コピー用紙は中性紙?永年保存資料用に使っても大丈夫なのか

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、コピー用紙は中性紙か、永年保存
資料用に使っても大丈夫なのかというお話。

管理人は永年保存用の資料など
実は作ったことはありません。

だから、資料を作るときにどんな紙を
使うべきかは意識してないですね。

ただし、コピー用紙が中性紙か
どうかは分かります。

なにか見分け方があるのか
と言うともちろんあります。

ということで。

この記事では、コピー用紙は中性紙か、
永年保存資料用に使っても大丈夫か

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

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コピー用紙は中性紙がほとんどなので永年保存資料に使える

結論から言うと、コピー用紙はほとんど
中性紙なので永年保存資料に使えます。

その見分け方は?

実は多くの場合、そういう記載があります。

分かりやすいのはアマゾンなどの
ネット通販の商品説明ですかね。

詳細情報の材質の部分を見れば
「中性紙」と書かれていたりします。

記載がないものの場合でもQ&Aに
回答があったりしますね。

コピー用紙によっては外箱や包装紙に
「中性紙」の記載がある場合もあります。

どうしても知りたければメーカーに
問い合わせると確実です。

紙に詳しい卸商なら即答でしょう。

そして。

実質的にはコピー用紙は中性紙です。

酸性紙を探すほうが難しい。

理由はいろいろあると思いますが、
社会的要求としてコピー用紙は

文書作成に使う紙ですから
長期保存できる中性紙になる。

結果的にそうするしかないんです。

今どき酸性紙のコピー用紙を
製造してもだれも購入してくれません。

低白色再生紙とか古紙入りPPC用紙
と呼ばれる紙なんかもそうです。

だいたいプリンタメーカーの認定紙は
中性紙が当たり前なんですよね。

キヤノンやリコー、ゼロックスなんかの
ブランドで販売している紙は

彼らもプライドがありますから
文書に使うのに保存が利かないとか

30年程度で変色しますとか
そんな紙は許さないです。

何かの事情があるならともかく
中性紙しか選択肢はありません。

元製紙会社社員としては
これは強く思うところですね。

それと、上質紙と呼ばれる白い紙
これも今どき酸性紙はないでしょう。

元々一番中性紙化しやすい紙ですし。

真っ白なコピー用紙も配合は上質紙。

だからほとんど中性紙です。

海外メーカー品はよく分かりませんが
日本国内で流通しているなら

ほとんど中性紙だと考えて
間違いないと思います。

開発途上国で製造された紙の多くは
欧米や東アジアに輸出されるんですが

そもそも紙の劣化が問題に
なったのは欧米なんですよね。

だから今更酸性紙は使わない。

製造側も酸性紙なんて製造しない。

こんな感じで、コピー用紙は
中性紙になるというわけですね。

中性紙の見分け方

ここまではコピー用紙は結局
中性紙でなければいけないという

お話をお伝えしましたが
これはただの情報であって

本当にその紙が中性紙かどうかを
見分けているわけではありません。

では本当に見分ける方法は
ということなんですが。

まず、非破壊検査で見分けるのは
ちょっと難しいです。

製紙会社で確認するときは
PH試薬という液を紙に塗ってみて

それがどんな色になるかで
PHを確認するという方法になります。

紙は個体ですから液体のように
詳細なPHは出てきませんが、

大まかにPH6、とかそういう感じで
数字が出てきます。

この紙の色がどう変わるかで
PHを測定するというのは

水質検査とか尿検査とか
そういうときにやるのと同じです。

もうちょっと適当でいい場合には
中性チェックペンを使います。

これはインクがPH試験液になっていて
ペンで書いて中性紙だと青色、

酸性紙だと黄色という感じで
色によって識別できるものです。

ただ、酸性か中性かが分かるだけで
PHの数値は分かりません。

簡易的に使えるのでよく使ってました。

ここまでは製紙会社で
確認していた方法です。

ここからはもうちょっと誰でも出来る
簡易的な方法を確認してみます。

まずは燃やしてみる。

中性紙の場合は炭酸カルシウム、
(炭カル)が配合されています。

これは燃やしても白いんですね。

だから灰が白い。

酸性の場合は硫酸があるので
炭化作用があって黒くなりやすい。

もう一つは酢酸につけてみる。

ここでいう酢酸は「お酢」です。

紙をお酢につけて泡が出たら中性紙。

こういう判定方法もあります。

これはどういうことかと言うと
中性抄紙では炭カルを使うのですが

この炭カルは酸性になると
酸化カルシウムと炭酸ガスになる。

酸があると炭酸ガスの
泡を出して分解するんですね。

酸性紙だとこうはならない。

これで見分けるというわけです。

ただし、これには弱点があって
塗工紙には使えません。

理由は塗工紙の場合、塗料に
炭カルが含まれる事が多いので

紙の中に含まれている炭カルか
塗料由来の炭カルか区別がつかない。

たとえば酸性紙に塗工していれば
お酢につけると泡が出るわけです。

だからこの方法、コート紙には
使うことは出来ません。

もっともコピー用紙の場合には
塗工紙はほとんどないので

こんなことは気にしなくてもいい
ということにはなるんですが。

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管理人のまとめ

今回は、コピー用紙は中性紙か、永年保存
資料用に使っても大丈夫かというお話でした。

結論は大半のコピー用紙は中性で
永年保存に使えるということでした。

現実的には上質紙はほとんど中性紙で
同じ配合のコピー用紙も中性紙。

古紙入り品も官公庁が使うし
プリンタメーカーブランドなら

それもやっぱり中性紙なので
結局中性紙なんですよね。

むしろ酸性紙を探すほうが
難しいだろうということでした。

中性紙の見分け方はいくつかありますが
メーカー名やブランド名が分かるなら

メーカーのHPを確認するとか
問い合わせるのが良いでしょう。

また、外箱や包装紙に中性紙と
記載されている場合もあります。

通販などでは商品の詳細情報に
記載されている場合もあります。

ブランド名が不明な場合は製紙会社なら
中性チェックペンを使ったりしますが、

普通はそんなもの持ってないので
燃やしてみるかお酢につけるか。

燃やして灰の色が白ければ中性
黒ければ酸性ということになるし

お酢につけて泡が出れば中性
何も起こらなければ酸性となります。

管理人としてはブランド名が分かるなら
ネットで調べるほうがいいと思います。

メーカーに確認すれば確実ですし。

実験的な方法で確認するのは
ちょっと分かりにくいかもしれません。

子供の自由研究なら
面白いかも知れませんが。

この記事が、コピー用紙が中性紙か
どうかの参考になればと思います。

永年保存用資料、うまくやって下さいね!

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