紙糸とは紙で作った糸。古くからあるのに知られていない素材

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紙糸とは

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、紙糸とは紙で作った糸。
古くからあるのに知られていない素材
というお話。

管理人、知らなかったんですが。

紙から糸を作るというのがあるとか。

しかも昔から。

たとえばこんなやつ。

 

Golspia ペーパーラフィアリボン 紙紐 ラッピング リボン 細い 包装 紐 15 色 セット

 

見た目普通の糸と変わりませんが。

紙を撚糸したものらしい。

考えてみれば。

絹や綿や麻が取れなければ
紙での代用も不思議ではない。

今は合成繊維がありますけど
昔はなかったわけですから。

ではこの紙糸はどういうものなのか?

気になったので調べてみましょうか。

ということで。

この記事では紙糸とは紙で作った糸。
古くからあるのに知られていない素材
について

管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。

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紙糸はどうやって作るのか

まず紙糸の作り方ですけど。

使う材料は針葉樹とかマニラ麻とか。

いずれも長繊維で丈夫です。

糸にするんだから当然ですけど。

これをパルプにして紙にする。

この紙なんですけど米坪は
10g/㎡から15g/㎡だとか。

ティッシュペーパーが
14g/㎡程度ですから

だいたいこれと同じくらいの
重さ、厚さになるということ。

かなり薄いですが今なら技術的に
難しいところはないでしょう。

ただしこれを糸にするには
スリットする必要がある。

短冊というかテープ状にするわけですね。

ただしその幅は0.2mmから2mmだとか。

まあこの米坪とかスリット幅は一例です。

太い糸でいいならもっと厚く
幅も広くても構わないでしょう。

このスリット幅のイメージですけど。

普通の人の髪の毛の太さが
0.1mm程度なんだとか。

つまりは髪の毛1本とか2本とか
そういう幅でスリットするわけ。

これは大変な技術ですよね~

そしてこの糸を撚糸する。

よじって丈夫にするわけです。

それぞれの技術は昔からありますが
その精度が求められるのが難しい。

合成繊維の紡績と比較すると
工程が多くて高価になるわけです。

紙糸の特徴。メリット、デメリット

こうして出来た紙糸の特徴を
いくつかあげてみます。

メリット

  • 軽い
  • 吸水速乾性
  • 吸放湿性
  • ドライタッチ
  • エコ

デメリット

  • 価格が高い
  • 風合いが硬い

ということだそうです。

まずメリットの方ですけど。

何よりも軽い。

綿の糸と比較すると約60%だとか。

素材が紙なのでそれだけ空隙が
多いということなんでしょう。

衣服に使うときに軽いというのは
とても大きなメリットですよね~

それから吸水速乾性と吸放湿性ですが。

これも素材が紙で空隙が多い
というのが理由になります。

水を吸うけどスグ乾く。

インナー、靴下、帽子に使えるし
バスマットにもいいそうです。

アマゾンに靴下が売ってますが
この靴下だとメインの素材が

ポリエステル、 分類外繊維(和紙)、
ポリウレタンになるようですね。

 

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全部紙糸というわけではありませんが
吸放湿性やエコを考えての使用でしょう。

それから肌触りはドライタッチ。

これはケースバイケースで使い分け。

アウトドアのように汗をかくときに
肌着がくっつかないように使うとか。

柔らかな肌触り、とはならないので
適材適所で使う必要がありますね。

メリットの最後はエコ。

木材とか草が由来になるので
環境に優しいということです。

古くからある素材なんですから
環境を汚さないわけですよね。

管理人、これについては石油化学製品が
悪いとか決めつけるのは好きではない。

もっと知恵を働かせて上手く使う
というのが重要かなと思いますね。

一方のデメリットですけど。

価格が高い、というのが最大のデメリット。

どんなに品質が良くても
高いと使えませんので。

大昔のように糸といえば
生糸、綿、麻と言う時代なら

それらの糸が生産できないときに
紙糸を使うという選択肢はある。

しかし今は品質の良い合成繊維が
あるのでそう簡単にはいかない。

紙糸の特徴を生かした製品作りが
何よりも重要なんでしょうね~

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管理人のまとめ

今回は紙糸とは紙で作った糸。
古くからあるのに知られていない素材
というお話でした。

管理人は紙糸という素材が
あることを知りませんでした。

調べてみるとなかなかの素材のようですね。

ただ、結局問題はコストかなと。

エコとか色々言っても最後には
高いものは使えないとなるので。

特徴は面白いですから
使い方次第なんでしょう。

古くて新しい素材として
上手く使ってほしいですね~

この記事が、紙糸の参考になればと思います。

紙糸、上手く使ってほしいですね!

(参考)
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