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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
今回は、段ボールの入手はどこにいけば
無料でもらいやすいのかというお話。
管理人も荷物を送るときには
段ボールをもらいに行きます。
引っ越しなんかだと引っ越し屋さんが
専用の段ボールをくれますし、
購入した商品の返品とかの場合は
先方から段ボールが届きますが
そういうのでなければ自分で手配して
段ボールをもらう必要がありますよね。
では近所でもらいやすいところは?
ということで。
この記事では、段ボールの入手はどこに
行けば無料でもらいやすいかについて
管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。
段ボールの入手は家電量販店やスーパー
結論から言うと、家電量販店や
スーパーがもらいやすいです。
他には、ホームセンター、ドラッグストア
コンビニ、というところでしょうか。
事務所とか町工場的なところで
段ボールが積んであるなら
そういうところでももらえるのかも
知れませんがハードルが高い。
比較的キレイでしっかりしている
というのなら電気屋でしょうね。
スーパーは食品が入っていた場合
濡れていたりにおいが付いたりする
可能性があるのでそういうのが
気になる人はやめたほうがいいかも。
いずれにしても、そういう店舗が
近所にないとダメですが。
とにかくモノの配送が多いところを
狙うことになります。
普段よく行くスーパーとか電気屋が
あればそれが一番いいでしょうね。
店員が顔見知りだったら
頼みやすいのもありますし。
まあ、こんな感じで段ボールを探せば
大体無料でもらえると思います。
段ボールを入手したいが近くにお店がない場合は購入
それで、段ボールを入手したいが
近くにお店がない場合なんですが。
それは購入するくらいしか
手がないかなと思います。
一番いいのは宅配便のお店。
ここは自社の段ボールを販売してますから
それを使うのが間違いないですよね。
次に通販。
宅配便業者のお店も遠いなら
通販で買うしかないと思います。
なんだかもったいない気もしますが
仕方がないですかね。
段ボールは回収されて再生される
ここからは余談です。
段ボールは回収されて再生されます。
このとき、段ボール原紙の
古紙配合率はほぼ100%。
そしてその原料はここで紹介した
家電量販店やスーパーの段ボール。
もちろん家庭から出てくる段ボールも
古紙原料として使いますが数量が違う。
製紙業は装置産業ですから
大量生産がコストダウンになる。
だから安定した原料供給を考えた場合
どうしても大きな店舗からの回収が重要。
これに比べれば家庭から出てくる
古紙原料など大したことはない。
新聞古紙は状況が違うので
あくまで段ボール古紙の場合ですが。
こういうお店で段ボールをもらうのは
悪いかなと思ったりしますが、
個人が何枚か段ボールをもらっても
大したことにはならないんですよね。
そもそも大量に段ボールはあるし
どうせ古紙回収に出すんですから。
段ボールに関するクレームのお話
さらに余談を。
管理人は元製紙会社社員でライナーの
製造に関係したことがあります。
ライナーというのは段ボール原紙の
表面部分に使われる紙のこと。
一応は見える部分に使われる紙です。
それで、実は製紙会社で作られた紙は
国内で通常の製品として販売されるA級品と
若干難ありなので格安で販売される
B級品があるんですよね。
こういうのはどんな産業でもあると思います。
A級品以外全部破棄とかいうのは
あまりにももったいないですから。
問題はこのB級品なんですが価格が
安いので輸出することも多いんです。
国内で販売したときは格安でも
クレームが来ることがあるんですが
海外に輸出してしまえば
滅多とクレームが来ることはない。
売り逃げ状態なわけです。
だいたい、返品する物流費が
高くつく事が多いですからね。
ところが。
基本的にノークレームですよと言って
販売したB級品でクレームが来た。
こちらは海外にといっても中国ですが、
販売したのにクレームなんてと思いましたよ。
なんで、そんな事が起こるんだと
確認したところなんと使われたのは
日本メーカーが中国で生産した
製品だったんですよね。
今でこそ中国製の電化製品は
当たり前になってきていますが、
当時はまだ中国からの逆輸入は
めずらしかった時代。
日本の製造業は強いと
言われていた時代です。
だからまさか、中国で作っった製品の
段ボールでクレームになるとは思わない。
クレーム内容は印刷が悪かったとか
そんなことだったと思いますが
海外の現地で消費されていたなら
まずは問題にならなかったはず。
日本に逆輸入されたから
これはおかしいとクレームになりました。
管理人はその現象を見て、ついに国内の
製造業も終わるのかと思ったものです。
今やそれが現実となりました。
製紙会社でも輸入紙が増えて
コピー用紙なんかはほぼ輸入紙。
日本国内最大規模の工場でも海外の
大型マシン数台より生産量が少ない。
そもそも紙離れが起こっていて
生産量を増やせない。
そういう事が起こっています。
ダンボールに関しては価格が安いのと
通販が増えているので国内需要は増えて
海外でも通販が増えているので
国内に入って来る余力はなさそうです。
段ボールの場合はコピー用紙と違って
箱のサイズは製品によって違うので
小ロットの対応が求めれらるため小回りが
きく国内品が良いというのもあります。
印刷用紙はスマホの影響で
ずいぶん減ったと思いますが
物流を支える段ボールは
通販が増えて増えている。
ここは紙としての明暗が分かれている
ところだと思いますね。
管理人のまとめ
今回は、段ボールの入手はどこにいけば
無料でもらいやすいのかというお話でした。
結論は家電、スーパー、ホームセンター
ドラッグストア、コンビニなど
段ボールを大量に使用している近所の
お店に行くのがいいということでした。
そういうお店が身近になければ
宅配便業者の店舗で購入するか
それもなければ仕方がないので
通販で購入するということでした。
段ボールは大量に使用されるので
家電量販店のようなお店なら
特に問題なく無料で分けて
もらえるのではないかと思いますよ。
この記事が、段ボールの入手方法の
参考になればと思います。
段ボール、うまく入手して下さいね!