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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
今回は、ガリ版印刷は学校でいつまで
現役だった?1980年前半に減少
というお話。
「ガリ版印刷」という言葉を
聞いたことはあるでしょうか。
現在ではほとんど見かけなくなりましたが、
かつては学校現場で当たり前のように
使われていた印刷手法のひとつです。
特にテスト用紙や学級通信、
プリント教材など、多くの場面で
活躍していました。
しかし、このガリ版印刷はいつ頃まで
使われていたのでしょうか。
そしてなぜ姿を消していったのでしょうか。
ここでは、ガリ版印刷の仕組みから
学校現場での活躍時期、
そして1980年前半に急速に
減少していった背景まで、
具体的に深掘りして解説していきます。
ということで。
この記事では、ガリ版印刷は学校でいつまで
現役だった?1980年前半に減少について
管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。
ガリ版印刷とはどのような仕組みだったのか
ガリ版印刷とは、正式には「謄写版印刷」と
呼ばれる印刷方法です。
専用の原紙に鉄筆で
文字や図を削るように書き、
その原紙を使ってインクを紙に
転写していく仕組みになっています。
原紙はロウを塗った特殊な紙でできており、
鉄筆で削ることでインクが通る穴が開きます。
その原紙をローラー式の印刷機にセットし、
インクを通して紙に複写していくのが
基本的な流れです。
この方法の特徴として、
以下の点が挙げられます。
- 電気を使わずに印刷できる
- 一度原紙を作れば大量印刷が可能
- 手書きの味わいがそのまま残る
一方で、デメリットも少なくありません。
例えば、原紙作成に時間がかかることや、
修正が難しい点、そして印刷時に
独特のインクの匂いが
発生することなどが挙げられます。
こうした特徴を持ちながらも、
コストの安さと手軽さから、
ガリ版印刷は長年にわたって
学校教育の現場で重宝されてきました。
学校現場での普及と活躍の時代
ガリ版印刷が学校で
広く使われるようになったのは、
戦後から高度経済成長期にかけての時代です。
特に1950年代から1970年代にかけては、
ほぼすべての学校で標準的に
導入されていました。
当時の学校ではコピー機が
まだ一般的ではなく、
印刷物を作る手段が
限られていました。
その中でガリ版印刷は、
教師が自ら教材を作成できる
貴重な手段でした。
例えば、以下のような用途で
日常的に使われていました。
- 小テストや定期テストの問題用紙
- 授業用の補助プリント
- 学級通信や学校だより
- 行事のお知らせ
また、教師だけでなく生徒が
原紙作成を体験することもあり、
教育活動の一環として使われる
ケースもありました。
手作業で文字を書くことで、
丁寧さや集中力を養うという
側面もあったのです。
このようにガリ版印刷は、
単なる印刷手段というだけでなく、
学校文化の一部として
深く根付いていました。
1980年前半に減少した理由
ガリ版印刷は長く使われてきましたが、
1980年前半を境に急速に
減少していきます。
その大きな理由は、
コピー機(複写機)の普及です。
1970年代後半から1980年代にかけて、
性能の高いコピー機が学校にも
導入されるようになりました。
これにより、印刷作業の効率は
劇的に向上しました。
コピー機がガリ版印刷に比べて
優れていた点は次の通りです。
- 原稿をそのまま複写できるため手間が少ない
- 修正が簡単でミスを減らせる
- 短時間で大量印刷が可能
- 文字や図の再現性が高い
さらに、ワープロ専用機の普及も
影響しています。
1980年代には文章をデジタルで作成し、
それをコピー機で印刷するという流れが
一般化していきました。
これにより、手作業で原紙を作る
ガリ版印刷は徐々に非効率な方法と
見なされるようになり、
現場から姿を消していったのです。
完全になくなったわけではない理由と現在の扱い
1980年前半以降に急速に減少した
ガリ版印刷ですが、完全に
消滅したわけではありません。
一部の学校や地域では、
しばらくの間は併用されていました。
その理由としては、
以下のような事情があります。
- コピー機の導入コストが高かった
- 既存設備をすぐに廃棄できなかった
- 教員が慣れていたため使い続けた
また、ガリ版印刷特有の「手作り感」や
「温かみ」を評価する声もあり、
あえて使い続けるケースも存在しました。
現在では教育現場で使われることは
ほぼありませんが、文化的価値として
保存・体験できる施設や
イベントも存在します。
アナログな印刷技術として、
歴史的・教育的な観点から
再評価されることもあります。
特に近年では、デジタルが
主流となったことで、
逆に手作業の価値が
見直される流れもあり、
ガリ版印刷は「昔の技術」から
「体験教材」へと役割を変えつつあります。
管理人のまとめ
今回は、ガリ版印刷は学校でいつまで
現役だった?1980年前半に減少
というお話でした。
ガリ版印刷は、
戦後から1970年代にかけて
学校現場で広く使われていた印刷手法であり、
多くの教材や配布物を支えてきました。
しかし、1980年前半にコピー機や
ワープロの普及が進んだことで、
その役割は急速に縮小していきます。
手間がかかる一方で、独特の味わいを持つ
ガリ版印刷は、効率重視の時代の
流れの中で姿を消しました。
ただし、その歴史的価値や教育的意義は
今でも評価されており、完全に
忘れ去られたわけではありません。
現在の便利な印刷環境の背景には、
こうした過去の技術の積み重ねがあります。
ガリ版印刷の歴史を知ることで、
現代の当たり前をより深く理解することが
できるでしょう。
ガリ版印刷、楽しんで下さいね!
(参考)
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