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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
今回はトイレットペーパーが柔らかい理由?
表面の細かいシワや凹凸、というお話。
管理人の記憶では。
子供の頃、田舎ではチリ紙でした。
最近見たことないですけど
販売はしてるらしいです。
ペット用にちょうどいいとか。
そのチリ紙ですけど、厚手で
ゴワゴワで肌触りは悪かった。
イメージはジャンプみたいな
漫画雑誌の本文用紙ですかね。
そうそう。
昔は水洗トイレでもないので
すぐ水に溶ける紙ではありません。
なので、今のティッシュペーパーと同じく
鼻をかんだり濡れたら拭いたりしてました。
なんにでも使っていた感じですかね。
そう考えると今とは全く違ってましたね~
それはそうとして。
今ではチリ紙を使う家庭はなくなって
ほぼトイレットペーパーになりました。
これも昔はもっとゴワゴワしてたし
肌触りも良くなかった気がします。
では今のような肌触りにするには
どんな工夫をしているのか?
ということで。
この記事では、トイレットペーパーが
柔らかい理由?表面の細かいシワや凹凸
について
管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。
トイレットペーパーが柔らかいのはクレープやエンボス加工
ゴワゴワでザラザラだったチリ紙が
トイレットペーパーになったんですが。
そのトイレットペーパーも昔は
やっぱりゴワゴワで硬かった。
ではなぜ今のように柔らかくなったのか?
それは「クレープ」や「エンボス」の
表面加工が大きいそうです。
管理人、パルプ自体の柔らかさが問題かと
思ってましたがそうでもないらしい。
特に表面性はこのクレープや
エンボスが重要なんだとか。
ではクレープ加工やエンボス加工とは何か?
簡単に言うと表面に凹凸を付ける技術。
まずクレープ加工なんですが。
ネットにあった説明はこんな感じ。
==ここから==
「巻き取りの回転速度」<「ドライヤーパートまでの回転速度」として、ドライヤーに刃を当てて紙を削り取ります。そうすると、紙にクレープ(しわ)ができ、軟らかい紙になります。 乾燥した後しわを付けるので「ドライクレープ」です。ティッシュペーパーやトイレットペーパーは、この製法で作ります。
==ここまで==
最後の巻き取るところで刃を当てながら
少しゆっくり巻き取る感じですかね。
管理人はクレープと言われたら
まずはスイーツを思いますけど。
日東ベスト フレンズクレープ(いちご) 35g×40個 冷凍
このスイーツも
- 焼いた際にできるこげ模様が縮緬(ちりめん)を連想させることからクレープ(「絹のような」という意味)と呼ばれるようになった
ということですからあながち
間違ってはいないのかも。
もう一つのエンボス加工。
分かりやすいのはキムタオルか。
クレシア キムタオル ブラウン ポリパック DIY 61040
これは表面に凹凸がついてますよね。
これで、拭き取ったときの液体の吸収性を
良くしたり柔らかくて破れにくなってます。
他にはこんなのも。
断熱 エンボス 紙コップ 白ムジ 260ml 50個入 SMP-260E AMZ260EMJ
これは紙コップですけど表面には
エンボス加工で凹凸をつけている。
手で持ったときに接触面積が少ないので
あまり熱くないということですね。
このエンボス加工というのは、
凹凸の型がついたロールで
紙を挟んで圧力をかけることで
形を付けるという方法です。
原理は単純ですが形状を自由に
設定できるのが強みでしょう。
専用ロールが必要なのでクレープ
よりもコストは掛かりますけど。
ここまで表面加工について見てきましたが
トイレットペーパーの肌触りも同じこと。
こういう凹凸の加工をすることによって
肌触りをコントロールしているわけです。
クレープをつけたりエンボスの形状を
工夫することで柔らかさの演出が出来る。
細かいところで工夫があるんですね~
トイレットペーパーが普及したのはいつ頃?
ここからは余談です。
冒頭でもお話しましたが。
管理人が子供の頃はチリ紙も多かったし
トイレットペーパーも硬かった記憶が。
それがいつの間にか柔らかい
トイレットペーパーになりました。
これがいつだったのか?
ちょっと気になったんですよね~
それで調べてみたんですが。
ネットで拾ったところでは、
==ここから==
紙は文化のバロメーターであるといわれた時代もありました。日本では現在,年間100万tほどのトイレットペーパーを生産しており,1人当たり年間8.04kgの使用量となっています。昭和48年(1973年)のオイルショックの時は,トイレットロールが19万t,ちり紙が29万tでした。これが逆転したのは昭和53年(1978年)になってからです。それまでは加工機が無かったのです。
==ここまで==
「トイレットペーパー」という論文の抜粋。
家庭紙史研究家という人のものです。
こんなの研究している人がいるんですね。
これによると昭和48年のオイルショックの
時点ではまだちり紙が優勢だったらしい。
管理人は小学生でした。
オイルショックではトイレットペーパーを
スーパーに買いに走る映像を見たなと。
でもその当時はまだちり紙が優勢だった
ということはあのパニックは何だった?
考えてみれば管理人の田舎の親戚は
まだチリ紙を使ってたわけだし。
もしかすると、なんですけど。
あのオイルショックで報道されて
そのおかげでトイレットペーパーが
認知されてチリ紙を使っていた人まで
トイレットペーパーを買ったのかも。
パニックの映像が宣伝になったのか?
もしもそうならピンチがチャンスに
なったということなんですけど。
いずれにしても。
昭和53年にチリ紙がトイレットペーパーに
逆転したということはこのあたりから
柔らかいトイレットペーパーが
普及し始めた感じなんでしょう。
管理人のまとめ
今回はトイレットペーパーが柔らかい理由?
表面の細かいシワや凹凸、というお話でした。
結論から言うと紙表面に凹凸をつけて
柔らかさを演出するということでした。
表面の凹凸はクレープとかエンボス。
そういう加工をするんですね。
凹凸を付ければ伸縮性が出るし
肌との接触面積も変わってくる。
柔らかさや肌触りをコントロールできる。
そういうことだそうです。
あと、トイレットペーパーの
普及時期についてもお話しました。
実は昭和48年のオイルショックでは
まだちり紙の方が多かったんですね。
あんなにパニックになって
トイレットペーパーを買ったのに。
その5年後の昭和53年にちり紙と
トイレットペーパーが逆転。
そこからはちり紙はどんどん減って
トイレットペーパーに代わっていった。
水洗トイレが増えて、製造設備も増えて。
時代の流れなんでしょうね。
そういえば。
トイレットペーパーの長尺化も進んでます。
こんなのとか。
パルプ 消臭機能 国内最長級 300m 長もち 防災 備蓄 なが~くなが~く使える6倍巻きMAX300m シングル 2R まとめ(2個セット)計4ロール
従来の6倍巻きらしい。
それでも柔らかさは維持していると。
表面加工の工夫もあるんでしょうね~
考えてみれば。
管理人の子供の頃、田舎ではチリ紙でしたが
そのちょっと前は新聞紙を切ってたらしい。
捨てるものにコストは掛けなかった。
それが今ではお金を出して
トイレットペーパーを買う。
生活が衛生的で豊かになりましたが
本当に必要な生活費だったのか?
管理人、ちょっと考えてしまいました。
まあ、今更不便な昔には戻れませんけど。
この記事が、トイレットペーパーが
柔らかい理由の参考になればと思います。
トイレットペーパー、大事に使って下さいね!
(参考)
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