紙やすりをカットしたい?ハサミで切ったら刃こぼれするゾ!

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紙やすり カット

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、紙やすりをカットするとき
ハサミで切ったら刃こぼれするというお話。

管理人はDIYとかやらないんで
紙やすりを使う機会は少ないですが。

プラモデルが趣味の人はつなぎ目を
磨くときなんかに使うみたいですね。

それでこの紙やすり、買ったときの
状態では大きすぎるのでカットします。

しかし、これをハサミで切ると
ハサミの刃がこぼれてしまう。

それは当然のことで、この刃を研ぐのに
紙やすりを使うことがあるくらいですから

ハサミの金属より紙やすりに
塗っている砥石の方が硬いわけで、

砥石が金属を削ってしまう
ということになるんですよね。

ではどうすればいいのか?

ということで。

この記事では、紙やすりをカットするとき
ハサミで切ったら刃こぼれする対策について

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

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紙やすりをカットするときはハサミを使わないこと

結論から言うと、紙やすりをカットするときは
ハサミを使わないのがいいということです。

だいたい、紙やすりの場合は必要な大きさに
折り曲げて折り目をつければ破れます。

キレイに折るためには定規などを
当ててしっかり折ればいい。

一度でうまく行かなければ何度かやる。

片側に折るだけではダメなら反対側にも折る。

それを数回繰り返す。

大抵の場合はそれでちぎれるでしょう。

紙やすりをカットするハサミは100均で

紙やすりをカットするときは
ハサミを使わないのがいいんですが。

それでも小さく切るからハサミを
使いたいときもあると思います。

そういうときは専用のハサミを決めておく。

最悪使い捨ててもいいように
100均のハサミを使う。

なるべく安いハサミを使うのが良い。

紙やすりを切るのですから
よく切れる良いハサミはいらない。

そんな高価なものを使っても
刃こぼれはしますから。

あとはカッターナイフですかね。

紙の方から刃を入れれば
マシだとは思いますし、

刃こぼれしても刃を
折ればいいだけですから。

それでも、紙やすりの場合は刃物を
使わなくても切れると思いますので

定規を使って折り目をつけて
ちぎったほうがおすすめですけど。

紙やすりと3Mについて

ここからは余談です。

管理人は粘着加工品、いわゆるシールや
ラベルの製造にも関わったことがあります。

粘着加工品製品をやっていると3Mは
すごい会社だという話が出るんですね。

その3Mの最初の成長商品が紙やすり。

あの、ポストイットとかスコッチテープの3Mです。

そもそも3Mは、ミネソタ・マイニング・
マニュファクチュアリングだから3M。

コランダムという研磨用の硬い鉱石を
採掘するために始めた会社だとか。

しかし、鉱山事業は品質が悪くすぐに
撤退して紙やすりを製造を始めたらしい。

もともと研磨剤が得意な会社ですから
紙やすりに転身できたんでしょう。

色々聞かされたのはここからです。

この紙やすり、ありきたりなものですが
その中に含まれる技術はなかなかのもの。

まず、紙に研磨剤を塗らないといけない。

ここで必要な技術は塗工技術。

それから塗料を作る必要がある。

サンドペーパーの目を決めるには
研磨剤の粒子を揃えないといけない。

そうなると微粒子の粒径を揃えるとか
塗料に均一に分散させる技術が必要。

また、紙と研磨剤をくっつけるための
接着剤や粘着剤の技術が必要。

この粘着剤の技術が発展して
マスキングテープが出来たそうです。

マステは今や建築とかリフォームとか
車の塗装とかだけではなく、

女子高生がかわいいからということで
スケジュール帳に貼ったりしますよね。

あの粘着技術のそもそもは
紙やすりの粘着技術だそうです。

それから反射材がありますね。

夜に道路の白線が光るとか
ライトで照らした標識が光るとか。

夜間の工事現場や倉庫の
中で着用する服とか。

自転車が光るとかそういうやつ。

あれはガラスビーズが塗工されて
光を反射するんですが、

塗料とか塗工の技術がなければ
出来ないことなんですよね。

それから粘着剤の派生としては液晶に
使われるプリズムシートがあります。

プリズムシートというのはフィルムの上に
25μくらいの山形ラインの賦形をしたもの。

これを後ろから光で照らすと
ものすごく明るく見えるんです。

横に拡散してしまう光を正面に
集光する事ができるんですね。

これ液晶のバックライトユニットと言われる
光を出している部分に使われます。

この山形ラインの賦形をするときに樹脂を
塗工して金型で形を作るんですが

その樹脂がUV硬化型の接着剤とか
粘着剤になるんだそうです。

3Mの場合はこの粘着剤技術、
塗工技術、賦形技術があった。

形は違いますが元々紙やすりの
技術があったから出来たことです。

しかも以外なことに紙やすりも進化して
紙やすりの表面にプリズムを

賦形したものがあるそうで光学フィルムの
技術が紙やすりに戻ってきているんですね。

技術しゃぶりつくし、と言うんだそうです。

こういうお話をいろいろと聞かされて
今持っている技術をどう使うか考えろと

言われたものですが自分は
3Mじゃないし、って思ってましたね。

そんなことさっぱり出来ませんでしたから。

管理人のまとめ

今回は、紙やすりをカットするときハサミで
切ったら刃こぼれするというお話でした。

やり方は簡単で、ハサミを使わずに
定規などで折り目をつけてちぎればいい。

どうしてもハサミを使うなら最悪
使い捨てても良い100均のものを使う。

また、カッターナイフなら刃こぼれしても
折ればいいだけなのでマシということでした。

それから、紙やすりと3Mについても
お話させていただきました。

意外にも3Mの中核技術は紙やすりの
技術からの派生がたくさんあるということ。

塗工、粘着剤、接着剤、微粒子など。

これはこれで非常に面白いです。

この記事が、紙やすりをカットする
参考になればと思います。

紙やすりはうまく使って下さいね!

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