なぜ変わる?過剰包装規制で身近な商品がどうなるか解説!

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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、なぜ変わる?
過剰包装規制で身近な商品がどうなるか解説!
というお話。

近年、「過剰包装」という言葉をニュースや
スーパーなどで目にする機会が増えました。

お菓子の箱が小さくなったり、
プラスチック製のスプーンが
付かなくなったり、

「以前と比べて包装が変わった」と
感じた人も多いのではないでしょうか。

こうした変化の背景には、
世界的に進む環境保護への取り組みや、

プラスチックごみ削減を目的とした
法整備があります。

企業も環境負荷を減らすため、
包装材の見直しを積極的に進めています。

しかし、

「包装が減る=不便になる」

とは限りません。

包装を工夫することで資源を節約しながら
商品の品質を維持したり、

リサイクルしやすくしたりする
技術も進化しています。

ここでは、過剰包装とは何かをはじめ、
規制が強化される背景、

私たちの身近な商品がどのように変わるのか、
メリット・デメリット、今後の展望まで
詳しく解説します。

ということで。

この記事では、なぜ変わる?
過剰包装規制で身近な商品がどうなるか解説!
について

管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。

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過剰包装とは?まずは意味を知ろう

過剰包装とは、本来必要以上に包装材を
使用している状態を指します。

例えば以下のようなケースが代表例です。

  • 商品に対して極端に大きな箱を使用している
  • ビニール袋を何重にも重ねている
  • 化粧箱・中箱・個包装が何層にもなっている
  • 見た目を豪華にするためだけの包装が多い

もちろん包装そのものは非常に重要です。

  • 商品を保護する
  • 衛生状態を維持する
  • 輸送中の破損を防ぐ
  • 賞味期限を延ばす
  • 商品の情報を表示する

このような役割があるため、
「包装をゼロにする」という
考え方ではありません。

必要な包装は残しつつ、
無駄な包装を減らすことが
過剰包装対策の目的です。

なぜ過剰包装が問題になっているのか

最大の理由は、プラスチックごみの増加です。

世界では毎年大量の
プラスチック廃棄物が発生し、

その一部は海へ流れ込み、
海洋汚染や生態系への
悪影響を引き起こしています。

また、包装材を製造する際には
石油資源やエネルギーを消費します。

焼却処分すれば二酸化炭素(CO₂)も
排出されるため、地球温暖化対策の
観点からも包装材の削減が求められています。

さらに、日本では家庭ごみの中でも
容器包装ごみが大きな割合を占めています。

自治体では分別回収を進めていますが、
回収・運搬・リサイクルにもコストが

かかるため、最初からごみを減らす
「リデュース(Reduce)」の考え方が
重視されるようになっています。

日本で進む過剰包装対策と規制

日本では、包装を直接禁止する法律は
多くありませんが、資源循環を目的とした
さまざまな制度が整備されています。

プラスチック資源循環促進法

2022年に施行されたこの法律では、
企業に対してプラスチック使用量の削減や
再利用を促しています。

コンビニでスプーンやフォークを
「必要ですか」と確認されるように
なったのも、この流れの一つです。

容器包装リサイクル制度

家庭から出る包装材を分別・回収し、
リサイクルする仕組みです。

企業にもリサイクル費用の
負担が求められているため、

包装材を減らすほど
コスト削減にもつながります。

SDGsへの取り組み

近年は法律だけでなく、
企業の自主的な取り組みも活発です。

  • 紙包装への変更
  • 植物由来プラスチックの採用
  • 詰め替え商品の拡充
  • リサイクル素材の活用

こうした取り組みは企業イメージの
向上にもつながるため、
多くのメーカーが積極的に進めています。

身近な商品はどのように変わるのか

実際に私たちが購入する商品の包装は
少しずつ変化しています。

お菓子

以前は箱の中にさらにトレーがあり、
その中に個包装された商品が並ぶケースが
一般的でした。

最近ではトレーを廃止したり、
箱そのものを小型化したりする商品が
増えています。

また、外箱を紙だけにして
プラスチック使用量を削減する
メーカーも増えています。

コンビニ商品

レジ袋の有料化以降、
プラスチック製カトラリーの
提供方法も変化しました。

必要な人だけが受け取る方式になり、
年間では非常に多くのプラスチック削減に
つながっています。

飲料

ペットボトルのラベルを
簡単にはがせる製品や、

ラベルそのものをなくした
「ラベルレス商品」が急速に普及しています。

通信販売ではケース販売を中心に
ラベルレス商品が人気となっており、
ごみの分別もしやすくなっています。

日用品

洗剤やシャンプーでは詰め替え用が
一般的になりました。

最近では、さらに包装材を減らした
大容量タイプや紙製パッケージの商品も
登場しています。

過剰包装が減ることで得られるメリット

包装材の削減は環境保護だけでなく、
企業や消費者にもさまざまな
メリットをもたらします。

ごみの量が減る

最も分かりやすいメリットは、
家庭から出るごみが少なくなることです。

例えば、お菓子の外箱や
プラスチックトレーがなくなるだけでも、
ごみ箱の容量には大きな違いが生まれます。

特にプラスチックごみは
軽い反面かさばりやすいため、

包装がシンプルになることで家庭での
保管や分別もしやすくなります。

資源の節約につながる

包装材には紙・プラスチック・
アルミ・インク・接着剤など、
さまざまな資源が使われています。

包装を見直すことで、
原材料の使用量だけでなく

製造時のエネルギーや輸送時の燃料も
削減できます。

これにより、二酸化炭素(CO₂)の
排出量削減にもつながります。

輸送効率が向上する

商品のサイズや重量が小さくなることで、
一度に運べる商品の数量が増えます。

トラックやコンテナに積載できる数が
増えれば輸送回数を減らせるため、

物流コストの削減や環境負荷の
軽減にも効果があります。

近年はEC市場の拡大により
宅配便の利用が増えているため、

包装の見直しは物流業界でも
重要なテーマとなっています。

企業のコスト削減

包装資材は決して安いものではありません。

箱や袋、緩衝材、印刷費などを削減できれば、
企業にとっては製造コストを抑えられる
可能性があります。

その結果、価格を据え置きながら
品質改善に投資したり、

新商品の開発に費用を回したりできる
ケースもあります。

過剰包装を減らすことによるデメリットや課題

一方で、包装を減らせば良いことばかり
というわけではありません。

商品の種類によっては包装が
重要な役割を果たしているため、
削減には慎重な判断が必要です。

商品の破損リスクが高まる

包装材には輸送中の衝撃を
吸収する役割があります。

ガラス製品や陶器、精密機器などでは
緩衝材を減らし過ぎると破損率が高くなり、
かえって廃棄ロスが増える可能性があります。

包装を減らした結果、商品そのものが
使えなくなってしまっては、本末転倒です。

食品の鮮度維持が難しくなる場合もある

食品包装には酸素や湿気を防ぎ、
品質を維持する役割があります。

包装を簡略化し過ぎると
賞味期限が短くなったり、

輸送中に品質が低下したりする
恐れがあります。

そのため、食品メーカーでは薄くても
高性能なフィルムやバリア素材など、
新しい包装技術の開発が進められています。

高級感が薄れることもある

贈答品や高級菓子では、
包装そのものが商品の価値を
高める要素になっています。

化粧箱やリボン、
包装紙などが簡略化されると、

特別感が物足りないと
感じる人もいるでしょう。

最近では、豪華さを維持しながらも
リサイクルしやすい紙素材を採用するなど、

環境への配慮とデザイン性を
両立させる工夫が増えています。

消費者の理解が欠かせない

包装が簡素になると、

「安っぽくなった」
「内容量が減ったのでは」

と誤解されることがあります。

企業は包装変更の目的を
分かりやすく伝えることが重要です。

近年ではパッケージに

「環境配慮のため包装を見直しました」

といった説明を記載する商品も増えており、
消費者の理解を得る取り組みが進んでいます。

海外ではさらに厳しい規制が進んでいる

過剰包装対策は日本だけの
取り組みではありません。

世界各国でも資源循環や脱プラスチックを
目的とした規制が年々強化されています。

ヨーロッパ

EUでは包装廃棄物の削減を目的として、
包装材そのものの削減や再利用可能な
容器の普及が進められています。

使い捨てプラスチック製品の規制も進み、
飲食店や小売店ではリユース容器の利用が
広がっています。

アメリカ

州ごとに取り組みは異なりますが、
プラスチック製レジ袋の規制や

発泡スチロール容器の使用制限を
導入する地域が増えています。

リサイクルしやすい単一素材の
包装へ切り替える企業も多く、
循環型社会への移行が進んでいます。

アジア各国

中国や韓国などでも過剰包装を
抑制する制度が整備されつつあります。

商品の空間率や包装コストに
基準を設けるなど、

日本より具体的なルールを
設けている国もあり、

今後は国際的な基準づくりが
さらに進むと考えられます。

こうした世界的な流れを受け、
日本企業も海外市場を見据えて
包装の見直しを進めるケースが増えています。

今後の過剰包装はどう変わっていくのか

今後は、単純に「包装を減らす」
という考え方から、

「必要な機能を維持しながら
環境負荷を最小限にする包装」

へと進化していくと考えられます。

すでに多くのメーカーでは、
紙素材や植物由来プラスチック、

再生プラスチックなどの環境配慮型素材を
積極的に採用しています。

また、使用後にリサイクルしやすいよう、
異なる素材を組み合わせる複合包装から、
単一素材への切り替えも進んでいます。

さらに、包装設計そのものを
見直す動きも加速しています。

商品の形状や配送方法を
工夫することで緩衝材を減らしたり、

箱のサイズを最適化したりすることで、
資源の使用量だけでなく輸送効率の向上も
期待されています。

EC市場の拡大に伴い、
配送用ダンボールの適正サイズ化や
再利用できる梱包資材の開発も進んでいます。

従来は商品ごとに異なるサイズの箱を
使用していましたが、AIを活用して

最適な箱を選定する物流システムも
登場しています。

また、包装に印刷されたQRコードから
商品の説明書やキャンペーン情報を

確認できるようにし、紙の説明書やチラシを
削減する取り組みも広がっています。

包装は「商品を包むもの」だけでなく、
「情報を伝えるツール」としても
進化し続けています。

消費者に求められる意識の変化

過剰包装対策は、企業だけが取り組めば
よいものではありません。

消費者の行動も大きく関わっています。

例えば、
マイバッグやマイボトルを利用したり、

必要以上の使い捨てカトラリーを
受け取らなかったりすることも、
包装材の削減につながります。

また、詰め替え商品やラベルレス商品、
簡易包装の商品を積極的に選ぶことで、

企業の環境配慮への取り組みを
後押しすることにもなります。

近年では、

「環境に優しい商品だから選ぶ」

という価値観も広まりつつあります。

商品の価格やデザインだけでなく、
包装の工夫や環境への配慮も購入時の
判断基準の一つになり始めています。

よくある質問(FAQ)

過剰包装は法律で禁止されているのですか?

日本では過剰包装そのものを一律に
禁止する法律はありません。

ただし、プラスチック資源循環促進法などを
通じて、包装材の削減や資源の有効活用が
推進されています。

包装が減ると商品の品質は落ちませんか?

必要な保護性能や衛生面は維持したまま
包装を見直すことが基本です。

そのため、多くの商品では品質を保ちながら
包装材だけを削減する工夫が行われています。

ラベルレス商品にはどんなメリットがありますか?

プラスチック使用量を減らせるだけでなく、
ごみの分別がしやすくなる点もメリットです。

ケース販売の飲料などでは
特に人気が高まっています。

紙包装なら環境に優しいのでしょうか?

紙はリサイクルしやすい素材ですが、
製造時には資源やエネルギーを使用します。

そのため、

「紙だから必ず環境に優しい」

とは言い切れず、適材適所で
素材を選ぶことが重要です。

通販の梱包が大きすぎるのはなぜですか?

商品の保護や配送システムの都合、
安全性の確保などが理由です。

ただし、近年は商品サイズに合わせた梱包や、
緩衝材を減らす取り組みが進んでいます。

過剰包装がなくなると価格は安くなりますか?

包装コストが下がる可能性はありますが、
原材料費や物流費、人件費などさまざまな

要因が価格に影響するため、必ずしも
商品の価格が下がるとは限りません。

贈答品でも簡易包装になるのでしょうか?

贈答用では高級感や見栄えも重要です。

そのため、環境に配慮した素材を使いながら、
品質やデザイン性を維持する包装が
増えています。

今後さらに規制は厳しくなるのでしょうか?

世界的な環境保護の流れを考えると、
資源循環や脱プラスチックへの
取り組みは今後も進むと予想されます。

企業にはより効率的で環境負荷の少ない
包装設計が求められるでしょう。

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管理人のまとめ

今回は、なぜ変わる?
過剰包装規制で身近な商品がどうなるか解説!
というお話でした。

過剰包装規制は、単に包装を
減らすことが目的ではありません。

限りある資源を有効活用し、
ごみの削減や環境負荷の軽減を実現しながら、

商品の品質や安全性を
維持することが本来の目的です。

実際に、お菓子や飲料、日用品、
コンビニ商品など、私たちの身近な商品でも
包装の見直しが着実に進んでいます。

ラベルレス商品や紙製パッケージ、
詰め替え商品の普及は、
その代表例といえるでしょう。

一方で、包装には商品の保護や衛生管理、
輸送時の安全確保など重要な役割もあります。

そのため、

「できるだけ減らす」

のではなく、

「必要な機能を維持しながら無駄をなくす」

という考え方が今後ますます重要になります。

環境配慮型の素材やリサイクル技術、
包装設計は今後も進化を続けると
考えられます。

過剰包装規制は企業だけの課題ではなく、
消費者の選択や日々の行動も

大きく関わるテーマであり、
持続可能な社会を実現するための
重要な取り組みの一つとなっています。

過剰包装、上手く解決してほしいですね!

(参考)
こんな記事も読まれています。

スキット包装とは?パレットの上に紙を積み上げ梱包したもの
https://kamiconsal.jp/skithousou/

包装紙を売ってる場所は?文具店、ホームセンター、100均
https://kamiconsal.jp/housousiutterubasyo/

エアー緩衝材から段ボール緩衝材へ!最近の緩衝材の紙化状況
https://kamiconsal.jp/airkansyouzaidanborukansyouzai/

紙と物流
プロフィール
べぎやす

元製紙会社社員。
技術者として入社し16年間勤務する。
開発技術部門、営業管理部門、現場管理部門など様々な部署を転々としたあと独立。
紙に関するコンサルタントとして今に至る。

詳しい運営者情報はこちらからご確認いただけます。
>>https://kamiconsal.jp/profile/

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