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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
今回は折り紙つきとお墨付きの違い!
権威が認めたかどうかが違う?
というお話。
管理人、そういえばと思ったんですよ。
折り紙つきとお墨付きって
なにか違いがあるんだろうか?
実質的には同じ意味だと思うんですが
なにか由来が違うんだろうなと。
どっちも紙に関係する言葉なので
なんとなく気になったんですよね~
ということで。
この記事では、折り紙つきと
お墨付きの違いについて
管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。
折り紙つきとお墨付きの違い。それぞれの意味は?
まずは折り紙付きとお墨付き
それぞれの意味の確認から。
【折り紙付き】
人物に対する評価などについて、そのとおりであると保証できるさま、間違いがないさま、などを意味する表現。
【お墨付き】
権力ある人や権限のある人の承諾や保証などのこと、またはそれを記した文書のこと。「御墨付き」とも書く。
ということだそうです。
これによると、折り紙付きというのは
評価が保証できるさまということなので
なんとなく周りが認めている
という感じになりますね~
一方のお墨付きは権力や権限のある人が
保証しているということになりそうです。
結局、折り紙付きはみんなが認めていて
お墨付きは権威が認めたという感じ。
ネットで出てきた例としては、
==ここから==
その人物やその人の持つ能力が十分に信用できる場合に用いるのが「折り紙付き」。
権威や力を持つ人が「これで良い」と認める時に用いるのが「お墨付き」。
その人や物が優れていることを指すのが「折り紙付き」で、誰が認めたかに重点を置くのが「お墨付き」、という違いがあります。
==ここまで==
ボトムアップかトップダウンか
みたいな違いを感じます。
まあ、実際にはどちらも高評価である
というところは変わりません。
管理人、他の例えを考えてみました。
製造メーカーが出している
保証は折り紙付きで
第三者機関が出している
鑑定書はお墨付きでしょうか?
折り紙付きは生産者のプライド、
お墨付きは権威からの承認。
そういう感じもしますね~
折り紙付きとお墨付きの由来
折り紙つきとお墨付きの意味は
分かりましたがそれぞれの由来は?
まず折り紙付き。
==ここから==
折り紙というのは奉書紙や檀紙という高級和紙を二つ折りにしたもので、贈答品などにつける目録や公文書として平安時代末期から使われるようになりました。
江戸時代になってこの目録が骨董品や刀剣、美術品などの鑑定書や保証書の役割を持つようになり、折り紙がついているならこれは確かな品である、という意味に転じました。
==ここまで==
簡単に言えば保証書なんですね。
ちなみに奉書紙はこんなやつ。
mita 奉書紙 和紙 A4 白 250枚入 インクジェット ・ レーザープリンター対応 コピー用紙 甲斐奉書、
なんと!
インクジェットやレーザー
プリンタ対応のやつがある!
時代ってやつでしょうかね。
ただの和紙だと思っていたもので。
まあ、それはそうとして。
こういう紙にこの品物はこういうものだ
ということを書いたわけですよね。
それを2つに折って鑑定書として入れておく。
骨董品なんかは入っていた箱と
鑑定書が重要だと聞きます。
だから折り紙がついていれば
ちゃんとした品物だということ。
折り紙付きだから信用できる
ということになるんですね~
一方のお墨付き。
==ここから==
室町時代や江戸時代、将軍や大名から手柄を立てた家臣などに褒美として土地を与える際に、その証明として花押(かおう)という署名を図案化したものを記した文書を渡していました。
この花押が墨で記されていたことから「墨付き(判物)」と呼んでいたのが由来とされています。
==ここまで==
ということだそうです。
今でも印鑑を押しますけど
あれに近いんですかね?
企業のロゴとかサインとか。
花押自体は記号になるでしょうか。
ちなみに。
花押をまとめた本もあります。
こういうのも面白いんでしょうね~
管理人のまとめ
今回は、折り紙つきとお墨付きの
違いについて、というお話でした。
その人や物が優れていることを
指すのが「折り紙付き」で、
誰が認めたかに重点を置くのが
「お墨付き」ということだそうです。
どちらも品質保証されていますが
お墨付きのほうが権威がある感じ。
どちらにしても信用がなければ
つかないものではありますが。
この記事が、折り紙つきとお墨付きの
違いの参考になればと思います。
信用、大切にしないといけないですね!
(参考)
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