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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
今回は、紙粘土の性質とは?乾くと固まる、
着色できる、とにかく安いというお話。
紙粘土は、手軽に工作を楽しめる
素材として人気があります。
子どもから大人まで幅広く使われ、
学校の授業や趣味のハンドメイド
作品にもよく利用されています。
その魅力は、柔らかく扱いやすいし、
乾くとしっかり固まり、さまざまな色に
着色できる点にあります。
さらに、手頃な価格で入手しやすいことも
大きなメリットです。
ということで。
この記事では紙粘土の性質とは?
乾くと固まる、着色できる、
とにかく安いについて
管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。
紙粘土は乾くと固まる
紙粘土の最も特徴的な性質の一つが
「乾燥すると固まる」ことです。
紙粘土は空気に触れることで水分が
蒸発し徐々に硬化していきます。
完全に乾くまでの時間は作品の厚さや
湿度によって異なりますが一般的には
1日から数日程度かかります。
薄い作品なら数時間で表面が乾燥し、
厚みのあるものは内部までしっかり
乾くのに数日かかることもあります。
また、乾燥後はある程度の強度を持ちますが、
陶器のように強固ではなく落とすと割れたり、
強い力を加えると欠けることがあります。
そのため、より耐久性を求める場合は、
仕上げにニスを塗るなどの工夫が必要です。
さらに、紙粘土は乾燥すると
縮む性質があります。
これを防ぐためには均一な厚さで作ることや
少しずつ乾燥させることがポイントです。
紙粘土は着色できる
紙粘土は、さまざまな方法で
色をつけることができます。
- 粘土に直接色を混ぜる アクリル絵の具や水彩絵の具を練り込むことで、全体に均一な色をつけることができます。この方法なら、乾燥後に塗装する必要がなく、作品の仕上がりがより自然になります。ただし、絵の具を混ぜる際に水分を加えすぎると粘土が柔らかくなりすぎるため、適量を意識することが大切です。
- 乾燥後に塗る 乾燥した後にアクリル絵の具やポスターカラーで塗装する方法も一般的です。この方法では、細かい模様を描いたり、グラデーションをつけたりと自由にデザインできます。また、塗装後にニスを塗ることで、色の発色を良くし、耐久性を高めることができます。
- クレヨンやパステルで着色 乾燥前にクレヨンやパステルで表面をこすって色をつける方法もあります。この方法は柔らかい風合いを出したいときにおすすめです。
紙粘土はとにかく安い
紙粘土のもう一つの大きな魅力は、
手頃な価格で購入できることです。
一般的に、100円ショップや文房具店、
ホームセンターなどで手に入り
1パックあたり100円〜500円程度で
販売されています。
他の粘土と比べても比較的安価で、
大量に使う場合でもコストを
抑えられるのがポイントです。
また、紙粘土は軽量で持ち運びも
しやすく保管も簡単です。
未使用の紙粘土はしっかりと密閉しておけば
長期間保存できますし乾燥してしまっても
少量の水を加えて練り直せば
再び使うことが可能です。
このように、安価で手軽に使える紙粘土は、
初心者にも扱いやすく子どもから大人まで
気軽に楽しめる工作材料として最適です。
紙粘土の欠点
紙粘土は便利な素材ですが、
いくつかの欠点もあります。
- 強度が低い 乾燥後の紙粘土はある程度の固さがありますが、衝撃に弱く、落としたり強い力を加えたりすると割れやすいです。また、細かい部分は特に折れやすいため、繊細な造形には向いていません。
- 水に弱い 乾燥した紙粘土は水を吸収しやすいため、濡れると柔らかくなったり崩れたりすることがあります。そのため、水に濡れる可能性がある作品には向いていません。防水性を高めるには、ニスやコーティング剤を塗る必要があります。
- 乾燥すると縮む 紙粘土は乾燥すると多少縮むため、細かいサイズ調整が必要な作品では注意が必要です。大きな作品では特に影響が出やすく、乾燥中にひび割れが発生することもあります。
- 保存が難しい 開封した紙粘土は空気に触れるとすぐに乾燥し始めるため、長時間放置すると硬くなってしまいます。保存する際は、密閉容器やラップで包むなどして、乾燥を防ぐ工夫が必要です。
管理人のまとめ
今回は紙粘土の性質とは?乾くと固まる、
着色できるとにかく安いというお話でした。
紙粘土は、
「乾燥すると固まる」
「自由に着色できる」
「とにかく安い」
という三つの大きな特長を
持つ優れた工作素材です。
乾燥の過程や着色方法を工夫すれば、
よりクオリティの高い作品を
作ることができます。
安価で手に入りやすいこともあり、
気軽にチャレンジできるのも魅力です。
一方で、強度の低さや水への弱さ、
乾燥による縮みといった欠点もあり
用途に応じた工夫が必要です。
紙粘土を活用して、自分だけの
オリジナル作品を作ってみては
いかがでしょうか?
この記事が紙粘土の性質の
参考になればと思います。
紙粘土、楽しんでくださいね!
(参考)
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