この記事は約 17 分で読めます。
![]()
管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
今回は、紙製デリバリーパックとは?
脱プラで選ばれる理由と導入のメリット
というお話。
近年、環境問題への関心の高まりや
プラスチック使用量削減の流れを受け、
多くの企業で包装資材の
見直しが進んでいます。
その中でも注目されているのが
「紙製デリバリーパック」です。
従来は透明なポリエチレン製が
主流だったデリバリーパックですが、
近年では紙素材を採用した製品が増え、
ECサイトや物流業界、製造業など
幅広い業界で導入が進んでいます。
紙製デリバリーパックは、
納品書や送り状などの書類を
荷物に貼り付けるという
基本的な役割はそのままに、
脱プラスチックやSDGsへの取り組みを
アピールできる包装資材として
高い評価を受けています。
一方で、
「紙製だと雨に弱いのでは?」
「従来品との違いは?」
と疑問を持つ方も少なくありません。
ここでは、
紙製デリバリーパックの特徴や仕組み、
脱プラスチックが求められる背景、
導入するメリット・デメリット、
採用時のポイントまで詳しく解説します。
ということで。
この記事では、紙製デリバリーパックとは?
脱プラで選ばれる理由と導入のメリット
について
管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。
紙製デリバリーパックとは?
紙製デリバリーパックとは、
配送伝票や納品書、請求書などを
荷物へ貼り付けるための
封筒状の包装資材です。
従来のデリバリーパックは透明フィルムを
使用したポリエチレン製が一般的でしたが、
紙製タイプは外装の大部分を
紙素材で構成することで、
プラスチック使用量を
大幅に削減しています。
見た目は一般的な封筒に近いものの、
配送用途として必要な粘着力や
耐久性を備えており、物流現場でも
十分に利用できる設計となっています。
紙への印刷もしやすいため、
企業ロゴや注意書き、QRコードなどを
印刷できる点も特徴です。
また、製品によってはFSC認証紙や
再生紙を使用したモデルもあり、
環境配慮型製品として採用される
ケースが増えています。
デリバリーパックが使用される主な場面
デリバリーパックは物流現場では
欠かせない資材の一つです。
主に次のような用途で使用されています。
- ECサイトの商品発送
- 工場から販売店への製品配送
- 部品や機械の出荷
- 食品や医療機器の配送
- 海外輸出時のインボイス添付
- 納品書・請求書・送り状の保護
配送中に書類が汚れたり
紛失したりしないよう、
荷物へしっかり固定できることが
重要な役割となっています。
なぜ紙製デリバリーパックが注目されているのか
紙製デリバリーパックが急速に普及している
最大の理由は、世界的な脱プラスチックの
流れです。
海洋プラスチックごみ問題や
二酸化炭素排出量削減への取り組みが進み、
多くの企業では包装資材の見直しが
経営課題となっています。
特にEC市場の拡大によって
配送件数は年々増加しており、
デリバリーパックだけでも大量の
プラスチックが使用されています。
そこで注目されたのが
紙製への置き換えです。
紙は再生利用しやすく、適切に管理された
森林資源を使用することで持続可能な
資材として活用できます。
そのため企業の環境配慮を示す
取り組みとしても高い効果があります。
脱プラスチックが求められる背景
近年は世界各国でプラスチック削減に向けた
法整備や自主規制が進んでいます。
日本でも「プラスチック資源循環促進法」の
施行により、企業には資源循環への取り組みが
求められるようになりました。
包装資材についても、必要以上の
プラスチック使用を避ける動きが
広がっています。
さらに、大手企業ではESG経営や
SDGsへの対応が重要視されるようになり、
環境配慮型資材への切り替えが
企業価値向上にもつながっています。
紙製デリバリーパックは、こうした社会的な
流れに対応できる包装資材として、
多くの企業から選ばれています。
紙製デリバリーパックの仕組み
紙製デリバリーパックは単なる
紙封筒ではありません。
配送中に書類が飛び出さないよう
封入口には強力な粘着剤が使用され、
荷物への貼り付け部分にも
高い接着性能があります。
また、表面には耐水加工や
特殊コーティングが施されている製品も多く、
通常の配送環境であれば十分な
耐久性を確保しています。
製品によっては開封確認ができる
改ざん防止仕様や、バーコード読み取りに
適した白色高平滑紙を採用するなど、
物流現場の効率化を考慮した工夫も
施されています。
紙製デリバリーパックを導入するメリット
プラスチック使用量を削減できる
紙製デリバリーパック最大のメリットは、
プラスチック使用量を大幅に
削減できることです。
従来の透明フィルムタイプは
石油由来の樹脂を使用していますが、
紙製タイプはその多くを
紙素材へ置き換えています。
そのため、包装資材全体の
プラスチック使用量を削減し、
企業の環境負荷低減につながります。
特に年間数万件から数十万件の
発送を行う企業では、
小さな変更でも大きな削減効果が
期待できます。
企業イメージの向上につながる
近年は消費者も環境への取り組みに
敏感になっています。
商品だけでなく包装資材にも
注目する人が増えており、
環境配慮型の資材を採用している企業には
好印象を持つケースが少なくありません。
紙製デリバリーパックは荷物を
受け取った瞬間に目に入るため、
「環境に配慮している企業」という
メッセージを自然に伝えられます。
また、企業ロゴや環境への取り組みを
印刷することで、ブランド価値の向上にも
役立ちます。
古紙としてリサイクルしやすい
製品によって異なりますが、
紙製デリバリーパックは紙資源として
回収しやすい点もメリットです。
従来のフィルム製はプラスチックごみとして
分別が必要でしたが、紙製タイプは
分別しやすく、リサイクル工程へ
回しやすい設計の商品も増えています。
受け取る側にとっても
廃棄方法が分かりやすく、
環境負荷の低減に貢献できます。
印刷適性が高い
紙素材は印刷との相性が良く、
会社名やブランドロゴ、
取り扱い注意表示、QRコードなどを
鮮明に印刷できます。
配送伝票だけでなく販促ツールとして
活用できる点も、紙製ならではの
メリットです。
キャンペーン情報や問い合わせ先、
企業理念などを掲載すれば、
配送資材を広告媒体として
有効活用できます。
紙製デリバリーパックのデメリット
耐水性は製品によって差がある
紙製と聞くと「水に弱い」というイメージが
ありますが、実際には耐水加工が
施されている製品も多く存在します。
ただし、豪雨や長時間の水濡れなど
極端な環境では、フィルム製ほどの
耐久性を発揮できない場合があります。
配送地域や輸送方法に応じて、
耐水性能を確認した上で選定することが
重要です。
価格がやや高い場合がある
紙製デリバリーパックは、
一般的なフィルム製より価格が
高くなるケースがあります。
これは製造工程や使用する特殊紙、
環境配慮型素材のコストが
影響しているためです。
しかし、企業イメージ向上や
環境対応による付加価値を考慮すると、
単純な資材価格だけでは判断できません。
大量購入によるコストダウンや、
物流全体の見直しによって十分に
採算が取れるケースもあります。
用途によっては従来品が適する場合もある
海外輸送や冷凍・冷蔵配送、屋外保管時間が
長い荷物などでは、透明フィルム製
デリバリーパックの方が適している
ケースもあります。
配送環境や荷物の特性を考慮し、
必要に応じて紙製とフィルム製を
使い分けることが大切です。
紙製デリバリーパックと従来のフィルム製との違い
環境性能
環境への配慮という点では、
紙製デリバリーパックが
大きく優れています。
プラスチック使用量を削減できるため、
企業の脱炭素やSDGsへの取り組みにも
貢献します。
見た目
フィルム製は中身が見える
透明仕様が一般的ですが、
紙製は白色やクラフト色を
採用した製品が多く、
落ち着いた印象を与えます。
デザインの自由度も高く、
ブランドイメージに合わせた
印刷がしやすい点が特徴です。
耐久性
耐久性は用途によって評価が分かれます。
フィルム製は水や摩擦に非常に強い一方、
紙製も特殊加工によって通常配送には
十分対応できる性能を持っています。
近年では耐水紙や高強度紙を
採用した製品も登場しており、
以前より性能差は小さくなっています。
廃棄・リサイクル性
紙製デリバリーパックはリサイクルを
考慮した設計の商品が多く、
使用後の分別が比較的容易です。
廃棄時の環境負荷を減らしたい
企業にとっても、大きなメリットと
いえるでしょう。
導入時に確認したいポイント
貼り付ける書類のサイズ
デリバリーパックには
長形、角形、A5、A4対応など
さまざまなサイズがあります。
納品書や送り状が折れたり、
はみ出したりしないよう、
収納する書類のサイズに合った製品を
選ぶことが重要です。
粘着力
段ボールだけでなく、樹脂ケースや
金属製コンテナなどへ貼り付ける場合は、
十分な粘着性能があるか
確認しておきましょう。
配送中に剥がれてしまうと、
書類紛失や配送トラブルに
つながる恐れがあります。
耐候性・耐水性
配送エリアや保管環境によっては、
耐水加工や耐候性に優れた製品を選ぶことで、
配送品質を維持しやすくなります。
認証紙の有無
環境配慮をより強くアピールしたい場合は、
FSC認証紙や再生紙を使用した製品を
選ぶのも有効です。
企業のCSR活動やESG経営の
一環としても活用しやすく、
環境報告書などでも取り組みを
紹介しやすくなります。
今後さらに紙製デリバリーパックの需要は拡大すると考えられる
紙製デリバリーパックは、
一時的な環境ブームによる製品ではなく、
今後の物流業界における新しい
スタンダードとして期待されています。
世界的に環境規制が強化される中、
多くの企業では包装資材の見直しが
継続的に進められています。
特にEC市場は今後も拡大が予想されており、
それに伴って配送資材の使用量も
増加すると考えられます。
配送件数が増えるほど、
1枚あたりのプラスチック削減効果は
大きくなります。
そのため、企業にとって
紙製デリバリーパックへの切り替えは、
環境対策だけでなく経営戦略の一つとして
位置付けられるケースが増えています。
また、近年は紙素材そのものの
性能向上も進んでいます。
耐水性や耐久性を高めた特殊紙、
再生紙を活用した高品質な製品、
古紙としてリサイクルしやすい構造など、
従来の紙製品の弱点を改善した商品が
次々と開発されています。
今後はさらに印刷技術との組み合わせも進み、
ブランド訴求や販促ツールとしての役割も
高まっていくでしょう。
紙製デリバリーパックはこんな企業におすすめ
紙製デリバリーパックは、
特に次のような企業で導入メリットが
大きいと考えられます。
- ECサイトを運営している企業
- SDGsやESG経営を推進している企業
- 包装資材の環境負荷を見直したい企業
- 企業イメージを向上させたいメーカー
- CSR活動を積極的に発信している企業
- 脱プラスチックへの取り組みを社外へアピールしたい企業
反対に、極端な水濡れが想定される輸送や、
長期間屋外に保管されるような特殊な物流では
従来のフィルム製との併用を検討することで、
より安定した運用が可能になります。
紙製デリバリーパックに関するよくある質問
紙製でも配送中に破れませんか?
一般的な配送であれば問題なく
使用できる製品がほとんどです。
高強度紙や耐水加工紙を採用した製品も多く、
通常の宅配便や企業間物流で十分な耐久性を
備えています。
雨の日でも使用できますか?
耐水加工が施された製品であれば、
多少の雨や湿気には対応できます。
ただし、長時間水に浸かるような環境では
性能が低下する場合があるため、
使用環境に適した製品選びが重要です。
従来のデリバリーパックと貼り付け方法は同じですか?
基本的な使用方法は従来品と変わりません。
裏面の剥離紙をはがして
段ボールなどへ貼り付け、
納品書や送り状を封入するだけなので、
現場の作業手順を大きく変更する
必要はありません。
紙製の方がコストは高くなりますか?
製品によってはフィルム製より
価格が高くなる場合があります。
しかし、企業イメージの向上や環境対応、
ブランド価値の向上といった効果も
期待できるため、総合的な
費用対効果で判断することが大切です。
管理人のまとめ
今回は、紙製デリバリーパックとは?
脱プラで選ばれる理由と導入のメリット
というお話でした。
紙製デリバリーパックは、
配送書類を保護するという
従来の役割を維持しながら、
プラスチック使用量の削減や
リサイクル性の向上を実現した、
環境配慮型の物流資材です。
脱プラスチックやSDGsへの取り組みが
企業活動において重要性を増す中、
紙製デリバリーパックは
単なる包装資材ではなく、
企業姿勢を示すコミュニケーションツール
としても注目されています。
近年では耐水性や耐久性も大きく改善され、
通常の物流であれば十分に使用できる
製品が数多く販売されています。
さらに、
企業ロゴやブランドメッセージを
印刷しやすいことから、
販促やブランディングの観点でも
活用の幅が広がっています。
導入時には、配送環境や書類サイズ、
耐水性能、粘着力などを確認し、
自社の物流に適した製品を
選ぶことが重要です。
環境配慮と業務効率を両立できる
包装資材として、今後ますます
紙製デリバリーパックの需要は
高まっていくでしょう。
紙製デリバリーパック、
上手く導入したいですね!
(参考)
こんな記事も読まれています。
新聞紙でゴミ箱の折り方!脱プラでエコノミーでエコロジー?
⇒https://kamiconsal.jp/shinbunsigomibakoorikata/
カートカンのメリット!国産の間伐材を使って森林育成に貢献
⇒https://kamiconsal.jp/cartocanmerit/
なぜ変わる?過剰包装規制で身近な商品がどうなるか解説!
⇒https://kamiconsal.jp/kajohousoukisei/
