CDジャケットの厚みはいくら?自作するなら紙はコレ!

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CDジャケット 厚み

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回はCDジャケットの厚みと
自作するときに使う紙のお話。

音楽も配信が当たり前になって
CDが売れないと言われて久しいです。

管理人も昔はCD買いましたが
今やYouTubeやニコ生で十分。

ゲームやソフトもダウンロード配信なので
CDの出番はますます少なくなりました。

それでも何かの記念に買ったものとか
プレゼントなんかだとCDの方がいい。

どんなに良い映像だったとしても
URLもらうだけなんて味気ないし。

ユーチューバーなんていわなくても
動画をアップするだけじゃなくて

パッケージにもしてみたい
という人もいるだろうと思います。

個人的に作るならPCとCD本体と
ケースがあればいいんですが

せっかくですからCDジャケットも
オリジナルで作りたい。

管理人は元製紙会社社員ですから
そのときに使う紙が気になります。

ということで。

この記事ではCDを作るときに使う
CDジャケットの紙の厚みや

個人が作るならどんな紙を
使うのが良いかなど

管理人なりに調べて
お伝えしたいと思います。

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CDジャケットの紙の厚みについて

一般的に販売されている
CDジャケットに使われる紙はコート紙。

品種はA2コート紙127.9g/㎡、
厚みは約105μmというのが多いです。

ここで言う「A2」というのは
コート紙のグレードのことです。

コート紙にはA1、A2、A3と
グレードで分類されていて、

A2はカタログやパンフレットに
使われることが多いです。

127.9g/㎡というのは米坪で、
紙1㎡当たりの重さを表します。

この米坪はA2グレードとしては
中間的でよく使われるものです。

紙厚は厚すぎもせず薄すぎもせず、
印刷上がりも可もなく不可もない。

色々書きましたが、
CDジャケットに使われている紙は

ようするにお手頃で
使いやすいものということです。

なお厚みは約105μmと書きましたが
これは銘柄によって異なります。

とはいえ実用上問題になるほどの
差はありません。

それから米坪127.9g/㎡の連量は、
四六判(788x1091mm)で110kg。

連量は決まった寸法の
紙1000枚の重さです。

CDジャケット用の紙 個人ならインクジェット用紙がおすすめ

ここまでお話したとおり
CDジャケットに使われる紙は

A2コート紙127.9g/㎡が多いですが、
これは商業的なもの。

印刷はオフセット印刷で、
個人で出来るものではありません。

そもそもオフセット印刷機は
個人向けではありませんから。

なので個人で作成するなら
光沢インクジェットがおすすめ。

印刷上がりがそこそこで良ければ
カラーレーザーでも良いと思います。

管理人のおすすめは
市販されているCDジャケット用紙。

そのインクジェット用紙を使うのが
お手軽だと思います。

またCDジャケット用紙にも
種類があります。

普通は表に写真やイラスト、
裏にインデックスなどの文字、

というように印刷するでしょうから、
表が光沢、裏がマットの紙が良い。

このあたりは作成者の趣味で
選べばいいでしょう。

落ち着いた雰囲気を出したいなら
あえて両面マットでも良いかもしれません。

選ぶとき気をつけて欲しいのは
片面光沢インクジェット用紙の場合。

CDジャケット用ではなくて
高級な写真用を選ぶと

裏面がポリエチレンラミネートされて
印刷出来ない場合があります。

高級なものほどカール防止対策で
このようなことをしています。

だから必ず両面印刷できるかどうかを
確認して使用して下さい。

ちなみに。

コート紙をインクジェットで印刷しても
にじんで印刷になりません。

どうしてもコート紙でCDジャケットを
作りたいなら業者に頼んだほうがいい。

枚数が何百枚になるなら、
検討する価値はあると思います。

CDジャケット用紙をレーザープリンタで作成する場合

家庭用のカラーレーザーを持っているとか
会社のコピー機でちょっと印刷するとかで、

CDジャケットをレーザープリンタで
作成したいならどうするか?

カラーレーザー用のCDジャケット用紙は
あまり市販されていないようです。

CDによりますが普通紙で良いのなら
コピー用紙を使えばいいです。

紙が薄いなら2つ折りにして使うとか。

光沢が必要なら両面光沢タイプ、
マットがいいなら両面マットタイプ。

このあたりは好みに合わせて
選べばいいでしょう。

実はレーザープリンタ用紙のコート紙は
一般のコート紙とほぼ同じ品質です。

ただしトナーは顔料で発色が悪いので
カラー印刷の仕上がりは

光沢インクジェット印刷や
オフセット印刷よりかなり劣ります。

インクジェットと比較すると
水濡れや耐光性はいいのですが

どの品質を優先するかで
選ぶのがいいでしょう。

紙の厚みも色々ありますから
好みで選べば良いと思います。

しっかりしたもの1枚なら厚手、
2つ折りにしたいなら少し薄いタイプ。

こんな感じでいいのではないかなと。

レーザープリンタ用紙の場合は
たいてい両面とも同じ品質ですから

片面インクジェット用紙のように
細かい印刷面の注意は不要でしょう。

なおレーザープリンタ用紙は
レーザープリンタで使うもの。

間違ってもインクジェットで
印刷しないで下さい.

普通紙の兼用紙ならいいですが
それ以外ではにじんで印刷できません。

また厚手のものは厚紙モードで
印刷しないとトナーが定着しません。

このあたりもプリンタ用紙の注意書きを
良く確認していただければと思います。

管理人のまとめ

今回のお話はCDジャケットの紙の厚みと
自作するときに使う紙についてでした。

CDジャケットはA2コート紙127.9g/㎡、
しかしそれは商業印刷のもの。

個人で作成するなら
市販されているCDジャケット用紙の

インクジェット用紙を使うのが
おすすめということでした。

CDは売れなくなったといいますが、
個人的に作ってプレゼントするなら

動画をアップするだけでなくて
形に残るものも作りたいですよね。

この記事が少しでもCDジャケットの紙を
選ぶ参考になればと思います。

楽しいCDを作って下さいね!

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プロフィール
べぎやす

元製紙会社社員。
技術者として入社し16年間勤務する。
開発技術部門、営業管理部門、現場管理部門など様々な部署を転々としたあと独立。
紙に関するコンサルタントとして今に至る。

詳しい運営者情報はこちらからご確認いただけます。
>>https://kamiconsal.jp/profile/

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