ハローページ廃止!2021年10月以降電話帳用紙も激減?

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ハローページ 廃止

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、ハローページ廃止というお話。

管理人、最近電話をかけていません。

そもそも連絡を取る相手もいませんが
メールで十分なことが多いので。

たまに電話をかけても知っている人。

少なくともスマホの電話帳に
載っている人だけになります。

会社に勤務していたときは電話もしましたが
それも一回名刺をもらった人でしたね~

そう考えるとハローページとか
タウンページってもう使わない。

特に紙の電話帳は使わない。

知りたければネットを検索するし。

お店の予約なんかだとそれで十分だし。

そんな用事ならそもそも
電話の必要もないし。

管理人のような古い人間からすると
時代は変わっていくのか、と思いますね。

管理人のような人間でも
紙の電話帳はいらないと思う。

ハローページが廃止されるのも
仕方ないことなんでしょうね~

それはそうとして。

この電話帳、実は製紙会社には
結構おいしい商売でした。

少なくとも管理人が在籍していた
当時はネットもスマホもなかったので

気軽にネットで番号検索なんて
出来ませんでしたから紙は必須。

ロットも多く安定してましたね~

なのでハローページ廃止という
ニュースは残念な気持ちなんです。

ということで。

この記事では、ハローページ廃止について
管理人の思うところをお話したいと思います。

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ハローページ廃止で電話帳用紙激減は時代の流れ

ハローページ廃止のお話なんですが。

NHKニュースによると以下の通り。

==ここから==

NTTは50音別の電話帳「ハローページ」について、来年10月以降に発行されるものを最後に廃止することになりました。
携帯電話の普及や個人情報の保護に対する意識の高まりが背景です。

廃止されるのは、NTT東日本と西日本が発行する固定電話の50音別の電話帳、「ハローページ」の個人名編と企業名編です。

いずれも来年10月以降、およそ1年半の間に地域ごとに順次、最終版を発行するということです。

ハローページは固定電話の契約者のうち、希望する人の名前と電話番号が記載されていて、ピーク時の2005年度にはおよそ6500万部、発行されていました。

しかし、携帯電話やインターネットの普及に加え、個人情報の保護に対する意識の高まりもあって掲載や配布を希望する人は大幅に減り、今年度の発行部数は119万部にとどまる見通しで、NTTはこうした利用状況を踏まえてハローページの廃止を決めたということです。

NTTでは固定電話の番号を音声で案内する「104」のサービスや、企業や店舗の電話番号を業種別に掲載する「タウンページ」の発行は今後も続けることにしています。

==ここまで==

ということだそうです。

実際のところ、今となっては電話帳は
個人情報を悪用されるばかり。

管理人のところにも、
わけのわからない

セールスの電話ばかり
かかってきます。

本当に連絡取る必要のある人は
スマホに入ってますからね~

そうそう、個人の電話帳である
ハローページは廃止されますが

企業の広告になるタウンページは
まだ発行されるみたいですね。

こちらはまだ紙媒体の広告として
意味があるということなんでしょう。

これも今となってはネットで
調べるほうが多いですけど。

そういえば。

昔は電話帳といえば辞書と並んで
分厚い本の代名詞になってました。

力自慢のプロレスラーが電話帳を
引き裂く荒業を見せてたり。

しかし、今のハローページや
タウンページはかなり薄い。

真っ二つに出来てもあまり
自慢にはならないでしょう。

すでにそれだけ需要が減っていて
名前を載せる人も減っている。

無くなるのはそういう時代なんでしょう。

まあ、個人情報を悪用する人が
いなければ続いていたかというと

多分そういうことではなくて
紙媒体の寿命なんでしょうね。

ハローページに使う電話帳用紙はどういう紙だったか

ではこの電話帳用紙とは
どういう紙だったのか?

管理人の思うところを。

まず紙の紙質としては
新聞紙に近かったですね。

管理人が会社にいた当時は
電話帳は分厚かった。

そして、無償で配布するし
リサイクルもする。

となれば新聞紙が一番近い。

結局、電話帳は新聞紙をもう少し
薄くしたものと言うイメージ。

白色度は低くてもいいので
裏抜けしてはいけない。

だいたいこんな漢字でした。

紙としては結構難しい紙でしたね~

というか、低米坪が抄造できる
マシンでなければ製造できない。

薄くて裏抜けしないというのと
低米坪でも断紙しないこと。

品質的にはこのあたりが重要でした。

ただし。

電話帳はロットが大きかった。

当時は確か入札制だったと思います。

どこかの製紙会社が落札するんですが
実際には談合みたいなものでしたね。

結局、電話帳用紙の場合は国内で
製造可能なマシンが限られる.

しかもロットがとても大きい。

なので、1社ではまかないきれない。

3社くらいが競争して入札しても
メインの会社が対応できない分は

その競争相手に下請けというか
OEMという形で生産依頼が来る。

結局、どの会社が落札しても
生産自体はある、という感じ。

談合はダメですよ、というのは
分かるんですが現実はこういうこと。

まともな品質のものを必要量確保するなら
手分けして生産するしかないわけです。

多分これ、製紙会社に限らずどこの
業界でも似たようなものだと思います。

特に装置産業や土木建設なんかは
実際に出来る会社は限られる。

非常識な高値でなけえれば
必要な金額というのはある。

談合が問題だと騒ぐ人は
こういう部分を言わずに騒ぐ。

そういうのを見ると扇動したい
だけなのかと思いますね~

話がそれてしまいました。

言いたかったのは電話帳用紙は
ロットが大きかったということ。

なので、専用のマシンで長時間
同じ品種を抄造できました。

これ、装置産業には何よりありがたい。

品種替えをしなくていいというのは
とても効率が良くなるんですよね~

それが操業、品質の安定と
コストダウンにつながる。

製造自体はなかなか面倒ですが
安定すればこんなに楽なことはない。

そういう意味で電話帳用紙は
おいしい紙、だったわけです。

しかしこれが激減するとなると
本当に真剣に落札させることになる。

これまで電話帳用紙を抄造していた
マシンを遊ばせるわけにはいかない。

それはそれで問題になると思いますね~

管理人のまとめ

今回は、ハローページ廃止というお話でした。

これも時代の流れなんでしょう。

管理人が勤務していた頃の
製紙会社としてはおいしい紙。

電話帳用紙は専用のマシンで長期間
同じ品種を抄造できましたからね~

それにしても。

ネットに押されて紙媒体は
無くなる寸前まで来ています。

特に「情報を包む」という意味での
出版・印刷用紙は厳しくなってますね~

新聞紙でさえどんどん減ってるし。

それなりに残っているのはプリンタ用紙、
包装紙、そしてダンボールでしょうか。

紙の使われ方が大きく変わっている。

そういうことなのかも知れませんね~

この記事が、ハローページ廃止の
参考になればと思います。

たまにはタウンページも見て下さいね!

(参考)
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紙の通帳はやめても大丈夫か?必要になる手続きもあります!
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