トイレットペーパーはいつから日本で普及?1955年頃らしい

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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、トイレットペーパーはいつから
日本で普及?1955年頃らしいというお話。

現代の日本では、トイレにトイレット
ペーパーがあることがごく自然な光景に
なっています。

しかし、かつてはその存在すら
なかった時代もありました。

日本におけるトイレットペーパーの普及は
意外にも新しく、本格的に使われるように
なったのは1955年頃からとされています。

ということで。

この記事では、トイレットペーパーは
いつから日本で普及?1955年頃らしい
について

管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。

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トイレットペーパーの世界的な起源

トイレットペーパーの起源を
遡ると、中国に辿り着きます。

6世紀の中国には紙を使って
お尻を拭くという習慣があったと

記録されており、これは世界最古の
トイレットペーパー使用の例と
考えられています。

その後、19世紀のアメリカで現在のような
ロール状のトイレットペーパーが
発明されました。

1857年、アメリカの発明家
ジョセフ・ゲイディが
「薬用ペーパー」として

トイレットペーパーを製品化したことが
商業的には最初とされています。

このトイレットペーパーは、箱入りで
一枚ずつ取り出すタイプでした。

その後、1890年にロール式のトイレット
ペーパーがスコット・ペーパー・
カンパニーによって登場し、

現代のトイレスタイルが
形作られるようになっていきました。

日本での初期の排泄後の処理方法

日本にトイレットペーパーが普及する以前、
排泄後の処理方法はさまざまでした。

江戸時代などでは「ちり紙」と呼ばれる
和紙を使っていたほか、葉っぱ、木の皮、棒、
さらには川の水なども使われていました。

また、雪国では雪を利用して清拭を行う
地域もあったと言われています。

ちり紙は、安価で再生紙を原料にした
粗めの紙で、現代のティッシュペーパーとは
質感がかなり異なっていました。

ちり紙は明治時代にも使われ続け、
各地に「ちり紙交換業者」が現れるなど、

再利用や資源の循環の
文化にも関わっていました。

ただし、ちり紙は水に溶けにくく、
下水道の整備が不十分だった時代には
排水トラブルの原因にもなっていました。

そのような背景が、のちのトイレット
ペーパーの導入に関わる重要な布石と
なったのです。

トイレットペーパーの日本への登場と普及の転換点

トイレットペーパーが日本で初めて
販売されたのは明治時代末期、
1904年(明治37年)頃とされています。

ただし当時のトイレットペーパーは
輸入品や高級品であり、一般庶民には
手の届かないものでした。

昭和に入ると国産のトイレットペーパーが
徐々に登場しますが、戦時中は紙そのものが

配給制になったこともあり、一般的には
使用が限られていました。

トイレットペーパーが全国的に本格的に
使われ始めたのは、戦後の高度経済成長期、
特に1955年(昭和30年)頃からです。

この時期には生活様式の欧米化が進み、
水洗トイレの導入や住宅設備の近代化が
進行します。

それに伴い、洋式トイレに適した
水に溶けやすい紙の需要が高まり、

トイレットペーパーの生産量が
急増しました。

また、同時にペーパー会社による宣伝・
マーケティング活動も功を奏し、

都市部から地方へとトイレットペーパーの
使用が広がっていきました。

現在のトイレットペーパー事情とその進化

現在の日本ではトイレットペーパーは
生活必需品として定着しています。

サイズや厚さ、香り付き、エンボス加工など、
種類も非常に豊富で、使い心地の向上が
図られています。

特にダブルタイプのトイレットペーパーは、
ふんわりとした肌触りで人気があります。

また、エコへの関心の高まりから、
再生紙を原料とした製品や、

持続可能な森林から採取した木材を
使った製品なども増えています。

環境負荷を軽減する視点から、包装の簡素化や
芯なしタイプのトイレットペーパーなども
登場しています。

近年では、コロナ禍の影響で一時的に
トイレットペーパーの買い占めが

起こったこともあり、改めてその重要性と
供給の安定性が注目されることになりました。

物流や製造体制の見直しも行われ、災害時に
備えた備蓄の推奨も広がっています。

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管理人のまとめ

今回は、トイレットペーパーは
いつから日本で普及?1955年頃らしい
というお話でした。

トイレットペーパーは、日本の近代化と
生活様式の変化に密接に関わりながら
普及してきました。

1955年頃を境に急速に広まった背景には、
水洗トイレの普及、生活水準の向上、

そして紙の大量生産体制の確立といった
社会的な要因が複雑に絡み合っています。

今では当然のように使用しているトイレット
ペーパーですが、その歴史を振り返ることで、

日常の中にある当たり前のものの
価値に気づかされます。

清潔な生活の象徴ともいえるトイレット
ペーパーは、これからも技術革新や

環境対応とともに進化を
続けていくことでしょう。

この記事がトイレットペーパーはいつから
日本で普及したかの参考になればと思います。

トイレットペーパー、大切ですよね!

(参考)
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