筆圧が低い人のボールペンとは!使いやすいのは低粘度インク

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筆圧 低い ボールペン

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、筆圧が低い人向けの
ボールペンとはというお話。

筆記用具は色々ありますが、
筆圧に関して言うと、

たとえばボールペンは筆圧が必要ですが
万年筆なら筆圧はいりません。

鉛筆ならHBを標準とすると、
筆圧が高い人はHとか2H、

筆圧が低い人はBとか2B
という感じでしょうか。

管理人は筆圧が低い方なので
ボールペンはかすれやすいです。

ノーカーボン紙に書くときなんかは
力を入れて書きますけど。

それでは、筆圧の低い人でも使える
ボールペンとはどういうものか?

ということで。

この記事では、筆圧の低い人に
向いているボールペンについて

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

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筆圧が低い人のボールペンは低粘度インクのもの

結論から言うと

ゲル(ジェル)ボールペン

がおすすめですね。

その理由を少しお話させて下さい。

ひとくちにボールペンといいますが、
その種類は様々です。

一番安い5本100円みたいなやつもあれば
高級ボールペンと呼ばれるものもあります。

そんななか、筆圧の観点からすると、
万年筆のようにサラサラと書けるものがいい。

そうなると選択するのは、

低粘度インクボールペン
水性ボールペン
ゲルボールペン

の3種類になりそうです。

あとエマルジョンボールペンというのも
あるそうですが筆圧に関しては

油性ボールペンと水性ボールペンの
間になるようです。

それで基本的にはいずれもインクの
粘度が低いというのが特徴になります。

一般的に売られている安いボールペンは
油性の顔料インクが使われており、

これは溶剤の関係上粘度が高く
なってしまうようです。

溶剤の一例としては、

フェニルグリコール約 40%、
ベンジルアルコール約 10%

を含有する、という感じですね。

残り50%は色材である顔料や
バインダー、分散剤としての樹脂。

固形分がかなり多くなりますから
粘度も高いんだと思います。

管理人は、顔料系のインクの場合は
色材である顔料を分散させるため

ある程度粘度の高い配合にしないと
均一な分散が難しいのだと推定しています。

これを改良したのが低粘度タイプ。

分かりやすいのが水性ボールペンで、
水に染料を溶かしたものがインクになります。

これはインクジェットインクと似ていて、
70%-80%程度は水なんですね。

安定剤としてグリコールなどが入るとしても
15%程度ですから、半分固形分になる

油性ボールペンインクと比較すると
低粘度ということになります。

では低粘度ボールペンはどうなっているのか?

銘柄としては三菱uniの
ジェットストリームが有名。

これは従来の油性ボールペンの
インク成分の溶剤を低粘度のものにしたんだとか。

低粘度で潤滑性の高い溶剤を新たに採用、
ということだそうです。

低粘度ボールペンは開発者の筆圧が低く、
自分が使いやすいボールペンを作ろう、

というところから開発されたそうですから
筆圧の低い人向けには間違いないですね。

それからゲルボールペン。

管理人はこれがおすすめ。

水性ボールペンはサラサラと書けて
それはそれでいいんですが

インクが漏れるような気がして
イマイチ好きではありません。

しかしゲルボールペンのインクは
何もしなければ動かないのですが、

一旦動き始めれば滑らかに書ける
という特徴があります。

流体力学的に言うと
チキソトロピーという性質だそうで、

身近なものではソフトクリーム
なんかがそういう感じですね。

静止した状態では形状が変化しませんが
ちょっと押さえたら形が変わる感じ。

余談ですが、この性質、
塗工ではとても重要なんです。

特に高速で均一に塗工するには
重要になっているんですね。

それで、ゲルボールペンのインクは、
基本は水性なんですが

ゲル化剤のようなものを
配合しているみたいですね。

ここで言うゲル化剤は増粘剤
と考えていいようです。

成分は各社色々あるようで、
管理人にはよく分かりませんでした。

管理人が知っている増粘剤は
アクリルエマルジョン系のもの、

CMC(カルボキシメチルセルロース)、
HEC(ヒドロキシメチルセルロース)
キタンサンガム、のようなもの

PVAとホウ砂の組み合わせ、
PAM(ポリアクリルアミド)など

水溶性のポリマーと呼ばれるものですが
こういうのは日進月歩なので

今どうなのかとか、実際に何が使われるか
というのはよく分からないのが本音です。

ただはっきりしているのは、
ゲルボールペンは水性ボールペンの

改良バージョンという位置づけですから
筆圧が低い人にはいいだろうということ。

なので筆圧が低いからボールペンが使いにくい
というならば現時点ではゲルボールペン。

今後はもっといいものが出るでしょうが
管理人としてはおすすめです。

なお、耐候性という点では従来の
油性のボールペンが有利ですが、

顔料系であればゲルボールペンでも
良好ということです。

管理人のまとめ

今回のお話は、筆圧が低い人向けの
ボールペンは何がいいかということでした。

管理人の結論はゲルボールペン。

それなりに値段も安いし
文具店でもコンビニでも買えるし。

もちろん、ジェットストリームのような
油性の低粘度ボールペンでもいいですが
ちょっと値段が高めかなと。

いずれにしても。

ゲルボールペンも低粘度ボールペンも
各社各様で販売していますから

自分で試して気に入った
ボールペンを使うのが一番です。

この記事が筆圧が低い人向けの
ボールペン選びの参考になればと思います。

楽にかけるボールペンで楽しんで下さいね!

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