ハンコの色はなぜ朱色?黒に対して鮮明で劣化しにくいから!

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ハンコ 色

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、ハンコの色はなぜ朱色?
黒に対して鮮明で劣化しにくいから!
というお話。

管理人、あまり疑問を持たなかったんですが。

考えてみるとハンコの色は朱色。

もちろん緑とか青とかもありますが
圧倒的に朱肉の色は朱色ですね。

だいたい「朱肉」ですし。

KATOMOKU 朱肉50号 大判焼き型 ブラウン km-68B

 

ではなぜ朱色なのか?

その理由を少し調べてみました。

ということで。

この記事ではハンコの色はなぜ朱色?
黒に対して鮮明で劣化しにくいから!
について

管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。

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ハンコの色はなぜ朱色なのか?

ハンコの色はなぜ朱色なのか?

昔は文字は墨で書いていた。

その色は当然ながら黒色。

ハンコはこれに対して
目立つ色の必要があった。

その色が朱色。

朱色は黒に対して鮮明である。

というような理由が一つだそうです。

ただしその歴史は意外と新しいらしい。

ウィキペディアによると

==ここから==

古代より印鑑そのものは洋の東西を問わず用いられていたが、朱肉が歴史に登場するのは意外と遅く、中国は宋代のころと言われている。

それ以前は泥を用いていたらしく、朱肉の別名が印泥であるのはそのためらしい。

また、中国南西部の山岳地帯では、葬儀や子供の誕生など特別な儀式で押印する際、羊の生き血が用いられることもあったとされている。

江戸時代には武士階級にのみ朱肉が許され、庶民の印影は黒であった。

因みに朱色を使う様になったのは縁起が良い色とされ、魔除けの色でもある事から使われた。

神社などの鳥居に朱色を使うのも同様。

==ここまで==

ということだそうです。

管理人はハンコの色は昔から
朱色だと思ってたんですが

江戸時代には庶民は黒だった
というのは意外でしたね。

それでこの朱色なんですが。

劣化が少ないというのも大きいらしい。

藍色や緑色もあったんですけど
経年劣化があるんですよね。

それに比べて朱色は劣化しにくい。

劣化、という点で考えてみれば。

紙、は和紙ならとても長持ちする。

墨も非常に劣化しにくい。

それに釣り合うのは朱色、
ということなんでしょう。

朱色はなぜ劣化しにくいのか?

ではなぜ朱色は劣化しにくいのか?

日本だと神社の鳥居は朱色が多い。

朱色じゃないのもありますけど
概ね朱色が多いかなと思います。

やっぱりこういうイメージですから。

 

伏見稲荷大社の千本鳥居のマウスパッド:フォトパッド(神社仏閣シリーズ)

 

鮮やかだし劣化もしにくいですよね。

それで。

この朱色、化学的にはどうなるのか?

まずは化学式ですけど。

昔ながらの朱色は硫化水銀です。

化学式はHgSになります。

硫化水銀はⅠとⅡがありますが
これはⅡの方ですね。

この硫化水銀は結晶の形が
αとβがあるそうです。

朱色になるのはαのほうだとか。

それで。

大まかに言うと有機系のものは
鮮やかですが劣化しやすい。

無機系のものはくすみやすいが
劣化しにくいと言う感じです。

この朱色は無機系ですから劣化しにくい。

まあ、昔は赤系の有機合成染料は
ありませんから無機系になりますが。

朱肉の硫化水銀は安全なのか?

ところで。

この朱肉の硫化水銀って安全なのか?

水銀、と聞けば危険という感じがします。

中途半端に公害のこととかを
勉強しているとそう思います。

しかしながら。

現実問題としてそんなに危険なら
何百年も使われるはずがない。

朱肉で病気になるとか聞かないし。

実際のところ。

この硫化水銀、水に溶けません。

水に溶けなければ水銀が
体内に吸収されることもない。

だいたい、人体に有害なのは有機水銀。

無機水銀ではありません。

そりゃ大量に食べたら
ダメでしょうけど。

いずれにしても。

普通に印鑑に使う程度なら問題ない。

硫化水銀は安定な物質なので
実質的には問題ないようです。

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管理人のまとめ

今回はハンコの色はなぜ朱色?
黒に対して鮮明で劣化しにくいから!
というお話でした。

ハンコの色は朱色。

これって本来は何色でも
よかったんだそうです。

しかし、本文の黒にたいして
朱色が鮮やかで劣化もしにくい。

ということのようですね。

管理人は元々は血の色かなと。

血判とかあるじゃないですか。

そういうところからも
朱色かなと思いましたね。

それから朱肉の朱色は硫化水銀。

神社の鳥居なんかでよく見ますが
昔からある顔料なんですよね。

無機顔料だから劣化もしにくい。

これも朱肉として都合が良かった。

文書は長く保管されますから
劣化しにくいのは重要ですので。

それから朱肉の成分は硫化水銀。

水銀といいますけど無機のもので水にも
溶けませんから普通に使えば安全です。

そもそも大した量も使いませんし。

ハンコはどんどん減ってますけど
この文化は残ってほしいものです。

この記事が、ハンコの色はなぜ
朱色かの参考になればと思います。

ハンコ、うまく使って下さいね!

(参考)
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