段ボールパレットのメリット?通関が楽でリサイクルも簡単!

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段ボールパレット メリット

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、段ボールパレットのメリット?
通関が楽でリサイクルも簡単!というお話。

管理人は段ボールパレットを
使ったことはないんですが。

パレットを段ボールで作るって
大丈夫なのか?と思いますよね。

本当にこんなものに物を載せていいのか?

それで、調べてみると。

もちろん耐荷重というのがあるので
重すぎるのは駄目なんですけど

荷重を選んで使えば
十分使えるんだとか。

ではそのメリットはどうなるのか?

ということで。

この記事では、段ボールパレットのメリット?
通関が楽でリサイクルも簡単!について

管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。

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段ボールパレットのメリット。通関で燻蒸が不要

段ボールパレットのメリットとして
通関で燻蒸が不要というのがあります。

燻蒸というのは、

==ここから==

燻蒸(くんじょう、英: Fumigation)とは、主に害虫駆除や防カビ・殺菌の目的で、気体の薬剤を対象に浸透させる方法。

==ここまで==

ということなんですが。

木製のパレットの場合、虫がつくんですよね。

元々木なんだから虫くらいつくだろう
と思うんですがこれが輸出で大問題。

日本の昆虫が外国に行くと
生態系が乱れることになる。

逆でも問題になりましたよね?

最近だとヒアリでしたか。

2017年に中国からの貨物で見つかったとか。

刺されるとアナフィラキーショックで
亡くなる場合もあるという怖いアリ。

まあここまで大事でなくても
昆虫がいるのはかなりまずい。

なので輸出用の木製パレットは
燻蒸が必要になるんですよね。

輸出に使う木製パレットは燻蒸証明が必要。

しかし。

プラスチックパレットやアルミパレット
そして段ボールパレットは燻蒸が不要。

倉庫に保管されているあいだに虫混入
というのはあるかも知れませんが。

いずれも生きた昆虫が
入る可能性が低いので。

そして。

この燻蒸処理というのが結構面倒。

それにコストがかかる。

なので。

管理人の経験では輸出にはプラパレを
使っているところも多かったですね。

輸出の場合大抵はワンウェイで
パレットが戻ってこない。

ですから安い木製パレットを使いたい。

しかしそうすると燻蒸が必要になって
手間とコストがかかってしまう。

だから仕方なくプラパレを使う。

こういう感じでした。

ただですね。

こういうときに荷物が軽いなら
段ボールパレットが使える。

これなら安いし輸出先でも
古紙として処分できるし。

なにより通関が楽になる。

これは結構メリットがあると思いますね~

段ボールパレットのメリット。リサイクルも簡単

もうひとつ段ボールパレットのメリット。

リサイクルが簡単ということですね。

なんだかんだ言っても段ボールですから
普通に段ボール古紙として処理できる。

ところが。

木製のパレットやプラスチックパレットは
産業廃棄物として処分する必要がある。

これが結構面倒なんですよね。

こういう産廃にはマニフェストの
書類を作成しないといけないし。

特定の産廃業者に頼まないといけないし。

でも段ボールパレットだと
そんなことは考えなくていい。

普通に段ボール古紙で処分できるし
最悪燃えるゴミで出してもいい。

廃棄のことに気を使わなくていいというのは
何かとメリットがあると思うんですよね~

段ボールパレットは耐荷重に注意

ここまで段ボールパレットの
メリットをお話しました。

しかしながら。

誰でも考えるのが耐荷重ですよね。

紙で大丈夫なのか?

管理人もこれに関しては気になるところ。

それで調べてみると。

段ボールパレットは5トン程度
木製パレットは数十トンだとか。

やっぱり木製パレットのほうが
耐荷重は圧倒的に有利なんです。

ただし、段ボールパレットでも
十分使える仕事はあるはず。

たとえば。

ティッシュペーパーの
輸送に使うパレットとか。

どう見ても5トンは乗らない。

つまり比重の軽い荷物なら
だいたい使えるのでは?

木製パレットを使うのは
過剰品質だと思うんです。

管理人としては。

もうちょっと段ボールパレットが
普及してもいいように思いますね~

管理人のまとめ

今回は段ボールパレットのメリット?
通関が楽でリサイクルも簡単!
というお話でした。

段ボールパレットは燻蒸処理が
不要なので通関が楽になる。

また段ボールなので古紙処理ができて
廃棄が簡単にできるということ。

いずれも結構なメリットだと思います。

ただし。

物流業界も変革はなかなか大変で
決まったパターンは変わらない。

これまで木製パレットでOKだったら
そのまま木製パレッとを使うし

プラスチックパレットでOKなら
プラパレを使い続ける感じです。

なので、多少のメリットがあっても
簡単は段ボールパレットにはならない。

開発されてずいぶん経過するのに
普及がそれほどでもないのは

現状を変えない力がまだまだ
強いということなんでしょう。

色々メリットがありますけど
一筋縄では行かないんでしょうね~

この記事が、段ボールパレットの
メリットの参考になればと思います。

段ボールパレット、
増えるといいですね!

(参考)
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