製紙工場の大気汚染の原因?白い煙は主に水蒸気だが硫化物も

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、製紙工場の大気
汚染の原因は、というお話。

管理人が子供の頃は
各地で公害がありました。

今はどこも対策をして日本では
公害はほとんどないですが。

管理人自体も光化学スモッグで
外で遊べなかった記憶があります。

大気汚染公害で覚えているのは
四日市喘息とか川崎喘息とか。

原因は亜硫酸ガスだったかなと。

化学的には二酸化硫黄だそうです。

問題は石油コンビナートで石油精製の
ときに出てくる亜硫酸ガスなんですね。

環境意識が低かった頃は
これが当たり前でした。

環境対策なんかに金を使っていたら
競争力が無くなる時代でしたから。

それは製紙会社も同じこと。

ということで。

この記事では製紙工場の
大気汚染の原因について

管理人の調べたことを
お伝えしたいと思います。

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製紙工場の大気汚染も亜硫酸ガス

結論から言うと、製紙工場の大気汚染、
原因は亜硫酸ガスだそうです。

製紙会社の工場の煙突からは白い
煙が出ているんですがあれは水蒸気。

ただその中に、亜硫酸ガスが含まれていた。

なので周辺住民、特に子供が
喘息になったということだそうです。

この亜硫酸ガスなんですが悪臭でもあります。

それでこの由来なんですが。

これは元々はクラフト
パルプの製造で使う薬品。

木材チップからパルプ繊維を取り出すとき
アルカリ水で煮てリグニン分を取り除く。

このときにアルカリである苛性ソーダと
一緒に硫化ナトリウム(Na2S)を入れる。

こういう水溶液でチップを煮ると
リグニンがよく取り除かれるわけ。

このリグニンの水溶液は濃縮されて
ボイラーで燃やされて熱になります。

問題はこの硫化ナトリウム(Na2S)、
名前の通り硫黄があるんですね。

だからリグニンと一緒に濃縮したり
燃やしたりしたときに色々反応する。

このときいに色んな硫化物を
作るんだそうです。

その中でもよく聞くのが硫化水素(H2S)や
亜硫酸ガス(SO2)と呼ばれる硫化物。

H2Sは悪臭で卵が腐ったとか
温泉のニオイなんですよね。

亜硫酸ガスも悪臭ですが
水と反応すると亜硫酸になる。

これがさらに紫外線などで
酸素がくっつくと硫酸になります。

硫酸は強酸ですから吸い込めば
気管支が痛むのは当たり前。

喘息になるわけです。

四日市ぜんそくなんかも物質的な
原因は亜硫酸ガスだったんですね。

四日市は石油コンビナートで
硫黄分の多い原油を使っていたから

亜硫酸ガスが発生して
公害になったそうですが

製紙工場の場合はクラフトパルプの
製造工程で使用する薬品が原因で

亜硫酸ガスが発生して
公害になったということです。

製紙工場の大気汚染対策

過去には製紙工場の集まる
富士市で大気汚染がひどいため

大勢の喘息患者が出て
大変なことになりました。

しかし今では製紙工場から硫化物を
出さない対策をしています。

莫大な費用をかけて。

管理人の記憶では集合煙突で
排ガスを集めて、亜硫酸ガスなどを

アルカリで洗い流すという
設備がありました。

確かものすごく背の高い
集合煙突になっていたと思います。

一般的には生石灰(CaO)と反応させて
亜硫酸カルシウム(CaSO3)にする

ということで亜硫酸ガスを吸着して
大気には出さないということのようです。

こういう設備を莫大な費用をかけて
製紙会社は設置しているんですよね。

そういうことで昔に比べれば
ずっと大気汚染はマシになった。

これは間違いないと思います。

なんですが。

しかし、大気がキレイと
言うわけではありません。

白い水蒸気の煙はほとんど無害になり
それもかなり上空で排出されるので

有害ガスの濃度は薄まり
健康被害はなくなりました。

製紙会社は精一杯やってると思います。

しかし、そこに住むかと言われると
あまりそういう気にはなれません。

管理人が住んでいた頃と比較すれば
もっと改善されてるでしょうけど。

本当に困ったことなんですが、硫化物って
ちょっとでも混ざってると臭うんですよね。

管理人が製紙工場にいた頃はすでに
大気汚染防止対策は十分やってましたが

それでも風向きが悪いと
硫黄のニオイがしてました。

それに。

年に一回工場が全部停止したときに
煙突の煙も出なかったわけですが、

そのときの夜空は普段より
星がよく見えたんですよね。

いくらあの白い煙がただの水蒸気で
亜硫酸ガスが処理されていると言っても

やっぱりゼロではないわけで
大気はそれなりに汚れている。

工場のある場所は田舎でしたが
これでいいのかと思ったものです。

当時は製紙工場で働いていたので
それは同仕様もなかったわけですが、

今となっては夜空がキレイなところに
住んだほうがいいよなと思っています。

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管理人のまとめ

今回は、製紙工場の製紙工場の大気
汚染の原因についてのお話でした。

一応言っておきますが、かつては
公害がありましたが現在はありません。

そこは社会的にも大きな問題になりましたし
製紙会社も防止対策をしましたから。

それで、昔の大気汚染の原因は
硫化物、特に亜硫酸ガスだったようです。

亜硫酸ガス、二酸化硫黄ともいいますが
これが水と反応して亜硫酸になり、

その亜硫酸に光が当たって空気中の
酸素と反応して硫酸になる。

そういう大気の中にいれば慢性的に
硫酸を吸い込んでいるわけです。

喘息になるのは当然でしょう。

あと、この硫酸、雨になったら酸性雨。

欧州で石灰岩でできた建物が
ぼろぼろになって問題になって

日本でも酸性雨のために建物や
農業で被害が出てたと思います。

今考えればとんでもないことですが
当時は高度成長の象徴でした。

公害を発生させたことを一概に
責めることはできないんですよね。

今の中国や韓国の状況が
同じようなことなんだと思います。

確かに環境汚染対策をすると
莫大な費用がかかるんですよね。

だからコスト競争力が無くなる。

単純に利益だけを追い求めると
人間が住めなくなるということです。

管理人、本音を言うと製紙工場の
あるところには住みたくありません。

どんなに対策してみても
問題がゼロにはなりませんから。

ただ、だからといって何でも反対みたいな
非生産的なことは意味がないでしょう。

どこかでうまく折り合いをつけるしか
ないのではないかと思いますね。

この記事が、製紙工場の大気汚染の
原因の参考になればと思います。

環境問題、たまには考えてみて下さいね!

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