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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
今回はフォーム用紙は出力用連続伝票のこと!
もう見ることはない?というお話。
管理人が会社に入社した頃。
今のようなインクジェット
プリンタはありませんでした。
とりあえずそういう印刷方式はある
と言う程度の認識だったですね。
当時、コンピュータからの出力は
ドットインパクトプリンタでした。
こんな感じだったんですかね。
エプソン 136桁 ドットインパクトプリンター VP-D1800
今から考えるとかなり大型。
これにインクリボンを装着して
上質のフォーム用紙に印刷する。
そういう時代だったんですね~
そのフォーム用紙、アマゾンに
いい感じの写真がありました。
こんな感じだったですね。
両端に穴が空いていて印刷が
ずれないようになってました。
紙には事前に罫線などが入っていて
名前や住所や伝票のデータが変化する。
そうやって伝票を作ってましたね~
フォーム用紙って箱から出さずに紙を
引っ張り出して印刷してそれをまた
箱に入れる感じになるんですが
印刷後、紙が崩れてはいけない。
作業性が悪くなりますからね。
ということはミシン目でキレイに
折り畳めないといけないし
紙厚が均一でなかったら斜めになって
崩れてしまうし、カールもNGになる。
紙の印刷適性はもちろん必要ですが
それ以上に作業性が重要でしたね。
なかなか厄介な紙だった記憶があります。
そうそう、プログラムを書いていた人も
フォーム用紙に印刷してチェックしてたか。
情報システム部には山のように
フォーム用紙がありましたから。
今ならインクジェットとかレーザーとか
そういうプリンタで印刷します。
当時ページプリンタもありましたけど
まだまだ気軽に印刷ではなかった。
で、そのフォーム用紙。
今となっては全く見ません。
もう使う理由がなくなったのか?
ということで。
この記事では、フォーム用紙は出力用
連続伝票のこと!もう見ることはない?
について
管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。
フォーム用紙が減った理由
フォーム用紙が減った理由。
だいたい想像はつくと思いますが。
一番大きいのはページプリンタですかね。
トナー式のプリンタやコピー機。
まずはこれが大きかったですね~
フォーム用紙って連続伝票ですけど
結局は切り離さないといけないわけで。
それにくらべてページプリンタの場合は
はじめからカット紙で手間がかからない。
そういう手間あ大きいでしょうね。
それからコピー用紙とかコピー機の
価格ダウンも大きかったと思います。
特にコピー用紙なんて出始めの頃は
特殊紙だったんですが今や安い紙。
むしろフォーム用紙のほうが
高くつくんじゃないでしょうか。
それから昔は電算室で大量出力
と言う感じだったと思いますが
今や各グループに1台プリンタがあって
好きなときに好きなだけ印刷する。
ネットが発達して集中していたものが
分散できるようになったのも大きい。
あとドットインパクトプリンタで
残っていたのは複写伝票でしょうか。
複数枚を同時に印刷するために
ノーカーボン紙を使って
ドットプリンタで圧を掛けて
印刷していたわけですが
これもページプリンタで同じものを
2枚出せばいいと言う話になった。
印刷時間がどうのこうのと言ってましたが
実際にはレーザーで2枚の方が速かった。
今でも一部手書きの伝票でノーカーボン紙が
残っていますがそろそろ消えるでしょうね。
手書きのサインもタブレットになったし。
フォーム用紙って紙としては結構面倒で
伝票になるならゴミやチリは厳しいし
パンチ穴からヒゲが出てはいけないので
パルプの繊維長も気にしないといけないし
ミシン目がキレイに折れないとダメだし
ストックした紙が崩れたらいけないし
普通の上質紙なら考えなくていいことまで
あれこれ考えないといけない紙でした。
そういうクレームが多かった気がしますね~
フォーム用紙は多様化しているらしい
管理人の感覚ではフォーム用紙は
終わってると思うんですが。
フォーム用紙の印刷屋さんはそうはいかない。
そういうところは伝票データの印刷
と言う部分を生かしているらしい。
つまりは顧客データを印刷するのなら
フォーム用紙でなくてもいいわけです。
たとえば圧着はがきを使った
ダイレクトメールとか。
使う紙は従来のフォーム用紙だけでなく
塗工紙でもインクジェット用紙もある。
フォーム用紙を印刷するというよりも
顧客データを活用する方向ですね。
こういうのは時代の変化なので従来と
同じことをやっていては潰れてしまう。
生き残るだけでも大変だなと思いますね~
管理人のまとめ
今回はフォーム用紙は出力用連続伝票のこと!
もう見ることはない?というお話でした。
フォーム用紙、昔はよく見たんですけど
今は滅多と見ることはありません。
残念ながら出力用の紙はコピー用紙に
完全に負けてしまったんですよね。
使う側としてはA4サイズにカットしている
紙のほうが使いやすかったということ。
それ用のプリンタも安くなった。
データの印刷と言う意味ではネットが
発達して誰でも簡単に印刷できる。
ついには手書き伝票がタブレットに
サインするとかペーパーレスになる。
本当に時代の流れなんだと思います。
フォーム印刷をしている会社は
「印刷」より顧客データの処理に
重点を置いた業務を開拓して
生き残らないといけないらしい。
そう考えると色々大変だなと。
決まりきった印刷をすればいい、
そういう時代は終わってしまった。
しかもそういう流れはこれから加速する。
フォーム用紙を見ていると
時代の変化を感じますね~
この記事が、フォーム用紙の
参考になればと思います。
フォーム用紙に限らず時代の変化に
翻弄される紙、色々ありますね!
(参考)
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