カップラーメンの蓋のリサイクル!資源ゴミか燃えるゴミか?

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カップラーメン 蓋

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、カップラーメンの蓋のリサイクルは
資源ゴミか燃えるゴミか、というお話。

管理人、結構カップラーメン食べます。

その蓋は?

残念ながら燃えるゴミですね。

だいたい蓋はラーメンの
汁とかで汚れやすいので。

でも、カップラーメンの蓋には
紙のリサイクルマークがある。

これどうしたものかなと。

この扱い、実は各自治体で違います。

ごみの分別は地方自治体の管轄なので。

それはそうとして。

この問題、元製紙会社社員の
管理人ならどう考えるのか?

ということで。

この記事では、カップラーメンの蓋の
リサイクルは資源ゴミなのか、について

管理人の調べたことを
お伝えしたいとおもいます。

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カップラーメンの蓋のリサイクル。本音は燃えるゴミ

カップラーメンの蓋のリサイクル。

実際にどうすべきかは各自治体が
指針を出しているはずなのでそちらを。

ただですね。

管理人は元製紙会社社員ですから
その立場で言いたいことがあります。

カップラーメンの蓋ってだいたい
銀色になってますよね?

あれはアルミ蒸着とかアルミ貼合とか
基本的に複合材料になります。

正直言うと、量が少なければアルミ貼合品が
古紙に混ざっても大したことはないんです。

しかし、それが大量に集まると
異物になって欠陥発生になる。

これはとても困るんです。

それに。

アルミの部分は絶対に紙にならない。

つまりは原料ではないものを
購入することになります。

これはイヤですよね~

古紙は古紙パルプにして紙になるから
製紙会社が購入するんですよね?

製紙会社にとって古紙処理は原料製造。

ごみ処理工場ではないんです。

少々のことなら分離できるので
いいんですがここはよく考えてほしい。

リサイクルとか環境問題とか言ってる人。

意識は高いかも知れませんが製紙会社は
ボランティアでごみ処理しているんじゃない。

原料に適さないものまでリサイクル
しろとかそれは無理なんですよね。

紙の製造は営利活動なので。

いくらなんでも原料にならない古紙を
購入してまで製造は出来ません。

なんだかそういう配慮もなしに
わけのわからない分別させるとか。

管理人的にはなんだかな~と思います。

はっきり言って、紙の原料にならないと
思えば燃えるゴミに出してほしい。

政策として色々あるんでしょうけど
本当に使える古紙だけを分別して

それを製紙会社に供給するほうが
全体で見れば経済的なはず。

儲からないことをやって立ち行かなくなれば
結局、製造者も消費者も困ることになる。

みんなで首の締め合いをするような
ことは止めてほしいと思いますね~

カップラーメンの蓋は汚れたら燃えるゴミ

カップラーメンの蓋なんですが
アルミとの複合はNGなんですが。

それ以上に食品が付着したらNG。

製紙原料にラーメンが入ることはない、
しかしニオイはつくんですよね。

これが厄介。

ニオイって混入するとかなり残る。

しかも少量でも分かってしまう。

印刷用紙だとインクのニオイに
紛れて分からないこともあります。

しかし、万が一、コピー用紙から
ラーメンのニオイがしたらどうなるか?

まずはありえないと思いますが。

普通はなんか変なニオイがすると
してもスルーされると思います。

しかしクレーム入れてくる人もいる。

こうなると厄介です。

なのでニオイのついた紙はNG。

油臭いとか言われたら困りますから。

ちなみに。

管理人の経験では参考書が
カビ臭いと言われたことがあります。

紙は上質紙だったので古紙とは違うし
カビのニオイなので食品とは無関係。

しかし。

ニオイって、結構敏感なんですよね。

だからこういうリスクは背負いたくない。

原料を購入する側としては
本当にそう思いますね。

カップヌードルの容器は多層の紙容器になっていた

ここからは余談です。

今回、カップラーメンの蓋を調べていたら
カップヌードルの容器が紙に変わっていた!

昔は発泡スチレンだったのに。

日清食品のHPを見ると、

==ここから==

Q:「カップヌードル」は、いつから紙容器に変えたのですか?

A:2008年4月から紙容器に変更しました。
「カップヌードル」シリーズの容器を紙製の「ECOカップ」に変更しました。紙は「バイオマス」の一つで、燃焼時にCO2が発生しますが、木が生長する際にCO2を吸収するため、ライフサイクル全体でCO2は増加せず、地球に優しい資源です。
「ECOカップ」は、「移り香」対策の一つとして、2008年12月には従来の重層構造にPET (ポリエチレンテレフタレート) を加えた5層構造に改良しました。
ちなみ「ECOカップ」の名前の由来は、「For Ecology (地球のために)」「For Customer (みんなのために)」「For Originality (おいしさのために)」の頭文字です。

==ここまで==

ということだそうです。

まだまだ色々と改善されそうですね。

次は3分間待っている間、蓋が開かない
というやつが出てくるみたいですね~

管理人のまとめ

今回はカップラーメンの蓋のリサイクルは
資源ゴミか燃えるゴミかというお話でした。

結論から言うと。

ごみの分別に関しては自治体によって
方針が違うのでそれに従って下さい。

ということでした。

ただし。

管理人的には燃えるゴミに出してほしい。

カップラーメンの蓋の裏が銀色なら
アルミ蒸着やアルミ貼合になってる。

これは紙からすると異物ですからね。

それ以上にコワイのはニオイ。

食品のニオイは相当厄介です。

実際には古紙製造工程で相当薬品を
使うので少々混入しても大丈夫だとは

思いますが、ニオイはちょっとしたことでも
問題になるのでそれがコワイんですね。

そもそも、古紙は原料であって
古紙処理はごみ処理じゃない。

まともな紙になるから古紙を使うわけで
製品に悪影響があるなら使えません。

元製紙会社社員としては
そこは強調したいところです。

いくら地球に優しいとか言われても企業は
利益にならないことは出来ませんから。

この記事が、カップラーメンの蓋の
リサイクルの参考になればと思います。

カップラーメン、おいしくいただきましょう!

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