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紙の厚さで品質はどう変わる?強度、不透明度、バリア性など

紙 厚さ 品質

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は紙の厚さで品質はどう変わる?
強度、不透明度、バリア性など
というお話。

紙の厚さが色んな品質に影響する。

当然のことですけど。

どの程度影響するのかは難しいですが
何に影響するのかは大体わかります。

なのでそういう品質について
少しお話してみようかなと。

ということで。

この記事では、紙の厚さで品質はどう変わる?
強度、不透明度、バリア性など、について

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

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紙の厚さで品質はどう変わるのか?

紙の厚さで何が変わるのかを思いつくままに。

紙の厚さで変わる品質。「強度」

まずは「強度」ですね。

単純に紙の強さです。

これは分かりやすい。

1枚の紙、2枚の紙と増やしていけば
そのうち手では破れなくなる。

昔、電話帳を破るという力自慢が
ありましたがあれがまさにそれ。

紙1枚なら簡単に破れても
何百枚も重ねると無理になる。

つまり、ペラペラのコピー用紙より
画用紙の方が丈夫だというわけです。

そんなこと当たり前なんですけど
コストダウンを考えるとそうでもない。

少しでも薄いほうが紙は軽くなって
重量で売る場合は支払う金額は減る。

そうすると品質基準をクリアしないのに
ごまかして薄くしようとするわけですよ。

品質設計上必要だからその厚さなのに
無理して薄くしようとして失敗する。

雑誌の表紙が薄くて破れる程度なら
いいですが米袋が破れたら悲惨です。

機能が必要な紙の場合、厚さの変更は
大きな問題を引き起こすので慎重に。

紙の厚さで変わる品質。「不透明度」

紙は薄いもの。

なので向こうが透けて見えることもある。

それがどの程度なのかの指標が不透明度。

これも紙の厚さで大きく変わります。

直感的に分かりますよね?

紙が厚くなるほど向こうは見えなくなる。

管理人が担当した印刷用紙では
とても重要な指標の一つでした。

特に薄い紙。

今ではもう見かけなくなりましたが
就職雑誌とか学校案内のような雑誌。

新聞紙とか電話帳もそうですね。

紙の1枚がとても薄いので透けて見える。

こちらとしてはそうならないような
品質設計をして提示するんですが

コストを安くということで
紙をさらに薄くするわけです。

管理人が仕事をしていた頃はバブルで
広告はものすごくあったんです。

1枚の紙を薄くすればページが
増えても雑誌がかさばらない。

そういう理由でも紙を薄くでしたね~

新聞紙もそう。

当時はページ数が多くなると重いので
紙を薄く軽くしてくれということでした。

もうイケイケでしたから。

今のように廃刊寸前なんて思いもよらない。

新聞配達員がちょっとでも楽できるように
新聞紙を軽くしてくれって言ってましたね~

それはそうとして。

この不透明度の問題も厄介。

内添薬品で不透明度向上剤はあるんです。

酸化チタン、Uパール、ビリトンクレーなど。

しかしそんな薬品を使うくらいなら
米坪を上げて紙厚が増えたほうが安い。

コストダウンのために紙を薄くという場合は
だいたい同じ紙で実質値下げをしてましたね。

米坪66.9g/㎡のものと同じ不透明度で
米坪64g/㎡にしてくれという要求なら

難しいことはせずに同じ製品の
表示米坪だけ変更して販売する。

技術的にはバカみたいな話ですが
現実的にはこれが一番マシでした。

正直言って要求品質のものが
出来なかったんですよね。

色々小細工しましたけどむしろ
コストが上がって何してるのか?

そんな感じでした。

結局基本品質に関わることは
あまりうまく行かないんです。

他社と比較してどうこうというのはありますが
パルプもマシンも違えば違うのが当たり前。

同じものを作れと言われても出来ない。

まあそんなことを言ったら怒られるので
適当にごまかしてやってましたけどね~

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紙の厚さで変わる品質。「バリア性」

これも直感的に分かる話ですが。

紙が厚ければバリア性が上がる。

空気を通しにくくなるとか
薬品の含浸量も変わってくる。

もちろん複合材料にしてラミネートしたり
アルミ箔を貼合したほうがいいですが、

紙そのものの厚さというのも
いくらかは寄与してきます。

紙そのものにバリア性を求められるのは
今はずいぶん少なくなったと思います。

今だとワックスペーパくらいでしょうか?

これも薄いほうが安く出来るけど
ある程度の厚みが必要かなと。

もしもそういう用途があるなら厚みも
気にしたほうがいいのかも知れませんね~

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管理人のまとめ

今回は紙の厚さで品質はどう変わる?
強度、不透明度、バリア性などという
お話でした。

紙の厚さは品質の中でも最重要。

影響するのは強度、不透明度
バリア性などがあります。

剛度とか平滑度も変わりますね。

剛度は高くなりますし
平滑度は低くなりやすい。

まあ平滑度の場合はカレンダー条件で
調整するからなんとも言えませんが。

紙が厚ければ強くなるし不透明度も
バリア性も上がるのは当然ですが

当たり前のことだけにそれを
覆すことは相当難しいです。

コストダウンのために薄くしたいとしても
品質と折り合わない事が多かったですね~

この記事が、紙の厚さと品質の
関係の参考になればと思います。

紙の厚さ、気にしてみて下さいね!

(参考)
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