コピー用紙は臭いがつきやすい?紙は多孔質なので吸着します!

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コピー用紙 臭い

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、コピー用紙は臭いがつきやすい?
紙は多孔質なので吸着します、というお話。

紙は無臭のイメージがありますが。

実際にはそうでもありません。

一般的なコピー用紙なんかだと
そんなに臭いはしないと思います。

しかし、印刷用紙でもコート紙は
結構薬品のニオイがするんです。

普通に接している分には
気にならないと思いますけど。

それはそうとして。

コピー用紙のような非塗工紙の場合。

紙表面はかなり多孔質。

活性炭というほどではないにしても
ある程度の分子が吸着するんです。

なので、ニオイの分子も吸着しやすい。

ということで。

この記事では、コピー用紙は臭いが
つきやすい、ということについて

管理人の調べたことを
お伝えしたいと思います。

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コピー用紙に限らず紙は臭いが付きやすい!

先程もお話しましたが。

実のところ紙は多孔質。

多孔質というのは簡単に言えば
小さな穴がたくさんあるということ。

紙はパルプ繊維が絡み合った
シートなので穴だらけなんです。

そして、そういう穴だらけの
ところには分子が吸着しやすい。

たとえば新聞紙もそうですよね。

ある程度の脱臭効果があるわけです。

新聞紙で巻いてニオイが移ったら
捨てて新しいものと取り替えるとか。

湿気なんかも同じこと。

紙が多孔質なので湿気が
紙に吸収されていく。

濡れたものを紙で拭きますよね?

多孔質のところに水が入るのも
ニオイが入るのも似たようなもの。

これはパルプ繊維の特性というよりは
紙の構造の特徴だと思います。

分子の吸着は化学的な反応というよりは
物理的に分子を捉える感じだそうですから。

それで。

こういうのって新聞紙だろうが
コピー用紙だろうが同じこと。

紙の中の穴の多さは種類によって
違いますが多孔質なのは変わらない。

なのでニオイの分子がくっつきやすい。

つまり、ニオイが移るということです。

そうそう、多孔質だと分子がくっつきやすい
というのは穴の中に入るというよりは

そういう多孔質のものは表面積が大きく
なるのでそこに分子が吸着するから。

そのあたりのお話はちょっとややこしい。

管理人にはよく分かりません。

いずれにしても。

例えばタバコを吸いながらコピーすると
コピー用紙にタバコのニオイが移る。

香水とかでも同じことです。

紙をおいていた部屋が独特のニオイなら
紙にそのニオイが移るということですね。

日本ではそういう強いニオイは嫌われるので
紙が臭いということはないと思いますけどね。

ニオイのつきにくい紙はどんな紙?

ここからは余談です。

ここまでコピー用紙は臭いが付く
というお話をしてきました。

コピー用紙に限らず非塗工紙
であれば臭いが付きやすい。

紙は多孔質、というのが理由でした。

では逆に臭いがつきにくい紙は?

これは表面を覆っている紙になります。

たとえばコート紙とかラミネート紙。

いずれも紙の表面を塗料とか
樹脂で覆っているわけです。

こういう構造になると紙の多孔質な
部分の穴がふさがってしまうわけです。

つまり臭いの分子が入りにくい。

コート紙でも塗工層が薄ければ
臭いは入りやすいでしょうが

塗工層が厚いと分子は入って
行きにくくなるということです。

ラミネートなんかだとそうとうバリヤが
ありますから簡単には入っていかない。

これは水なんかでも同じことですね。

ポスターやチラシの上に水が
こぼれてもすぐには浸透しない。

ラミネートなんかだったら弾きます。

表面を覆っているので分子が
入って行きにくいということ。

臭いが移らないというわけでは
ありませんが移りにくいです。

ちなみに。

コート紙の場合は薬品を使うので
コート紙独特のニオイがします。

そんなに強烈なニオイはしませんけどね。

使用している薬品もニオイはありますが
そこまで強烈なものはありません。

薬品として強烈なニオイが
するのはアンモニアですかね。

PH調整に使うんですけど。

でも基本的には塗料の乾燥工程で
飛んでしまうのでそこまでひどくない。

それ以外で現場でひどいなと思ったのは
デンプンとかラテックスが腐ったとき。

これは最悪です。

強烈な腐敗臭がします。

まあ、デンプンは微生物の
栄養になりますからね~

ラテックスは有機系の樹脂なんですが
それもそうとうな腐敗臭がします。

水が腐るといいますけど
そういうことなんでしょう。

これらの薬品、防腐剤入れてますが
それでも油断すると腐ります。

細菌ってどこからでも入ってきて
あっという間に繁殖するんですね。

そうならないように管理するのが
現場の仕事でもあるんですが。

管理人のまとめ

今回はコピー用紙は臭いがつきやすい?紙は
多孔質なので吸着しますというお話でした。

タイトルの通りコピー用紙のような
非塗工紙はニオイが付きやすいです。

新聞紙なんかもそうですね。

結局、水をよく吸い取るような紙は
小さな穴がたくさん空いている。

だから水でもニオイの分子でも
吸着しやすいということでしょう。

なので。

資料を作るときにタバコを吸いながら
コピーをするとかはあまりよくない。

タバコの臭いが紙に移るので。

日本ではそいうことを気にする人が
多いので特に注意が必要でしょう。

この記事が、コピー用紙に臭いが
付きやすい参考になればと思います。

紙を使う環境にも気をつけて下さいね!

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