切り紙でプレゼントを作る!タント紙やマーメイド紙はどこ?

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切り紙でプレゼントを作る

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は切り紙でプレゼントを作るとき、
タント紙やマーメード紙を使いたいが

どこに売っているのか、どうやって
購入するのがいいのかというお話。

何かの記念日や、誕生日、お祭りなどで
プレゼントを交換するのはよくあること。

ちょっとした手作りのプレゼントは
もらう方も嬉しかったりします。

特に学生の時などはちょっとした小物を
手作りでなんてあるんじゃないでしょうか。

それで、比較的簡単に出来るものとして
切り紙というのがあるんですね。

切り紙のカードとか、切り紙で何かを
包装するとか、箱を装飾するとか、

アイデア次第でなかなかおもしろいものが
出来るみたいですね。

女性が喜びそうな感じがします。

そのやり方は色々あるんですが
管理人は元製紙会社社員。

ここで使われる紙が気になるんですよね。

 

それで、もちろん普通の紙もいいんですが
ファンシーペーパーとか色上質とか

そういう特殊紙と言っても機能が
特殊ではなくてデザインとかが

特殊な紙、そういう紙が
ここでは使われるみたいですね。

それで調べて出てきた紙の名前が
タント紙や、マーメイド紙というもの。

管理人はファンシーペーパーには
関わっていなかったのでよく知らない。

ならばどういうものか調べてみよう!

 

ということで。

この記事では、切り紙のプレゼントに
使われるタント紙やマーメイド紙について

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

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切り紙のプレゼントに使われるタント紙やマーメイド紙

まずタント紙やマーメイド紙が
どこで入手できるのか?

どうもこういうデザイン的に特殊な紙は
画材屋で購入するのが良さそうです。

または大きな文具屋ならあるかも。

それ以外では通販ですね。

地域によっては画材屋なんてない、
というところもあるでしょうから

確実に入手するなら通販の方が
いいのかも知れません。

楽天やアマゾンで売ってますから。

タント紙はこういうやつですね。

トーヨー 折り紙 タントカラーペーパー 15cm角 100色 100枚入 007200
見てみると色数は豊富で、
12色とか24色とかありますね。

これだと100色セットってことですか。

管理人は美術的なセンスが無いので
そんなに色数があってもと思いますが、

色とりどりの千羽鶴とかには
いいのかも知れませんね。

クレヨンのような感覚だと
12色とか24色だと思いますが。

それで、このタント紙やマーメイド紙
いったいどういう紙なんでしょうか?

タント紙、マーメイド紙の特徴

管理人としてはタント紙やマーメイド紙が
いったいどういう紙なのかが気になります。

それで調べてみたところ、

 

タント紙とは。

画用紙より柔らかく加工しやすい紙。

しかも丈夫でカラーバリエーションが豊富。

タント紙の名前の由来。

そのカラーバリエーションが
「たんと有る」ことから、

タント紙と命名されたらしい
(世界堂新宿店調べ)。

海外での扱いに付いては不明。

 

ということだそうです。

 

日本で付いた名前みたいですね。

なにしろ「たんと」あるですから。

紙としては、
「表面に細かな凹凸のある紙」のようです。

 

ではマーメイド紙とは。

竹尾のHPによると以下の通り。

==ここから==

製紙工程で織り模様のついた
特殊なフェルト(毛布)を用いることで

紙の表面に転写される風合いを、
フェルトマークと呼びます。

デザイナー 原弘氏(1903- 1986)の
監修のもと1956年に誕生したマーメイドは、

国産の機械抄きフェルトマークの
ファインペーパーです。

穏やかな波のようなフェルトマークから
「マーメイド・リップル」

――人魚の住む海のさざ波――と呼ばれ、
1960年代に「マーメイド」として定着しました。

1999年にグラフィックデザイナー
田中一光氏(1930-2002)の監修のもと

選定された豊富な色数と厚さ(連量)を誇り、
画材やデザイン用紙として、

また書籍装丁用紙として
幅広く愛用されています。

また、紙の劣化の一要因である
薬品「硫酸バンド」を使用せず

保存性に優れているものも
一部ご用意しています。

良質なパルプと染料によって退色にも強く、
折りにも耐性があるため、
長期保存の用途に適しています。

さまざまな用途に合わせ、
パール光沢をもつ「きらびきM-115」、

水彩画用の「水彩紙マーメイド」、
インクジェット専用紙なども
取りそろえています。

==ここまで==

 

ということだそうです。

 

なんと、竹尾のブランド名なんですね。

竹尾は紙の専門商社で特に
ファンシーペーパーに強い会社。

管理人は直接関わることはなかったですが
業界ではとても有名な会社です。

メーカーではありませんが、
プライベートブランドを持っている。

製紙会社に言われるままに
紙を売るのではなくて、

自分たちが必要としている製品を
企画して販売する会社です。

展示会なども結構開催していて
見に行ったような気がします。

ブランド名が有名になって
そのまま一般名になることがありますが

マーメイド紙もそういう商品と
同じということなんですね。

 

ここで「フェルトマーク」
というのが出てきました。

このフェルトマークというのはくせ者で、
普通の紙では目立たせたくないものです。

抄紙工程ではワイヤーパートで脱水したあと
フェルトパートで更に水を絞るんですが、

紙がまだ湿っているのでこのフェルトの
表面状態が紙に移るんですね。

そしてその移った表面性が最後まで残る。

紙の表面性を決める重要な工程なんです。

普通の紙はできるだけ表面は
滑らかなのがいいわけですから

フェルトマークが付いて表面が
凸凹しているのは下品だとなるんです。

しかし、マーメイド紙はそれを逆手に取って
このフェルトで模様をつけたわけですね。

 

こういう技法は昔から分かっていて
出来る話ではあるんですが、

実際に実行するにはかなりの
勇気が必要になります。

理由はロットが必要だから。

製紙産業は装置産業でもあるので
小ロット品はできるだけ作りたくない。

いくら高く売れると言っても
ちょっと製造したら次の製品

という生産方法は非常に嫌う
そういう業界なんですね。

一方ファンシーペーパーというのは
多品種少量生産の代表のような紙。

しかも、フェルトマークをつけるということは
必要に応じてフェルトを取り替えること。

抄紙機のパーツの取り替えというのは
かなり時間と労力が必要なことですし、

フェルトも小型マシンでも何百万円と
するものですから専用に作るのは大変。

それでも作らせることが出来たのは
竹尾の販売力があるからなんでしょう。

売れるかどうか分からないものに
対応する会社なんていませんし、

それも結構面倒なことをしないと
いけないわけですからなおさらですよね。

管理人が製造者の立場だったら、
売れる保証をしてくれと言うと思いますし。

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管理人のまとめ

今回は、切り紙のプレゼントに使う
タント紙やマーメイド紙について

どこで売っているのか、
どんな紙なのかというお話でした。

結論は、購入するなら画材屋か
通販がいいでしょうということでした。

それからタント紙もマーメイド紙も日本
発祥のファシーペーパーみたいです。

管理人はマーメイド紙が竹尾の
ブランドだったとは知りませんでした。

大変苦労してブランドを
確立したんだろうなと思います。

この記事が切り紙のプレゼントに使う
紙について参考になればと思います。

切り紙のプレゼント、楽しく作って下さいね!

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