エアー緩衝材から段ボール緩衝材へ!最近の緩衝材の紙化状況

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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、エアー緩衝材から段ボール緩衝材へ!
最近の緩衝材の紙化状況というお話。

近年、通販市場の拡大によって
宅配便の利用が急増し、

それに伴って梱包資材の需要も
大きく伸びています。

その中でも商品を衝撃から守る
「緩衝材」は欠かせない存在ですが、

近年はプラスチック削減や
脱炭素社会への取り組みを背景に、
大きな変化が起きています。

これまで主流だったエアー緩衝材
(エアークッション・プチプチなど)は、

軽量で保護性能に優れる一方で、
プラスチックごみとして環境負荷が
課題となっていました。

そのため現在では、紙製の緩衝材や
段ボールを活用した緩衝材へ
切り替える企業が増えています。

ここでは、エアー緩衝材から
段ボール緩衝材への移行が進む背景や、

紙製緩衝材の種類、メリット・デメリット、
企業で進む紙化の現状、今後の展望まで
詳しく解説します。

ということで。

この記事では、エアー緩衝材から
段ボール緩衝材へ!最近の緩衝材の紙化状況
について

管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。

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エアー緩衝材が長年使われてきた理由

エアー緩衝材は、空気を利用して
衝撃を吸収する梱包資材です。

軽量で柔軟性があり、さまざまな
形状の商品を包めるため、
多くの企業で利用されてきました。

代表的な用途には次のようなものがあります。

  • 家電製品
  • ガラス製品
  • 陶器・食器
  • 精密機器
  • 化粧品
  • ネット通販の商品発送

空気がクッションとなるため、
輸送時の振動や衝撃を効果的に吸収できます。

また重量が非常に軽いため、
配送コストを抑えやすいという
メリットもありました。

さらに製造コストも比較的低く、
大量生産が容易だったことから、

世界中で最も普及した
緩衝材の一つとなっています。

エアー緩衝材が抱える環境問題

便利なエアー緩衝材ですが、
多くはポリエチレンなどの
プラスチックで作られています。

そのため近年では環境への影響が
問題視されるようになりました。

特に問題となっているのが、
プラスチックごみの増加です。

日本ではプラスチック資源循環促進法の
施行をはじめ、企業にも環境配慮が
求められるようになっています。

通販利用の増加によって梱包材の使用量も
急激に増え、家庭から排出される緩衝材も
増加しました。

エアー緩衝材は軽くてもかさばるため、
ごみ袋の容量を圧迫しやすく、
自治体によって分別方法も異なります。

リサイクルできる地域もありますが、
多くは可燃ごみやプラスチックごみとして
処理されています。

また企業側でも次のような課題があります。

  • 環境配慮企業としてのブランド価値向上
  • ESG経営への対応
  • SDGsへの取り組み
  • 海外市場で求められる環境基準への対応

こうした背景から、より環境負荷の少ない
紙製緩衝材への転換が急速に進んでいます。

段ボール緩衝材とはどのようなものか

段ボール緩衝材とは、段ボールやクラフト紙を
加工して作られた紙製の緩衝材です。

使用後は古紙としてリサイクルしやすく、
環境負荷を抑えられることから注目を
集めています。

段ボール緩衝材には
さまざまな種類があります。

段ボールパッド

商品の角や側面を保護するための
平板タイプです。

家電や家具など大型商品の
保護によく使われます。

組仕切り

箱の中を複数のスペースに区切る構造です。

瓶やガラス製品、食品などが
ぶつからないように固定できます。

段ボールクッション

波形状やハニカム構造などを採用し、
高い衝撃吸収性能を実現しています。

発泡材の代替として
採用されるケースも増えています。

紙パッキン

細長く裁断したクラフト紙を
利用した緩衝材です。

見た目にもナチュラルな印象があり、
ギフト包装や雑貨の梱包で人気があります。

紙製緩衝材は種類が豊富で、
商品のサイズや重量に応じて最適な
形状を選べるようになっています。

紙化が急速に進んでいる理由

現在、多くの企業が梱包資材の
紙化を進めています。

その理由は単に環境問題だけではありません。

まず大きな理由として挙げられるのが、
企業イメージの向上です。

消費者の環境意識が高まる中で、
紙製梱包材を採用している企業は

環境配慮型企業として
評価されやすくなっています。

さらに海外市場では、
EUを中心にプラスチック包装材への
規制が強化されています。

輸出を行う企業では、将来的な規制強化を
見据えて紙化を進めるケースも増えています。

また紙製緩衝材は段ボール箱と
一緒に古紙として回収できるため、
利用者にとっても分別が簡単です。

通販事業者では、開封後にまとめて
資源回収へ出せることが利用者満足度の
向上にもつながっています。

紙製緩衝材のメリット

段ボールやクラフト紙を活用した
紙製緩衝材には、環境面だけでなく
実用面でも多くのメリットがあります。

リサイクルしやすい

最大のメリットは、使用後に古紙として
リサイクルできることです。

段ボール箱と一緒に資源回収へ出せるため、
利用者が分別に迷うことが少なくなります。

企業側もリサイクル率向上に貢献でき、
環境配慮への取り組みを具体的に
示しやすくなります。

プラスチック使用量を削減できる

エアー緩衝材を紙製へ切り替えることで、
梱包に使用するプラスチック資材を
大幅に削減できます。

企業全体のCO₂排出量削減にもつながり、
環境報告書やCSR活動の実績としても
活用されています。

見た目の印象が良い

クラフト紙や段ボール素材にはナチュラルで
温かみのある印象があります。

ギフト商品やハンドメイド作品、
高級食品などでは、開封した際の

印象が良くなるため、ブランドイメージの
向上にも役立っています。

保管スペースを有効活用できる

紙製緩衝材の中には、使用時に広げて
利用するタイプも多く、保管時は
コンパクトに収納できます。

限られた倉庫スペースを
有効活用できる点も導入が
進む理由の一つです。

紙製緩衝材のデメリット

一方で、紙製緩衝材にも
注意すべき点があります。

防水性は高くない

紙は水分を吸収しやすいため、
湿気の多い環境や水濡れが想定される
輸送では性能が低下する可能性があります。

そのため、防水袋や耐水加工を
組み合わせるケースも少なくありません。

軽量商品の保護では工夫が必要

非常に軽く壊れやすい商品では、
エアー緩衝材のほうが柔軟に
包み込める場合があります。

紙製緩衝材は商品の形状に合わせて
加工することで十分な保護性能を
発揮しますが、設計が重要になります。

初期導入コストが発生する場合がある

紙製緩衝材を効率よく使用するためには、
専用ディスペンサーや包装機器を
導入する企業もあります。

そのため、切り替え当初は
設備投資が必要になることがあります。

ただし、長期的には資材の統一や
リサイクル性の向上によって、

トータルコストの削減につながる
ケースも多く見られます。

エアー緩衝材と段ボール緩衝材の比較

比較項目 エアー緩衝材 段ボール緩衝材
素材 プラスチック 紙・段ボール
環境負荷 やや高い 低い
リサイクル性 自治体によって異なる 古紙として回収しやすい
保護性能 柔軟性が高い 設計次第で高い保護性能
デザイン性 一般的 ナチュラルで高級感がある
SDGsへの適合 限定的 高い

このように、保護性能だけを見ると
エアー緩衝材にも優れた点がありますが、

環境対応やブランド価値まで含めて考えると、
紙製緩衝材の採用メリットは非常に
大きくなっています。

紙化を進める企業が増えている理由

近年では大手EC事業者や家電メーカー、
食品メーカー、化粧品メーカーなど、

業種を問わず紙製緩衝材への
切り替えが進んでいます。

その背景には、企業の環境目標だけでなく、
消費者の価値観の変化があります。

以前は「商品が安全に届けばよい」
という考え方が一般的でしたが、

現在では「環境に配慮した梱包で届くこと」も
商品価値の一部として評価されるように
なっています。

また、SNSでは開封時の様子を紹介する
「開封レビュー」が数多く投稿されています。

紙製のナチュラルな梱包は写真映えしやすく、
ブランドイメージ向上にもつながっています。

さらに企業間取引(BtoB)においても、
環境への取り組みを調達条件として

重視する企業が増えており、
紙製緩衝材への移行は競争力の
強化にもつながっています。

今後の緩衝材はどう変わるのか

今後は、単に紙へ置き換えるだけではなく、
「必要最小限の資材で商品を守る」という
考え方がさらに広がると考えられています。

商品の形状に合わせて設計された
段ボール製インナーや、ハニカム構造を

活用した高強度の紙製クッション、
再生紙を利用した緩衝材など、
新しい製品も次々と開発されています。

また、包装設計そのものを見直し、
箱と緩衝材を一体化させることで
資材点数を減らす取り組みも進んでいます。

物流業界では、輸送効率の向上と
環境負荷低減を両立することが

重要なテーマとなっており、
紙製緩衝材はその中心的な役割を
担う存在として期待されています。

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管理人のまとめ

今回は、エアー緩衝材から段ボール緩衝材へ!
最近の緩衝材の紙化状況というお話でした。

エアー緩衝材は優れた保護性能を持つ一方で、
プラスチック使用による環境負荷が
課題となっています。

そのため近年では、段ボールやクラフト紙を
利用した紙製緩衝材への切り替えが急速に
進んでいます。

紙製緩衝材は、リサイクルしやすく環境に
優しいだけでなく、企業イメージの向上や

ブランド価値の強化にもつながる
資材として注目されています。

もちろん用途によってはエアー緩衝材が
適している場面もありますが、

紙素材の加工技術は年々進歩しており、
従来はプラスチックでしか

対応できなかった分野でも紙製品が
採用されるケースが増えています。

今後も持続可能な社会の実現に向けて、
緩衝材の紙化はさらに加速すると
考えられます。

梱包資材は単なる包装材ではなく、
企業の環境への姿勢やブランド価値を表す

重要な要素として、その役割が
ますます大きくなっていくでしょう。

エアー緩衝材から段ボール緩衝材へ
時代の流れなんですね!

(参考)
こんな記事も読まれています。

緩衝材の再利用!ほぼ未使用の紙なら捨てるのはもったいない
https://kamiconsal.jp/kansyouzaisairiyou/

包装紙を売ってる場所は?文具店、ホームセンター、100均
https://kamiconsal.jp/housousiutterubasyo/

スキット包装とは?パレットの上に紙を積み上げ梱包したもの
https://kamiconsal.jp/skithousou/

紙と物流
プロフィール
べぎやす

元製紙会社社員。
技術者として入社し16年間勤務する。
開発技術部門、営業管理部門、現場管理部門など様々な部署を転々としたあと独立。
紙に関するコンサルタントとして今に至る。

詳しい運営者情報はこちらからご確認いただけます。
>>https://kamiconsal.jp/profile/

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