方もあります。
- ペーパーナプキンアートとの融合:可愛い北欧柄などを活用してナチュラル系作品に。
- オリジナル写真を使用:思い出の写真を加工して立体的なフォトアートに。
- 季節のイベント作品:クリスマスやハロウィン、ひな祭りなどのテーマをモチーフに。
また、現在ではデジタル技術を組み合わせた
シャドーボックスも登場しており、
デジタルイラストをプリントして作成する
新しいスタイルも広まりつつあります。
ハンドメイドマーケットでも販売されているため、
作品としての需要も非常に高くなっています。
管理人のまとめ
今回は、シャドーボックスとは?
同じ絵柄の紙を複数枚重ねるアート!
というお話でした。
シャドーボックスは、紙というシンプルな
素材を活かして、奥行きのある美しい
アート作品を生み出す手法です。
同じ絵柄の紙を重ねることで生まれる
立体感と影の演出は、他のアートにはない
魅力があります。
必要な道具も手に入りやすく、
初心者でも始めやすいため、
趣味としても人気です。
自分だけのオリジナル作品を作る喜びや、
完成したときの達成感は格別です。
インテリアや贈り物、アート作品としての
販売まで、幅広い可能性を秘めた
シャドーボックス。
ぜひ一度その世界に触れてみては
いかがでしょうか。
この記事がシャドーボックスの
参考になればと思います。
シャドーボックス、楽しんできて下さいね!
(参考)
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