地図用紙の特性は?寸法安定性、耐折、印刷適性、表面強度!

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地図用紙

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、地図用紙の特性は?
寸法安定性、耐折、印刷適性、表面強度!
というお話。

管理人、実は地図を読むのが苦手。

そういえばこんな本もありましたけど。

 

話を聞かない男、地図が読めない女

 

管理人の場合は方向音痴が酷いんですよね。

なのでカーナビとかスマホのナビは
ものすごくありがたいと思っています。

管理人が学生の頃は
紙の地図しかなかった。

だから車での旅行は大変でしたね。

特に標識がわかりにくい道路では。

それはそうとして。

この地図用紙ですけど。

紙としてはどういう特性が必要なのか?

ということで。

この記事では地図用紙の特性は?
寸法安定性、耐折、印刷適性、表面強度!
について

管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。

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地図用紙の特性。物性と印刷適性のバランス

管理人が調べたところでは。

地図用紙は寸法安定性が重要。

これはまあ当然ですよね。

寸法安定性がないと縮尺が狂うので。

それから強度。

特に大きな地図は畳むので
耐強度が必要になる。

ただこの2つは両立が難しい。

寸法安定性があるということは
伸縮を抑えるということですから

紙としては脆くなるわけで
折り曲げてパリッとなりやすい。

適度なバランスが必要ですね。

それから印刷適性。

地図の場合は細かい文字もある。

これが潰れて読めないとまずい。

色の再現性というような
印刷適性ではないですが

鮮明な印刷が必要になるので
表面の平滑性は重要になる。

多色刷りの地図なら厚手の
コート紙の印刷がきれいですが

塗工層が厚くなりすぎると
折り曲げに弱くなります。

これも悩ましいです。

それから表面強度。

普通に紙むけはダメですし
地図には書き込むこともある。

鉛筆で書いたり消しゴムで消しても
毛羽立ちにくいというのも重要になる。

こんな感じでしょうか。

全体的なバランスを取らなければ
成立しない紙だと思いますね。

地図用紙はアウトドアで使うなら耐水紙やユポも

この地図用紙なんですけど。

アウトドアで使うこともある。

そこでもしも電源がなくなったら
スマホはもう使えないわけです。

そうなると紙の出番。

デジタルは電気がないと
どうにもなりませんからね。

そして水のあるところなら
耐水紙とかユポがいい。

濡れても破れませんから。

緊急事態となればなおさらでしょう。

車でピクニックとかなら
カーナビがありますけど

徒歩で登山とかになると
やっぱり紙の地図かなと。

それから災害時ですよね。

電気が止まるとどうしようもない。

近所のことは知っているとしても
ハザードマップとなるとどうか。

案外近所の避難場所の
確認なんてしませんから

そういうときに紙の
地図がほしいわけです。

普段使うことがなかったとしても
保険に紙の地図ということですね~

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管理人のまとめ

今回は地図用紙の特性は?
寸法安定性、耐折、印刷適性、表面強度!
というお話でした。

地図用紙の特性ですけど。

基本は印刷用紙と同じですが
寸法安定性と耐折強度のように

バランスをとらないといけないとか
なかなか難しいところもあります。

地図だから縮尺は大切だけど
折り曲げて携帯するなら

耐折強度が弱いと困るので
これらの妥協点を見つける。

相反する特性ですので。

印刷の仕上がりをよくするために
塗工量を増やしたら耐折が落ちる。

品質のバランスを気にしないと
いけない紙だなと思いますね~

それから。

アウトドアで使うなら水に濡れてもいい
耐水紙とかユポも地図用紙の候補です。

紙の地図は今となっては
使われなくなってますが

それでも災害時なんかには
紙の地図が頼りになる。

保険の意味でも紙の地図
持っておきたいですかね。

この記事が、地図用紙の
参考になればと思います。

地図用紙、うまく使って下さいね!

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プロフィール
べぎやす

元製紙会社社員。
技術者として入社し16年間勤務する。
開発技術部門、営業管理部門、現場管理部門など様々な部署を転々としたあと独立。
紙に関するコンサルタントとして今に至る。

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