紙を消しゴムで傷めないためには?どんな種類がやさしいのか

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紙 消しゴム 傷めない

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は紙を消しゴムで傷めないためには
どんな種類の消しゴムがいいのかというお話。

管理人が学生の頃、書き間違えて
消しゴムをかけすぎてレポート用紙を破る。

よくやってました。

レポート用紙は薄かったし、
消しゴムの性能も悪かったし。

何より管理人自身が雑でしたから。

最近は鉛筆よりボールペンが多いし、
書き間違えても消しませんけど。

そもそも手書きで文字を
書くことがなくなりましたし。

それはともかく。

紙にやさしい消しゴムってどれでしょうか?

管理人も気になるところ
なので調べてみました。

ということで。

この記事では、紙を消しゴムで
傷めないためにはどんな種類の

消しゴムがいいのかについて
管理人なりに調べたことをお伝えします。

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紙を消しゴムで傷めないなら練り消しゴム

結論から言うと紙を消しゴムで
傷めないなら練り消しゴムが良さそうです。

練り消しゴムというのはちょうど
粘土のようなものですね。

美術のデッサンなんかでよく使います。

こんなやつですね。

練り消しゴム (アート用) ※ファーバーカステル

これはアマゾンで売ってたやつですけど
基本的にデッサンで使うものです。

練り消しゴムは紙を傷めないし
消しカスも出ないのがいいところ。

ただ、あんまり強い線の場合は
きれいに消えないことがありますね。

濃い鉛筆で軽く書いた場合には
よく消えるし紙も傷めない。

そういう意味では紙にやさしいでしょう。

それから、プラスチック消しゴムも
比較的紙にやさしいと思います。

代表的にはトンボのMONOですかね。

 

 

プラスチック消しゴムの場合は
可塑剤という柔らかくなる成分が

消しゴムと紙の摩擦を調整しますから
紙が毛羽立ったり破れたりしにくい。

今ではほとんどがこのタイプで
昔ながらの消しゴムは見かけませんね。

紙を傷める消しゴムは?

逆に紙を傷める消しゴムは?

これはなんと言っても砂消しゴムでしょう。

あれは鉛筆の粉を取り除くのではなくて、
紙表面を削ってしまうものですから。

紙が厚ければまだいいですが、
普通のレポート用紙だと破れます。

そもそも鉛筆用ではなくて、
万年筆とかボールペン用ですし。

でも今だと、修正液とか修正テープを
使うんじゃないでしょうか。

特に修正テープは性能が
良くなっていて使いやすいですし。

紙の表面強度について

ここからは余談です。

ここまで、紙にやさしい
消しゴムについてお話してきました。

では紙の方はなにか対策してるのか?

実は紙も表面強度を上げる対策をしています。

筆記用紙のためだけではありませんが
表面強度対策は常にやっています。

特に印刷用紙をオフセット印刷する場合、
表面強度が弱いと紙粉が発生します。

紙粉がひどくなると印刷面が
ザラザラになるので問題なんですよね。

それで、対策なんですが基本的に
紙表面にデンプンを塗ります。

スターチとも言いますが澱粉です。

澱粉にも色々種類がありますが
コーンスターチが多かったですかね。

穀物由来の澱粉を水溶液にして
これを紙の表面に塗る。

そうすると澱粉が紙表面で固まって
バリヤーのようになるわけです。

洋服に洗濯のりをつけてパリッと
させますがあれと同じですね。

この澱粉を塗る工程をサイズプレス
塗工と呼んでいましたが、

紙をある程度乾燥させて途中で
澱粉水溶液を塗って、

その後乾燥させて仕上げる
という感じでやってました。

サイズプレス塗工はマシンによって
色んなパターンがありましたね。

ロールの間に澱粉水溶液を貯めて
その間に紙を通して塗るとか

ロールに澱粉溶液を転写させて
紙に塗るとか色々ありました。

それぞれ、2ロールサイズプレスとか
ゲートロールサイズプレスとかですね。

ロッドメタリングと呼ばれる方式で
澱粉溶液を転写させるのもありましたか。

シムサイザーとかスピードサイザー
と呼ばれていたと思いますが。

まあ、こんな感じで色々設備を
工夫して澱粉を塗っているわけです。

もしも、これをやっていなかったら紙の
表面強度は弱くて消しゴムに耐えられない。

昔、学校で使われていたわら半紙とか
あんな感じになるんですよね。

ちょっと消しゴムで消しただけで
すぐに毛羽立つし破れるし。

そうならないための工夫なんですね。

なお、表面強度を高くするだけなら
PVA(ポリビニルアルコール)とか

PAM(ポリアクリルアミド)とかの
水溶液を使えばいいんですが

それらは澱粉と比較してコストがかかるので
結局、性能とコストが手頃な澱粉を使います。

実は管理人は紙の表面に澱粉を塗るという
話を初めて聞いたときちょと驚きました。

そんな使い方するのかと。

そして、そんな方法で
表面強度を強くしているのかと。

この澱粉、食用ではありませんが
食べ物を粗末にしてる気がしたものです。

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管理人のまとめ

今回は、紙を消しゴムで傷めないためには
どんな消しゴムがいいのかというお話でした。

結論から言うと、デザインでよく使われる
練り消しがいいでしょうということでした。

鉛筆で書くときもできれば芯の柔らかい
Bなどを使って軽く書く方が紙にやさしい。

また、現在主流のMONOのような
プラスチック消しゴムも紙にやさしい。

逆に砂消しゴムなどは紙を
傷めるのでよくないということでした。

そらから、紙の表面強度についても
少しお話させていただきました。

紙表面には澱粉を塗って強度を出している。

色々工夫しているということでしたね。

この記事が、紙を消しゴムで
傷めない参考になればと思います。

筆記用具は適切なものを使って下さいね!

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