レポート用紙とコピー用紙の違い?プリンタへの対応の有無!

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レポート用紙 コピー用紙 違い

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、レポート用紙とコピー
用紙の違いについてのお話。

管理人が学生の頃、レポートは手描き。

そのときにはレポート用紙に
シャーペンで書いてましたね~

下手くそな文字で訳の分からない
文章を書いていたわけです。

絵移出したレポートを大学の教授が
読むんですが今考えればひどいもの。

よくもまあ、課題だからと言っても
あんなのを提出していたものです。

管理人の学生時代、コピー機は
ありましたがスキャナーなんてない。

ネットもなかった。

残念ながらウィキペディアをコピペして
レポートを書くとか出来ませんでした。

なんだか良く分からない教科書の書き
写しをしてレポートだと言ってましたね~

まあ、それが無駄だったとはいいませんけど。

しかし今はコピーの時代。

教科書は簡単にコピーできるし
そもそもネットで調べることが出来る。

ワードにでもコピペして体裁を整えれば
そこそこ読めるレポートが出来ます。

読む方だって、文字が汚いとか
レイアウトが悪いとか言わずに済む。

だいたい紙でレポート提出とか不要。

レポートを書かせるだけなら決まった
フォームに入力させればいい。

まあ、それで知識が身に付くのか、
教育的にどうなのかとは思いますが。

そんなことはどうでもよくて。

今回の問題はレポート用紙と
コピー用紙の違いについて。

紙として何が違うのかですね。

これを元製紙会社社員として
ちょっとお話してみたいなと。

ということで。

この記事では、レポート用紙と
コピー用紙の違いについて

管理人の調べたことを
お伝えしたいと思います。

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レポート用紙とコピー用紙の違いはプリンタ適性

結論から言うとレポート用紙と
コピー用紙の違いはプリンタ適性。

当たり前のようですがこれが大きい。

レポート用紙はコピーとか印刷は出来ない。

そんな用途は考慮されてませんからね。

コピー用紙はコピーも出来るし
レーザープリンタでも印刷できる。

多くはインクジェットも印刷できる。

逆に、レポート用紙は筆記用紙なので
万年筆などの水性ペンでも書けますが

コピー用紙の場合はにじんで
書けないことが多い。

鉛筆やボールペンなら書けても
万年筆はちょっと難しい。

レポート用紙はプリンタ適性はないですが
筆記適性はある程度あるということです。

ここの部分が違うわけですよね。

まあ、レポート用紙はピンきりなので
本当に書きやすいものもあれば

ちょっと筆記用紙として大丈夫か
と思うようなのもあるんですけど。

一応、万年筆でもにじまないものには
それなりにサイズ剤が添加されています。

サイズ剤というのはにじみ防止剤です。

この薬品の添加量をコントロールして
筆記適性の品質管理をするわけです。

コピー用紙もサイズ剤は添加しますが
万年筆でにじまないとかそういう

筆記適性を保証するのために
添加するわけではありません。

このあたりは品質設計の問題なので
どちらがいいとかいうのではないですね。

それから、レポート用紙は「書き心地」が
重要ですがコピー用紙は関係ない。

ですから、レポート用紙の表面の
平滑性は書き心地がいいかどうか

なんかが重要視されて決まりますが
コピー用紙の場合はプリンタで

キチンと搬送できるか
というのが重要になります。

平滑度が範囲内でないと重送するとか
ゴムローラーで搬送できないとか。

こういうのは細かいですが重要ですね。

それからコピー用紙で独特なのは体積抵抗。

トナーを静電気でひっつけるので
紙の電気抵抗を少し落とすんです。

管理人が関係していたときは
食塩を入れたりしてましたけど。

何か導電性のものを入れる。

こういうのはレポート用紙にはありません。

見た目では分かりませんけど。

それからコピー用紙はカールとか
ねじれとかそういうのはダメ。

かなり厳密に管理されています。

レポート用紙もそれはありますが
コピー用紙ほどではないでしょう。

これはマシンの操業条件の問題。

J/W比とか、地合いとか水分率、
灰分などが関係してきてややこしい。

OKが出るまでの条件出しは
なかなか大変なんですよね~

製造に関して言えば条件が決まれば
どちらの紙も同じようなものです。

コピー用紙の方が気を使いますけど。

レポート用紙とコピーの同じところ

ここまで、レポート用紙とコピー用紙の
違いについてお話してきました。

では同じところはどこか?

まず、色調ですよね。

だいたいどちらも上質紙がベース。

だから色は白いです。

上質系の場合はパルプ配合が同じ。

だから基本的に見た目は同じです。

ただ、どちらの紙も用途に合わせて
品質設計しているので手触りは違う。

風合いとかそういうのは違いますね。

でも、白いというのは同じ。

主原料が同じですので。

ただし。

古紙入り品の場合は色調も違います。

古紙が入ると白色度が落ちるので
白というよりグレーに近くなる。

再生コピー用紙は見た目も品質も
レポート用紙とは違うということです。

管理人のまとめ

今回は、レポート用紙とコピー用紙の
違いについてというお話でした。

結論としては見た目は同じですが
品質設計が違うということ。

コピー用紙はプリンタ適性があり
レポート用紙にはプリンタ適性がない。

コピー用紙は万年筆がにじむが
レポート用紙は筆記適性がある。

レポート用紙の筆記適性は
ピンきりではありますが。

という感じです。

なお、見た目が同じというのは
基本的にどちらも上質系だから。

上質紙をベースとしているので
色が白くて見た目が同じなんです。

ただし。

古紙入り品の場合はパルプ配合も
色調も違って来るので別の紙ですが。

この記事が、レポート用紙とコピー用紙の
違いについての参考になればと思います。

紙は用途に合わせて使って下さいね!

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