紙媒体と電子媒体の比較!新研究結果、理解に重要なのは慣れ

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紙媒体 電子媒体 比較

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は紙媒体と電子媒体の比較!
新研究結果、理解に重要なのは慣れ
というお話。

管理人、以前からこのお話は
気になっていたんですが。

以前調べたときは紙媒体のほうが
電子媒体より優位だったかなと。

実際こういう記事があるんですよね。

凸版の過去のニュースですけど。

「紙媒体の方がディスプレーより理解できる」
ダイレクトメールに関する脳科学実験で確認
https://www.toppan-f.co.jp/news/2013/0723.html

一部抜粋してみますが

==ここから==

同じ情報であっても紙媒体(反射光)とディスプレー(透過光)では脳は全く違う反応を示し、特に脳内の情報を理解しようとする箇所(前頭前皮質)の反応は紙媒体の方が強く、ディスプレーよりも紙媒体の方が情報を理解させるのに優れていることや、DMは連続的に同じテーマで送った方が深く理解してもらえることなどが確認されました。

==ここまで==

というように

ディスプレーよりも紙媒体のほうが
情報を理解させるのに優れている

となっているわけですよ。

管理人、このニュースを見てやっぱり
紙で読書だなと思いましたね~

ちなみにこの発表は2013年のもの。

歴史的にはiPhone3Gが日本で
発売されたのが2008年だとか。

そうなるとスマホが出始めて
5年後の研究となりますね。

当時だと被験者は成人してから
スマホを持った人だったでしょう。

ではそれを今やったらどうなるのが?

現在は2021年、小学校の頃から
スマホを持っている時代です。

まあ、スマホネイティブですよね。

そういう時代でもやっぱり紙が優位なのか?

ということで。

この記事では、紙媒体と電子媒体の比較!
新研究結果、理解に重要なのは慣れ
について

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

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紙媒体と電子媒体の比較。理解に必要なのは慣れ

結論から言うと。

紙媒体と電子媒体の比較で
理解に必要なのは慣れだとか。

管理人は長らく紙が優位と思ってましたが
2021年現在の調査ではそうでもないらしい。

その研究結果がこちら。

中央大学とトッパンフォームズ、
媒体と電子媒体の情報伝達効率の差異に関する共同研究を実施
理解度と閲読時間には媒体への「慣れ」が影響

https://www.toppan-f.co.jp/news/2021/1029.html

なんと!

紙が優位だと思っていたのに
慣れの問題だったなんて。

でもこの研究結果を聞いてなんとなく
そうかもしれない、とも思ったんです。

というのも。

もう生まれたときからファミコンをやって
学校ではスマホを持っている世代なら

紙媒体で読み書きしなくても
頭に入る仕組みになってるのでは?

だいたいあんなに複雑なRPGゲームを
メモも取らずにやるんだから

紙がなくても画面だけで十分
やっていけるんじゃないのか?

これは前から疑問に思ってたことなんです。

もちろんこれは元製紙会社社員
としては衝撃の研究結果ですが。

研究内容をもう少し見てみますが。

結果としては

==ここから==

理解度は、若年層では電子媒体の方が高くなり、中年層、高齢層では差は見られませんでした。

閲読時間は、若年層・中年層では電子媒体で短くなり、高齢層では紙媒体で短い傾向にありました。

この結果から、高齢層では紙媒体において閲読時間が短く、電子媒体との理解度に差は見られなかったため、仮説の通り紙媒体の方が電子媒体よりも情報伝達効率が高かったと言えます。

一方、若年層・中年層では電子媒体において閲読時間が短く、理解度も若年層では電子媒体が高く、中年層では差が見られなかったため、仮説に反し、電子媒体の方が紙媒体よりも情報伝達効率が高かったと言えます。

==ここまで==

ということだそうです。

高齢層では紙媒体が優位。

この結果は昔の研究通りなんですね。

しかし若年層、中年層では電子媒体が優位。

ちなみに、年齢の構成は

若年層:20代
中年層:30~50代
高齢層:60~70代

だそうです。

管理人はこれでいくと中年層。

毎日パソコンとスマホの生活なので
紙でも画面でもと言う感じでしょうか。

この結果からすると結局は
媒体ではなく慣れの問題。

慣れてるほうが見やすいというのが
なによりも大きいんでしょうね~

紙媒体と電子媒体の比較!電子書籍が優位な理由になるのか?

今回の研究結果を見ていると。

やっぱり電子書籍が優位になるのか?

そんな風に思いましたね。

電子書籍の年表は

2007年:アマゾンKindle発売。
2010年:AppleがiPad発売。
2012年:アマゾンがKindle日本版開始
2014年:アマゾンがKindle Unlimited開始
2016年:アマゾンがKindle Unlimited日本版開始

と言う感じだそうです。

管理人の感覚からすると
2016年あたりからですかね。

電子書籍のアプリとか漫画とかが
当たり前になってきた感じがします。

もう紙の漫画は重いのでKindleで
買いますと言う人が増えたかなと。

そう考えるとこの研究の2013年分は
Kindleが始まった頃になるし

2021年はもうすでにサービス開始後
9年経過後ということになります。

その間に相当媒体に対する変化があって
人間がそれを受け入れたということ。

そう考えてみると。

梱包材や表示ラベルの用途は残るにしても
読むための紙はなくなるのかも知れません。

かつての粘土板が使われなくなったように
現代で羊皮紙を見ることがなくなったように

紙もまた古い文献を読む時にしか
使われなくなるのでしょうね~

管理人のまとめ

今回は紙媒体と電子媒体の比較!
新研究結果、理解に重要なのは慣れ
というお話でした。

管理人、紙媒体のほうが電子媒体より
理解するには優位と思ってたんですが。

新研究では媒体の差よりも慣れの方が
影響が大きい事が分かったそうで。

元製紙会社社員としては残念!です。

しかしながら。

管理人としてはこの結果はやっぱり、
と思うところもありますね。

考えてみれば。

ファミコンの誕生が1983年なので
2021年なら38年になるわけですよ。

子供の時からファミコンがある世代が
子供を育てている世代になっている。

そりゃ媒体の変化にも対応してるだろうと。

管理人のようなおっさんは無理ですが
今の若い人はスマホネイティブだし。

紙じゃなくても困らないんでしょうね~

もうこれはいい悪いではなくて
時代の流れなんでしょう。

レコードがCDになって配信に変わったように
紙も亡くなっていくのかも知れません。

ただし。

紙の場合は情報媒体としては減っても
包装とか表示では残ると思いますが。

この記事が、紙媒体と電子媒体の
比較の参考になればと思います。

紙媒体、なんとか頑張って欲しいですね!

(参考)
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