紙に書くと覚えるのは?出来事は物語として記憶されやすい!

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紙 書く 覚える

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、紙に書くと覚えるのは?
出来事は物語として記憶されやすい!
というお話。

管理人、覚えるときには紙に書きます。

子供の頃からそうなんですよね。

というか。

子供の頃は覚えたいなら
読んで紙に書くしかない。

今のようにスマホもパソコンもない。

だいたい、ビデオどころか
カセットテープもなかった。

今とは全く違うんですよね~

今なら紙に手で書かなくても画面で
見ている文章を読み上げてくれる。

消化する効率はとてもいいわけです。

ただし。

それで本当に頭に入るのかは別問題。

実際のところっどんなものなのか?

ちょっと気になったので調べてみました。

ということで。

この記事では紙に書くと覚えるのは?
出来事は物語として記憶されやすい!
について

管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。

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紙に書くと覚えやすいのはエピソード記憶だから

記憶について考える前に、まずは読解力という観点からも触れておきたいと思います。

この点に関しても、紙で読むのが良いのか、それともデジタルデバイスで読むのが良いのかという議論が長く続いています。

管理人がいろいろと情報を調べてみた結果、やはり明確な結論を出すのは難しいというのが実情のようです。

ただし、ある程度の年齢に達している人の場合、紙のほうが読解には向いているという意見が多いように思われます。

たとえば管理人のように中年世代、いわゆる「おっさん」と言われる年代にとっては、やはり紙で読むほうが頭に入りやすいという実感があります。

一方で、物心ついたときからテレビゲームやパソコン、そしてスマートフォンなどのデジタルデバイスが身近にある世代。

このようなデジタルネイティブな人たちにとっては、紙に特別なこだわりを持たないのではないかとも思います。

最近では、ディスプレイで読んでも紙で読んでも、理解度や読解力にそこまで大きな差はないという研究結果も見られます。

ですので、将来的には読解という面では、どちらを使っても大差ないという時代がくるのかもしれません。

ただし、記憶の定着ということになると、少し事情が異なってくるようです。

つまり、情報を覚えたり定着させたりする際には、どうやら「手書き」のほうが効果的であるという話があります。

なぜなら、その理由として「エピソード記憶」という人間の記憶システムが関係しているからだそうです。

それでは、エピソード記憶とは一体何なのでしょうか。

このエピソード記憶について、ウィキペディアには以下のように説明されています。

==ここから==

エピソード記憶(エピソードきおく、episodic memory)とは、宣言的記憶の一部であり、イベント(事象)の記憶である。エピソード記憶には、時間や場所、そのときの感情が含まれる(感情は記憶の質に影響する)。自伝的記憶はエピソード記憶の一部である。エピソード記憶は意味記憶(事実と概念に関する記憶)と相互に関連している。エピソード記憶は物語にたとえることができる(Tulving, 1972)。

==ここまで==

つまり、エピソード記憶とは、ある特定の出来事や体験と結びつけて記憶するというものです。

たとえば、非常に感動的な体験や印象深い出来事があると、それがいつまでも記憶に残るというのがこれに当たります。

このように、感情や状況とともに記憶されるため、記憶の定着に深く関わるのです。

そして、実は「手書きで書く」という行為も、それに似た効果をもたらすとされています。

単に画面上の文字を目で追うだけではなく、頭で理解しながら手を動かして文字を書くという経験が、記憶により深く残るのです。

このとき、書いている場所や時間、周囲の状況など、さまざまな要素が一緒に記憶されることで、あとから思い出しやすくなると考えられます。

たとえば、漢字を覚えるときのシーンを思い出してください。

自分の部屋の机で黙々と書き取りをしたのか、あるいは家族がいる居間のテーブルでやったのか。

また、そのときの時間帯が昼だったのか夕方だったのか。

使っていたノートの種類や、書いていた筆記具が鉛筆だったのか、シャーペンだったのかなど。

こうした細かい周辺情報も含めて記憶されることで、後から思い出すときのヒントになります。

そしてさらに言えば、身体を動かすという行為そのものが、記憶の定着に重要な役割を果たしているようです。

スポーツなどでも「体が覚えている」という表現がありますが、それと同様に、実際に手を動かして練習したことは強く記憶に残ります。

記憶という面においては、こうした五感や運動を伴った体験がとても大切なのではないかと考えられます。

紙に書くのは結局効率的?

ここまで、「紙に書くと覚えやすい」という点について、いろいろと見てきました。

正直なところ、紙に手で文字を書くという行為は、効率的とは言い難い部分もあります。

特に忙しい現代においては、時間をかけてノートに書くことが非効率に感じられるかもしれません。

しかし、あらためて調べてみると、本当に記憶に定着させたいのであれば、やはり書いたほうが効果が高いという結果が多いのです。

たとえば管理人は、日頃からパソコンを使って文章を書いているのですが、いざ漢字を書こうとすると書けないことが多くあります。

読めるけど書けない、というのはまさにその典型です。

つまり、「紙に書くことで覚える」というのは、こうした現象と深く関係しているのだと感じます。

もちろん、現代では音声入力で文字を打ち込めるようになり、そもそも書く機会が減っています。

そのため、漢字や文章を一字一字手で書く必要があるのかという疑問も出てくるかもしれません。

しかし、その便利さの裏で、記憶における重要な要素が失われてしまっている可能性もあるのです。

一度目にしただけ、あるいは耳で聞いただけで記憶できるというのは、ある意味で「天才」の領域。

私たちのような普通の人間にとっては、やはり何度も手を動かして一文字ずつ書いて覚えるという方法が、最も記憶に残る効果的な手段だといえるのではないでしょうか。

結局のところ、時間がかかっても地道に書いて覚えるというプロセスが、記憶には一番効率的なのかもしれませんね。

管理人のまとめ

今回は紙に書くと覚えるのは?
出来事は物語として記憶されやすい!
というお話でした。

物を覚えるときには紙に書く。

昔ながらの方法ですが効果的なんですね。

特にそこに物語があれば覚えやすい。

エピソード記憶になるでしょうか。

いつ、どんな場所でどんな紙に
何を使って書いたのかを記憶する。

そうすれば思い出す手がかりが
増えるし記憶もしやすいわけ。

それから手を動かすのも重要。

何度も書いていれば「手が覚えている」。

本当に大切なことはこうやって
ひとつひとつ覚えた方がいい。

分かった気になって出来なかった
というのではかえって時間の無駄。

効率より効果を重視したほうが
結局効率的になるのでしょう。

この記事が、紙に書くと覚える
ことの参考になればと思います。

書いて覚える、上手くやって下さいね!

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