ポスターのしわはドライヤーで伸びるの?波打つので逆効果!

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ポスター しわ ドライヤー

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、ポスターのしわは
ドライヤーで伸びるのというお話。

管理人、ポスターというかカレンダーは
結構貼っていたことがあります。

最近は余り貼らないんですが。

それで。

ポスターもキレイに丸めて入れば
壁に貼るときにはいいんですけど

保管状態が悪いとシワが入っていたり
折り目がついていたりするんですよね。

まあ、カレンダーみたいに使い捨て
のものならそれでも良いんでしょうけd。

でも本当にきっちり保管したいなら
大きなクリアファイルでしょうか。

こんなやつ。

 

ROZZERMAN B2 A4 ポスター ファイル 40枚 20枚 60枚 収納 B2ポスターフレーム B2ポスターファイル ポスターファイル ポスターフレームB2 ポスターケース 20ポケット (B2 10P 20枚収納)

 

B2サイズなのでポスターでも
ファイリングできるやつ。

丸めなくてもいいから保管には
一番いいと思いますね。

場所も取らないし。

それはそうとして。

こういうファイルで保管してれば
キレイに保管できるでしょうが

丸めたりしても押しつぶされると
シワが入ったりします。

それで。

このしわ、ドライヤーで伸びるものなのか?

少しでもマシになる方法はあるのか?

ということで。

この記事ではポスターのしわは
ドライヤーで伸びるのかについて

管理人の調べたことを
お伝えしたいと思います。

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ポスターのしわをドライヤーで伸ばす?波打つのでおすすめしません

結論から言うと、ポスターのしわを
ドライヤーで伸ばすのは危険。

むしろ波打つ可能性が高いです。

逆効果になるのかなと。

もちろん、状況によるのですが
だた単にドライヤーを当てただけだと

紙の水分が急速に失われて
波打ってしまうと思うんですよね。

もしくは何も変化しないか。

一番まずいのは若干湿った感じの
ときにドライヤーを当ててしまうこと。

緩んだところを不均一に乾かすと
部分的に縮んでしまうので波打つ。

ボコボコになると思います。

なので、ポスターのしわを伸ばそうとして
ドライヤーを当てるのはおすすめしません。

ポスターのしわを伸ばすならアイロン

ではどうすればいいか?

管理人のオススメはアイロンですね。

普通の紙なら霧吹きなどをかけて
若干湿らせてからアイロンをかける。

うまくやればパリッとした紙になります。

新聞紙なんかにはいいと思います。

ただですね、ポスターの場合は
キャストコート紙、アート紙など

結構塗工量の多い高級なコート紙が
使われることが多いんですよね。

ポスターですから印刷面が
美しくないといけませんから。

ただ、そういう紙って霧吹きなんかで
下手に濡らすと塗料がやられる。

やられるやつが多い、
と言った方が良いですかね。

基本的に紙の塗料は水性です。

だから水に弱ことが多い。

バインダー被膜も乾けばそれなりに
耐水性はありますがそれでも弱い。

基本的に親水性にするための
界面活性剤とか入ってますから。

そもそも紙が水には弱いですから
必要以上に濡らしたらダメです。

まあ、そんな感じで、霧吹きとかも
ポスターには良くないでしょうね。

新聞紙とかコピー用紙とかの
非塗工紙ならまだいいですけど。

それで。

アイロンでシワを伸ばすならしわの
裏側からアイロンを当てること。

まさかり印刷面にアイロンがけは
しないと思いますけど念の為。

やったらどうなるのかは不明ですが
そんな危険なことしなくていいですよね?

もしかすると印刷面が変色するとか
無茶苦茶になるかも知れませんから。

それからアイロンをかけるときは
あて布をしたほうが良いです。

特に塗工紙は塗料が加熱されて
変色するかも知れません。

まあそこは大丈夫だと思いますが
さすがに直接加熱はやめてほしい。

管理人のおすすめとしては
クッキングシートが良いでしょうね。

紙の中でも耐熱性が良いし
塗料がくっついたりもしないので。

クッキングシートはドラッグストアでも
スーパーでも売ってますから入手は簡単。

こんなやつです。

 

クックパー クッキングシート Lサイズ 30cm×15m

 

これはアマゾンで売ってたやつですが。

これがいいのは継ぎ目がないこと。

塗料がくっつかないし耐熱性もある。

なかなかすぐれものだと思いますね。

それともう一つ注意点。

アイロンをかけるなら低温で。

高級なコート紙は加熱すると
ブリスターを起こしやすいんです。

ブリスターとうのは「火脹れ」のこと。

紙の中の水分が加熱されて蒸気になって
外に出ようとしたとき、塗料があると出られない。

塗料と印刷インクがバリアになって
水蒸気が抜けないんですよね。

そうすると弱いところに水蒸気が
集まって爆発を起こす。

それで、紙が「火脹れ」を起こします。

その減少がブリスターと呼ばれます。

ポスターのしわを修復しようとして
印刷面にブリスターって最悪です。

だから水蒸気が出にくいように
なるべく低温でアイロンをかける。

それもゆっくりじゃなくてそれなりの速さで。

丁寧にゆっくりアイロンをかけたほうが
しわは伸びやすいですがブリスターが怖い。

この場合は完璧にやろうとせずに
そこそこで妥協したほうが良いです。

しわがキレイになってもブリスターが
起こったら本末転倒。

折角の努力が水の泡ですからね。

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管理人のまとめ

今回のお話は、ポスターのしわは
ドライヤーで伸びるのかでした。

結論から言うと、逆効果で波打つ
可能性があるということでした。

管理人としてはおすすめしません。

ドライヤーでフリーな状態で
乾燥させるとボコボコになりそうです。

やるならアイロンを掛けたほうがいい。

アイロンなら強制的に
しわを伸ばしますからね。

ただこれも、温度をかけすぎると
火膨れを起こすので要注意。

そこそこのところで妥協した方がいい。

きっちりシワをとろうとしすぎて
火脹れが起こると本末転倒。

何事もバランスが大事ですからね~

この記事が、ポスターのしわを
伸ばす参考になればと思います。

ポスター、楽しんで下さいね!

紙の修復
プロフィール
べぎやす

元製紙会社社員。
技術者として入社し16年間勤務する。
開発技術部門、営業管理部門、現場管理部門など様々な部署を転々としたあと独立。
紙に関するコンサルタントとして今に至る。

詳しい運営者情報はこちらからご確認いただけます。
>>https://kamiconsal.jp/profile/

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