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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
今回は日めくりの紙の名前は純白ロール?
古くから根強い人気です!というお話。
管理人、日めくりのイメージはこれ。
キングコーポレーション 2022年 カレンダー 日めくり 日めくりカレンダー 6号 185×120mm KC68006
昔、祖父母の家で見ましたね~
それで。
この日めくりに使われている
紙の名前は何なのかですけど。
それは純白ロール紙。
こんな感じの紙ですね。
純白ロール紙 日本製 片面ツヤ加工 薄口 394mm幅x50m巻き 1本 ラッピング・包装紙・保護紙【394mmx50m1本】
色々使われるんですが多いのは
包装用だったりします。
高級なバッグとか財布とか
そういうもののあんことか。
では純白ロール紙がどんな紙かのか?
ちょっと調べてみましょうか。
ということで。
この記事では、日めくりの紙の名前は
純白ロール?古くから根強い人気です!
について
管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。
日めくりの紙の名前は純白ロール紙。薄くて丈夫です!
管理人が調べたところでは。
日めくりカレンダーに使われている
紙の名前は純白ロール紙になります。
あのペラペラで印刷面がつるつるで
反対面がザラザラのやつですね。
この手の日めくりは昔からあって
今でも根強い人気があるそうです。
これだけきれいなカレンダーが増えて
しかもデジタル化もされているのに。
実用性という意味ではいまとなっては
スマホを見れば日付も時間も分かる。
テレビを見てもパソコンを見ても
日時はすぐに分かるわけです。
それでもあのペラペラの日めくり
置いている家庭も多いんだそうで。
本当に古くからの習慣なんでしょうね~
一日の終わりか初めに一枚破って
新しい日を迎えるという習慣。
これが大きいような気がしますね~
それはそうとして。
これに使われている紙である
純白ロール紙も古くからある紙。
品種としては片艶晒クラフト紙ですね。
製造はヤンキーマシンになります。
ヤンキーマシンって本当に
昔からあるマシンなんですよね。
この抄紙機は乾燥方法が独特で大きな
円筒に紙を抱かせる形で乾かします。
なのでこの金属の円筒にくっついている面は
金属鏡面を転写してつるつるになるんです。
一方の反対面は特になにもないのでザラザラ。
そしてこのヤンキーマシンのいいところは
紙が薄くても簡単には断紙しないところ。
管理人は紙がどこにもくっついてない
部分をフリーランと呼んでましたが
ヤンキーマシンの場合は紙はどこかに
サポートされて走っているんですよね。
なので紙が薄くても簡単には切れない。
一般的な長網多筒抄紙機とは
そこが構造的に違うわけです。
ただし、先程お話したように
必ず表裏差は発生します。
そういう意味では書籍のような
両面印刷する紙には使えません。
品質がどうでも良ければいいですが
表も裏も同じ品質にというのは無理。
なので用途は選ばないといけないのですが
ヤンキーマシンなら薄紙を作りやすいので
紙の薄さを活かす用途を見つけて
そこに活路を見出すことになります。
その一つがこの日めくりなんですね。
なにしろ日めくりは1年分なら
365日または366日分必要になる。
つまり365枚重ねないといけない。
これだけの枚数を重ねると
相当分厚くなりますから
紙そのものはできるだけ
薄いほうがいいわけです。
しかも、日めくりなら印刷は表だけ。
裏面は白紙でいいわけです。
これも用途としては丁度いい。
それから、裏面がザラザラというのも
日めくりには都合がいいでしょう。
ツルツルの紙の場合、たとえばコート紙の
カレンダーだと重ねるとくっつきます。
しかし、片面がザラザラならくっつかない。
日めくりを破るときも簡単に1枚づつ
剥がれるのでストレスがない。
これもヤンキー紙のメリットですかね。
うまいこと出来てるなと思いますね~
日めくりはいつから出来たのか?
ここからは余談です。
ここまでは日めくりの紙のお話。
あの薄いペラペラの紙の名前は
純白ロール紙というものでした。
それで。
この日めくりなんですけど
一体いつからあるのか?
かなり古いと思うんですが
実際のところどうなのか?
気になったのでネットで調べました。
その結果。
==ここから==
1903年(明治36年)には日めくりカレンダーが大阪で製造されました。
==ここまで==
ということだそうです。
確かに古いには違いないんですが
明治の後半だったんですね~
考えてみると。
暦って占いには欠かせないもの。
なので昔は国家というか神社仏閣が
独占していたんだそうです。
実際には昭和二十年戦争に負けて
こよみの出版が自由になった。
日本の古典を読んだ時貴族が
日の吉凶を気にしてましたが
こういうことを取り仕切るのは
仏教とか神道の範疇だったわけ。
そのカレンダーが一般庶民に
行き渡るというのはすごいこと。
カレンダーがあれば簡単に占いの
からくりも分かってしまいますから
本来そういうことは神社からすると
秘密にしておきたいはずなんですよね。
それからもう一つ気がついたこと。
日めくりが普及するということは紙が
十分にあって印刷もできるということ。
また、識字率が高くないと買う人がいない。
一般庶民が文字を読めなければ
日めくり買っても意味がない。
何書いてるか分かりませんから。
数字だけならともかく、大安吉日とか
一粒万倍日とか意味不明なわけですよ。
更に言うと日めくりに名言や
ことわざが書いていても
文字が読めなければ何が
ありがたいのか分からない。
ということは日めくりに限りませんが
カレンダーを発行して商売になるのは
その地域の文化レベルが相当に
高くないと成立しないということ。
日本の場合は江戸時代から識字率が
かなり高かったそうですから
明治になって日めくりが販売されても
商売が成立する下地があったのでしょう。
たかが日めくりではありますが
これすごいことだと思いますね~
管理人のまとめ
今回は日めくりの紙の名前は純白ロール?
古くから根強い人気です!というお話でした。
日めくりの紙の名前は純白ロール紙。
分類としては片艶晒クラフト紙ですね。
薄い紙という意味では薄葉紙でもあります。
マシンはヤンキーマシン。
紙質は片面がツルツルで反対面がザラザラ。
純白ロール紙自体は印刷用紙よりも
包装用紙として使われる事が多いです。
高級なバッグとか財布とか靴の
中に入れるあんこにも使いますね。
それから日めくりに関する歴史も
少しお話させていただきました。
古くからあるにはあるんですが
明治の後半に発行されたとか。
本当の意味でカレンダーの
出版が自由になったのは終戦後。
戦前戦中は色んな思想が
統一されていたそうで、
こよみも国家神道の観点から
専売だったのでしょうかね?
それから。
各家庭に日めくりがあるということは
そこに文字が読める人がいるということ。
カレンダーを発行して商売になるなら
文化水準が高かったんでしょうね~
この記事が、日めくりの紙の
名前の参考になればと思います。
日めくり、上手く使って下さいね!
(参考)
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