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鉛筆画の紙について。毛羽立たなくて高級感のあるものは?

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は鉛筆画の紙について。

デザインやイラストを描く人を見ると
すごいなと思うんですね。

管理人は絵心は全く無いので
同じ人間なのにどうしてあんなに

絵がうまいんだろうと
感心してしまいます。

そういうデザインなんかを
勉強している人は

鉛筆や紙にもかなりこだわりが
あるんだろうなと思います。

管理人は絵心はなくても
元製紙会社社員。

使われている紙は気になるんですよね。

多分、絵を描き始めた頃は一本の線を
書いたり消したりするのでしょうけど

そんなときに水彩画用の画用紙を使うと
紙は汚れるし毛羽立つしでイマイチ。

安いコピー用紙で練習するのもいいですが
それではやっぱり安っぽい線になる。

そういうのがあるんじゃないかな~
なんて思います。

ではどんな紙を使うのが良いのか?

ということで。

この記事では鉛筆画の紙に
何を使うのが良いかついて

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

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鉛筆画の紙で毛羽立たないのはケント紙

鉛筆画に使うとき書いたり消したりしても
毛羽立たない紙はなにか?

結論から言うとケント紙になります。

特に製図用に使われるものは
表面強度を強くしているんですね。

水彩画に使うような画用紙は
表面強度対策はしていませんが

製図用のケント紙は何度も鉛筆で
書いたり消したりされますから

表面強度を強くする薬品を塗工して
毛羽立ちを抑えているわけです。

それ以外ではノート用紙は
筆記適性がありますから

画用紙ほど毛羽立つことは
ないと思います。

ただし紙の大きさや厚みは
画用紙とは違いますので

そこをどう考えるかは
好みの問題かも知れません。

それからコピー用紙ですが
これは筆記適性は考えてません。

ある程度表面強度はありますが
スッキリした線にはなりにくいかなと。

ここで元製紙会社社員として
言わせて欲しいことがあります。

鉛筆画の場合、紙の地合いとか
風合いが作品に影響すると思うのですが

コピー用紙はその地合いが
よくないことが多いんですね。

ここで言う地合いは紙全体の均一さ
のようなものだと思って下さい。

それでコピー用紙なんですが。

そもそもコピー用紙はコピー機で
使われる紙ですから

コピー機で詰まったらダメなので
コピー機内の紙の搬送性が重要です。

ここからが言いたいことなんですが
このコピー機内の搬送性の良さと

地合いの良さは一致しませんというか
むしろ逆の関係だったりします。

地合いのいい紙は見た目もいいし
しなやかで良い紙になるわけですが

しなやかということは剛度が低いため
反ったりカールしやすいことにつながります。

そのためコピー用紙を抄造するときは
地合いを崩してでも搬送生が良くて

剃りにくいとかカールしにくいことを
優先するような条件を選ぶんですね。

管理人が関わっていたときは
ジェットワイヤー比という

抄紙のパラメーターがあるんですが
それを色々変えてテストしてました。

その時はコピー機でうまく行く紙は
地合いが悪いことが多かったです。

地合いが悪いと紙がボコボコしたような
モヤモヤしたような感じになるので

鉛筆で書いたときにスッキリとした線が
描けないのではないかと思います。

最近のコピー機やプリンタは
機械が色々改善されているので

こういう話がどこまで
当てはまるか分かりませんが、

筆記適性を考えていないコピー用紙は
地合いの良し悪しも考えません。

だからコピー用紙の地合いについては
管理されていないと思います。

そういう部分は安定していないと
思ったほうがいいでしょうね。

これは書籍のような印刷用紙や
ノートのような筆記用紙と

品質をどうとらえるかという
考え方の違いみたいなものです。

紙としてはどちらが良い悪いではなくて
必要とされる品質要求に応えているだけ。

ここは使う側に分かって
選んでほしいと思うんですよね。

ケント紙の表面強度対策

ではケント紙はなぜ毛羽立たないのか?
ということなんですが。

ケント紙は表面強度対策として
「ゼラチン」を塗工する場合もあるようです。

ゼラチンってあのゼリーです。

あれを紙の表面に塗工するんですね。

表面強度対策として塗工する薬品は
種類が色々あると思いますので

必ずゼラチンとは限りませんが
それに近いものが使われているようです。

管理人が関わった紙の場合、
表面強度対策といえば「澱粉」でした。

スターチと呼んでましたが
あの食品の澱粉です。

澱粉を水に溶かして乾かせば
強い膜を作るんですね。

その他の薬品としては

PAM(ポリアクリルアミド)
PVA(ポリビニルアルコール)

などが使われていました。

いずれも水溶性で乾燥すると
強い被膜を作るものです。

PVAは洗濯物をパリッと仕上げる
洗濯のりにも使われていると思います。

こういう薬品を塗工すれば
紙の表面強度が強くなり

鉛筆で書いたり消したりした時の
毛羽立ちが抑えられるわけです。

もちろんこういう薬品も塗ればいい
と言うものではありません。

たくさん塗りたくても機械的に無理だとか
コスト的にやりたくないとか

色々なバランスを取りながら
妥協ポイントを探して製造してました。

そういえば水を吸って欲しい紙に
こういう薬品を塗りすぎると

水を吸わなくなって本来の目的から
外れてしまうというのもありましたね。

いずれにしても筆記用紙の場合は
こういうことが考慮されているんですが

それ以外の紙では考慮されていない。

また違う目的で品質設計されている
ということになります。

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管理人のまとめ

今回は鉛筆画の紙について
というお話でした。

毛羽立つのが嫌ならケント紙が
管理人のおすすめです。

紙の場合見た目は同じようですが
目的があって品質設計されています。

だからデザインやイラストで
鉛筆画を描く場合

どういう目的で使うのかということを
考えて紙を選んで欲しい。

紙のザラッとした感じが欲しいなら
画用紙のほうがいいかも知れませんし

ただ練習するために大量に紙が必要なら
安いコピー用紙でいいのかも知れません。

その中で毛羽立たない紙が欲しいなら
製図用のケント紙ということです。

この記事が鉛筆画の紙を選ぶ
参考になればと思います。

いい鉛筆画を描いて下さいね!

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