段ボール箱の耐久性をチェック。表面は板紙耐摩耗試験機で！

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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、段ボール箱の耐久性をチェック。
表面は板紙耐摩耗試験機で！というお話。

管理人は元製紙会社社員。

板紙の生産に関わったこともありました。

段ボール箱でいうと表層部分ですね。

紙としては安い紙なんですけど
コレがなかなか難しい紙でした。

管理人は最初印刷用紙担当だったので
印刷品質などが重要だったんですが

板紙は包装材料なので見た目よりも
強度などの性能が重要なんですよね。

今回お話する段ボール箱の耐久性で
表面の耐摩耗試験もその一つです。

段ボール箱は積んで運ぶのですから
表面が弱かったら紙剥けを起こす。

なので表面の耐摩耗性の確保が必要。

その試験はどうやるのか？

ということで。

この記事では段ボール箱の耐久性をチェック。
表面は板紙耐摩耗試験機で！について

管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。

段ボール箱の耐久性の重要性
1. 板紙耐摩耗試験機とは？
2. 管理人のまとめ

段ボール箱の耐久性の重要性

まずは段ボール箱の耐久性の重要性について。

一応こんな感じですね。

＝＝ここから＝＝

段ボール箱は、製品の運搬や保管に欠かせない存在です。段ボール箱の耐久性が不十分だと、運搬中に箱が破れて中身がダメージを受けることもあります。また、長期間の保管中に摩耗や劣化が進むことで、商品価値が損なわれる可能性もあるのです。そのため、段ボール箱を選ぶ際には、耐久性のチェックが重要となります。

特に、段ボール箱の表面が摩耗しやすい場合、運搬中の摩擦や衝撃によって外装がダメージを受けるだけでなく、印刷された文字やロゴがかすれてしまうこともあります。こうした問題を避けるために、段ボール箱の耐摩耗性をしっかりと評価することが求められています。

＝＝ここまで＝＝

まあ、当たり前のことですけどね。

管理人の聞いた怖い話は。

段ボール箱の表面が弱くて荷崩れしたこと。

段ボール箱の値段なんて安いものですけど
その中に高価な家電製品が入っていたら？

その補償を考えるとゾッとします。

もしも十万円のテレビが百台壊れたら
一千万円の損害になるわけですから。

それからロゴが消える話も怖い。

段ボールに印刷されたロゴが消えたり
箱が汚れていたら中身が疑われる。

これが怖いんですよね。

高価な化粧品の箱が汚れていたら・・・

薬の入っている箱の細かい
文字がかすれていたら・・・

箱のバーコードが読み取れなかったら・・・

たかが段ボール箱のせいで商品が
売れないとなれば大問題ですから。

そうなると板紙の表面の耐久性の
品質管理重要なんですよね～

板紙耐摩耗試験機とは？

板紙耐摩耗試験機は、段ボール箱の表面がどの程度の摩擦や摩耗に耐えられるかを測定するための機器です。段ボール箱は多くの場合、複数の層で構成されており、外側の板紙部分が最も摩耗しやすい部分となります。この試験機を使用することで、段ボール箱の耐摩耗性を正確に評価し、最適な素材や加工方法を選ぶためのデータを得ることができます。

ということになります。

管理人が実際に使っていたのは
こんなやつでしたね。

具体的な機械の説明は以下の通り。

段ボール箱、板紙等は製函機への供給又は貨物輸送の場合、相当の振動や摩擦を受けます。これによる紙むけ防止のために耐摩耗性が必要となります。　本機は板紙表面の摩耗に対する抵抗性を試験するもので、2つの異なった円弧状の摩擦部に試料を取付け、1組の試験片が相互に試験面を摩擦し、表面から繊維のはがれや、磨耗を生じる迄の往復回数をカウンタにより読取ります。

参考規格 :

[JIS]P-8136-1994

文章だけ読むとややこしそうですが
やっているのは表面を往復で擦るだけ。

荷重とか速度とかは一定にして
何回目まで持つかと言う試験です。

大切な試験に違いないんですけど
単調な試験だった記憶がありますね～