黒い紙に書けるペンについて。コメント用にはどれがいいか?

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黒い紙 書けるペン

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、黒い紙に書けるペンで写真の台紙に
コメントを書くならどうするかというお話。

管理人は、最近写真をプリントアウトすることは
ほとんどなくなってしまいました。

全部スマホの中です。

それでも古い写真は黒い台紙に
銀塩写真が貼ってますね。

管理人が子供の頃ですから
相当古いですけど。

両親や祖父母の写真もありますが
それらも当然黒い台紙。

フエルアルバムのようなで白い粘着台紙に
写真を貼って上からフィルムをかけるのは

管理人からするとまだ新しいタイプ
というイメージなんですよね~

どんだけ昔人間なんだ・・・

ちなみにフエルアルバムはこんなやつ。

 

 

ナカバヤシ ファイル フエルアルバム ドゥファビネ Lサイズ ホワイト【大容量タイプ】

 

それはそうとして。

この写真を貼った黒い紙にコメントを
書いておきたいということなんですよね。

台紙が白ければボールペンなり
サインペンなりで書けばいい。

フエルアルバムのようにフィルムで
はさむならメモ紙を入れればいい。

でも黒い紙の場合はどうすればいいか?

ということで。

この記事では、黒い紙に書けるペンで
写真の台紙にコメントを書くならどうするか

管理人の調べたことを
お伝えしたいと思います。

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黒い紙に書けるペン。白いインクのボールペンやサインペンについて

結論から言うと黒い紙に書けるペンは
白いインクのボールペンやサインペン。

管理人が調べた限りでは以下の通り。

 

三菱鉛筆

●三菱 ユニボールシグノ ホワイト

三菱 ユニボールシグノ ホワイト 太字 1.0mm UM153.1 [オフィス用品]

 

イラスト用によく使われるみたいですね。

 

●三菱 ゲルインクボールペン シグノエンジェリックカラー ACホワイト

三菱鉛筆 ゲルインクボールペン シグノエンジェリックカラー ACホワイト 0.7mm UM120AC.1 【 3セット】
 

安定した線が引けるそうです。

●三菱鉛筆/水性顔料マーカー/ポスカ極細/白

 

 

uni(ユニ) 三菱鉛筆/水性顔料マーカー/ポスカ極細/白 PC1M.1

工業用として各種素材、部品へのマーキング、識別用だそうです。

 

パイロット

●パイロット Juice パステルカラー ゲルインキボールペン 極細0.5mm ホワイト

パイロット Juice パステルカラー ゲルインキボールペン 極細0.5mm ホワイト

文字書き用だそうです。

 

ゼブラ

●ゼブラ ジェルボールペン サラサクリップ 0.5 ミルクホワイト

ゼブラ ジェルボールペン サラサクリップ 0.5 ミルクホワイト 10本 BJJ15MKW

これも文字書き用みたいです。

 

どれも一長一短あるようですが
黒い紙には書けそうですね。

まだまだ他にもあるようですが
とりあえずこんな感じです。

管理人は三菱ユニが好きなので
ユニボールシグノホワイトですかね。

特に根拠はないですけど。

白色顔料の成分は酸化チタン

ここからは余談です。

今回は黒い紙に書けるペンということで
白いインクのボールペンやサインペンを

紹介したわけですがこの白いインクに
使われる顔料は何でしょうか?

管理人の推測では二酸化チタン。

白色顔料自体は色々あるのですが
白さと隠蔽性を考えるとチタンかなと。

二酸化チタンは工業的にも
相当使われていますし。

実は紙の不透明度をアップするときに
二酸化チタンを使用することがあります。

紙の中に内添填料として使う場合と、
塗料に配合する場合があります。

いずれも二酸化チタンは隠蔽性が高い
ということを利用しているんですよね。

白くて安い顔料は炭酸カルシウムもありますが
炭カルは隠蔽性は高くないし酸に弱い。

コスト的には安くていいんですが
ちょっと使いにくいと思います。

ただこの二酸化チタンにしても
顔料なので分散が難しい。

この場合、分散というのは酸化チタンを
水に均一に混ぜるということ。

厳密には違いますがだいたいそんな感じ。

それでどうして分散が難しいかと言うと
均一な白い液にしないといけないので

非常に小さな微粒子にして分散しますが
これが重力で沈んでくるんですよね。

だいたい、小さい微粒子を分散すると
表面積が大きくてくっつきやすくなり

くっつくとなおさら沈みやすくなるという
悪循環で分散が難しいわけです。

じゃあ濃度を下げればいいのかと言うと
これもそんなに簡単じゃないんですが

それ以前に顔料の濃度が低いと
ペンで書いたときに色が薄くなるんです。

ただでさえ黒い紙の上に書くのに
白の濃度が薄いと透けてしまう。

それでは何をしているのか分からない。

白の濃度が十分出るような
分散濃度でないと意味がない。

修正液なんかはよく振ってから
お使い下さいとかなってますが

だいたいは顔料が底に沈むので
振ってくれとなるんですよね。

でもあれでは満足な文字は書けない。

結局、顔料系の水性ボールペンを
製造するには分散技術の進化があって

はじめてまともな白いボールペンが
出来たのかなと思います。

それに。

黒とか青の染料はあっても、
白い染料ないんですよね。

だから余計に白いボールペンは
なかなかないんだろうと思います。

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管理人のまとめ

今回は、黒い紙に書けるペンで写真の台紙に
コメントを書くならどうするかというお話。

結論としては、白いインクのボールペンや
サインペンを使うということでした。

具体的には

三菱 ユニボールシグノ ホワイト

三菱 ゲルインクボールペン
シグノエンジェリックカラー ACホワイト

三菱鉛筆/水性顔料マーカー/
ポスカ極細/白

パイロット Juice パステルカラー
ゲルインキボールペン 極細0.5mm ホワイト

ゼブラ ジェルボールペン
サラサクリップ 0.5 ミルクホワイト

といったところ。

これは代表的なところで
まだ他にもあると思います。

なお、白い顔料のボールペンは
技術的にはかなり難しいと思います。

専門的には微粒子の分散技術が
進化したおかげかなと思いますね。

この記事が、黒い紙に書けるペンの
参考になればと思います。

写真へのコメント、楽しんで下さいね!

紙と文具
プロフィール
べぎやす

元製紙会社社員。
技術者として入社し16年間勤務する。
開発技術部門、営業管理部門、現場管理部門など様々な部署を転々としたあと独立。
紙に関するコンサルタントとして今に至る。

詳しい運営者情報はこちらからご確認いただけます。
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