ヤマトの段ボールを佐川で使いまわし。これは問題ないのか?

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、ヤマトの段ボールを佐川で
使いまわしして問題はないのかというお話。

管理人もこれは気になってたんですよね。

ヤマトの宅急便で送られてきた商品の
空箱が使えるんだけどこれを使って

佐川急便で送ってもいいものかどうか
ゆうパックに使っていいのかとか。

だいたい送られてきた段ボール箱を
自宅で保管していても仕方ないし。

使う機会があればそのときに使う方が
何かといいだろうと思いますから。

それで、ネットで調べてみると配達人は
そんなことは気にしないらしい。

むしろ箱がしっかりしているので
安心して運べるんだとか。

そうかもね~、と安心しました。

実際に佐川で配達の仕事をしている友人に
同じことを聞いたら気にしていないと。

そんなことを気にしている場合じゃない。

宅配便の仕事は忙しいからそんな
細かいことはどうでもいい感じでしたね。

むしろ、宅配会社の段ボール箱は強度などが
考えられているので安心して使えるそうです。

他の宅配業者には聞いていないのですが
似たようなものなんだと思います。

ということで。

この記事では、ヤマトの段ボールを佐川で
使いまわしても大丈夫かということについて

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

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ヤマトの段ボール箱を佐川で使いまわしても大丈夫

先程もお話しましたが。

ヤマトの段ボール箱を佐川で
使いまわしても大丈夫だそうです。

むしろ強度的に安心できると。

ホームセンターなどで販売されている
段ボールより丈夫だからとのことでした。

管理人としてはなんだかマナーが
悪いように思ってましたが

配達する人はそんなことは
気にしていないみたいでしたね。

多分、彼らにはそんなことより
中身の保護の方が重要なんでしょう。

ということで。

ものを送るときの段ボール箱は
外見を気にすることはない。

それよりも中身が潰れないように
強度のある箱を使うべきということです。

段ボール箱の強度について

ここからは専門的なお話を。

それで、段ボール箱の強度なんですが。

管理人はライナーと呼ばれる
ダンボール板の表層部分の紙の

製造に関わっていたんですが、
箱そのものはよく分かりません。

それで、ちょっと調べてみました。

ライナーについて

段ボールは表ライナー、
裏ライナー、中芯の3層構造。

中芯はあのナミナミになってるところです。

それで、段ボールの強度を決めるのは
使われている紙と段ボールの構造になります。

まずは表層のライナの種類から。

C5:古紙含有率90%です。
洋服・バッグなど軽量物の梱包、

その他仕切りやパットにも
利用されています。

C6:C5より強度が強くなりますが、
最近は需要が減りK5で代用されています。

K5:この材質は小さく壊れやすいものを
梱包するのに適しており、

外部の印刷もしやすく綺麗な
仕上がりになります。

K6:強度を必要としている
箱に使用されています。

荷物を積み上げた時にも天面(蓋)が
潰れにくく、特殊形状の梱包に
優れています。

K7:輸出用や重量のあるものに
使用されており、オーダーで
作られることが多いです。

ということだそうです。

実際に製造していたとき、
原料はほとんど古紙でしたね。

ライナーの場合はWPと呼ばれる
脱墨や漂白をしていない古紙。

クラフトパルプと呼ばれる化学パルプは
全体の10%以下だったと思います。

米坪さえ厚ければ強度は出ますから。

そうそう、ライナーの場合は品種は
少ないのですが米坪が色々ありました。

米坪160g/㎡-280g/㎡くらいまで。

だいたい10g/㎡刻みでありましたね。

ライナーはとにかく安い紙ですから
固定費を下げるために生産量を増やす、

速度を上げてトラブルを起こさない、
なるべく厚い紙を生産という感じでした。

厚紙を優先して生産したい理由は、
紙の生産高は面積ではなく

重量で勘定されるので重い紙ほど
割がいいということになるから。

米坪160g/㎡の紙よりも米坪280g/㎡の
紙のほうが1.75倍生産量が多いです。

実際には抄造速度や仕上げ幅も
関係しますが米坪差は大きいんですね。

こういう話は重量で生産して
面積で使う材料ではよくある話。

紙の場合なら、出版社なら紙厚を変えずに
米坪を下げてくれという要求になるし、

ライナーなら強度を変えずに米坪を
下げてくれという要求になります。

どちらもなにか革新的な技術がないと
無理なんですがそういう要求は常にある。

ただ、段ボールの場合、強度は紙以外に
段ボールの構造によっても変わる。

また中身や緩衝材によっても変わります。

先月までは米坪220g/㎡だったのに
今月から米坪210g/㎡に下げてくれとか。

そういうことはよくありましたね。

だから米坪280g/㎡というのは
生産量が徐々に減少してました。

そんなにしっかりした紙はいらない
ということになってきたんでしょう。

どこもコストダウン圧力が
強かったですから。

中芯について

中芯は段ボールのナミナミに
なっているところですね。

wikiによるとこんな感じ。

中芯とは段ボールの内側、つまり
波状部分を形成する紙である。

中芯は多層抄きの板紙で、
通常4層抄きである。

原料は主に古紙を使用する。

V20・V19・V18・V16・V12・
S18・S16・S14・S13・S12・S11・S10

の種類があり、V20が最も硬く
S10が最も柔らかい。

なお、Vと付く種類の紙は紙力増強剤を
使用してより強度が上げられている
強化芯である。

一般的に「普通芯」あるいは
「中芯表示は無表記・Sのみ表記」の場合は、

S12(米坪115g/㎡~米坪125g/㎡)が
使用されている。

ということだそうです。

中芯も結構種類があるんですね。

段ボールの構造について

段ボールの構造もたくさんあります。

フルートと言うんですね。

説明はこんな感じです。

「フルート」とは、段ボール板の種類を
表しており、JISでは波型の

30cmあたりの数や、板の厚みが
規定によって種類分けされています。
(規格番号: JIS Z 1516)

フルートA

一般的によく使われている段ボールです。

一般的な段ボールの基準です。

青果用や引越用段ボール
として多く使われています。

厚さは約5mm、30cm内になみ模様が
34±2個になるものとされています。

※「±」として、前後2個までの
差分が許容されています。

フルートB

Aフルートとより薄いので
切れ込みや折り込みが可能です。

小さく軽量なものや内装箱を
梱包する際に使用され機械の緩衝材、
POPやディスプレイの商材として人気です。

厚みが2.5~2.8mm、30cmあたりの
なみ模様の数が50±2個になるもの
とされています。

フルートC

欧米を中心に世界のほとんどの
国で主流となっています。

Aフルートより20%薄くなみが
細かいので省スペース・省資源で
印刷品質も向上しています。

強度もそれほどAフルートと差がありません。

厚さは約3.5~3.8mm、30cm内に
なみ模様が40±2個になるもの
とされています。

フルートE

強度を優先する場合や重いものを
梱包する際に使われています。

AフルートとBフルートを
貼り合わせたもので、
分厚く丈夫で重量があります。

そのため輸出用に多く使用されており、
AフルートとBフルートを合わせて
8mmになるものとされています。

フルートW

ギフト箱などの外装箱によく使われています。

一見すると厚紙のように見えるものの、
中芯があります。

厚さは1.10~1.15mm、30cm内に
なみ模様がおよそ95±5個と

JIS Z 0104ではなっているが、
実際には80程度のものも存在します。

ということだそうです。

この段ボール全体の厚みや
波の数で強度が変わるんですね。

ちょっと見ただけでは同じように見えますが、
その1mm、2mmの差が強度の差なんですね。

管理人のまとめ

今回は、ヤマトの段ボールを佐川で
使いまわしても大丈夫かというお話でした。

結論から言うと大丈夫のようです。

実際に配達している人は
そんなことは気にしていない。

ホームセンターで買ってきたような
段ボール箱は弱いものが多いので、

むしろ同じ宅配業者の段ボールだから
強度的に安心だということでした。

それから、段ボールの構成
についてもお話させていただきました。

いつも何気なく見ていますが、
結構複雑なものなんですね。

そして製品も究極安い。

それにしても。

段ボールがなければ物流はこんなに
便利じゃなかったんでしょうね。

今はエコということで梱包材を減らす
取り組みもあると思いますが、

通販が増えているので
そう簡単にはなくならないでしょう。

この記事が、ヤマトの段ボールを佐川で
使いまわすときの参考になればと思います。

段ボール箱は気兼ねなく再利用して下さい!

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