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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
今回は、旅行雑誌の廃刊の理由とは?
業界の変化と読者ニーズの変遷!
というお話。
かつて旅行好きの人々にとって、
旅行雑誌は貴重な情報源でした。
旅行先の選び方や観光地の魅力を
写真と共に伝えるこれらの雑誌は、
多くの人に愛されてきました。
しかし。
最近では多くの旅行雑誌が
廃刊に追い込まれています。
とまあ、硬い感じの話なんですが。
管理人はそんなに旅行好きじゃないので
こういう雑誌を買うことはありません。
本屋でときどき見ることはあります。
こんなやつとか。
とはいえ。
一昔前なら良かったんでしょうけど
今はネットですぐに分かる時代。
下手すると旅行しなくても
動画で満足とかあります。
だから廃刊されるのか。
そのあたりを考えてみようかなと。
ということで。
この記事では旅行雑誌の廃刊の理由とは?
業界の変化と読者ニーズの変遷!
について
管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。
旅行雑誌の黄金期とその役割
旅行雑誌は、1990年代から
2000年代にかけてが黄金期。
当時はインターネットがまだ普及しておらず、
旅行の情報を得る手段として雑誌がメイン。
美しい写真や詳細なガイドが詰まった雑誌は、
旅行計画を立てる上で非常に有用でした。
読者にとっては旅行への期待を
高める役割を果たしていました。
デジタル化の波と情報の即時性
しかし、2000年代後半から
インターネットの普及が加速し
旅行情報の入手方法が変わる。
ブログやSNS、旅行レビューサイトが登場。
瞬時に最新の旅行情報が手に入る時代に。
これにより、紙媒体の旅行雑誌は
次第にその価値を失い始める。
情報の即時性が求められる現代において、
出版のタイムラグがある雑誌は
読者のニーズに応えきれなくなった。
コストと収益のバランス
旅行雑誌の制作には、取材費や印刷費、
配送費など多くのコストがかかります。
一方、デジタル媒体は低コスト。
広告収入もデジタルに移行する中で、
雑誌の収益は大幅に減少しました。
特に新型コロナウイルスの影響で
旅行業界全体が打撃を受ける中、
広告主も減少し、雑誌の経営は
さらに厳しくなりました。
読者層の変化とニーズの多様化
現代の読者は情報をすぐに手に
入れたいという欲求だけでなく、
より個別化されたニーズを
持つようになっています。
例えば自分の趣味やライフスタイルに合った
特化型の情報を求める人が増えています。
これに対して、従来の旅行雑誌は
一般的な内容を幅広く扱うため、
読者一人ひとりの細かなニーズに
応えることが難しくなっています。
サステナビリティの意識と紙媒体の減少
近年では、環境意識の高まりから
紙の使用を控える動きも見られます。
紙媒体の廃止やデジタル化への移行は、
企業にとってもエコフレンドリーな
選択肢として注目されています。
これも旅行雑誌が廃刊に至る要因の一つです。
インフルエンサーと個人メディアの台頭
インターネットの普及に伴い旅行に
関する情報発信者が多様化しました。
特にSNSの台頭によって、
個人が自身の旅行体験を
リアルタイムで共有することが
できるようになりました。
インフルエンサーと呼ばれる個人が、
フォロワーに向けておすすめの
旅行先やホテル、アクティビティを
発信することで読者はより身近な
情報源から最新のトレンドを
得られるようになりました。
インフルエンサーの情報は
雑誌よりもリアルタイムであり、
また個々の視点が強調されているため、
読者にとってはより信頼性が高く
感じられることもあります。
このような新しい情報発信の形態が、
従来の旅行雑誌の市場を圧迫しています。
オンラインプラットフォームの利便性
また、オンラインプラットフォームの
利便性も無視できない要素です。
旅行予約サイトや口コミサイトでは、
宿泊施設の空き状況や料金比較が
簡単に行えるようになり、
旅行者は自分の好みや
予算に合った旅行プランを
瞬時に見つけることができます。
これにより、雑誌を使ってじっくり
情報を収集する必要がなくなり、
手軽さを重視する現代の旅行者には
雑誌の存在感は薄れていきました。
新型コロナウイルスの影響
さらに、新型コロナウイルスの
パンデミックは旅行業界全体に
大きな打撃を与えました。
旅行雑誌も例外ではなく、
旅行需要が激減したことで、
雑誌の内容自体が読者にとって
魅力的でなくなりました。
また、多くの雑誌が取材のための
現地訪問を制限され、情報の新鮮さが
失われる結果となりました。
このような状況下で、雑誌を継続的に
発行することは非常に困難となり、
多くの出版社が廃刊を
決断することとなりました。
雑誌業界の未来と旅行情報の新しい形
このような逆風の中でも、一部の雑誌は
デジタル化を推進し、オンライン版として
生き残りを図っています。
デジタル版では、動画コンテンツや
インタラクティブな機能を取り入れ
紙媒体では実現できなかった新しい
体験を読者に提供しています。
また、サブスクリプションモデルを導入し、
読者との継続的な関係を築くことで、
安定した収益を確保する試みも進んでいます。
さらに、旅行雑誌に代わる
新しい情報発信の形として、
ポッドキャストやウェビナーといった
形式が人気を集めています。
これらの媒体は、専門家や現地ガイドの
声を直接聞けるため、読者にとっても
より深い理解が得られる
メリットがあります。
地域特化型メディアの可能性
また、地域特化型のメディアも
注目されています。
特定の地域やテーマに絞った
情報を提供することで、
より詳細で質の高い内容を
発信することができます。
このような特化型のアプローチは、
旅行者がより深い体験を求める
トレンドにも合致しており、
今後も需要が増えそうです。
管理人のまとめ
今回は旅行雑誌の廃刊の理由とは?
業界の変化と読者ニーズの変遷!
というお話でした。
旅行雑誌の廃刊は、情報のデジタル化、
読者のニーズの変化、経済的な要因、
そして環境意識の高まりといった
複数の要因が絡み合った結果です。
一時代を築いた旅行雑誌も、
時代の波に抗うことができず、
次々とその姿を消していきました。
しかし、新しい形での情報提供の
可能性も広がっています。
これからの旅行情報発信の
在り方についても注目が必要です。
管理人が思うところなんですけど。
旅行雑誌ってすぐに使えなくなる。
情報が古いと役に立ちませんから。
でもネットならリアルタイムで
そのときの状況を確認できる。
だから旅行雑誌はいらない。
というのはそうなんですけど。
ただですね。
昔の様子を知ると言う意味では
紙の雑誌は貴重なんですよね。
下手にアップデートされませんから。
こういうところのバランスを考えて
うまく生き残って欲しいんですけど。
なかなか難しいですかね~
この記事が旅行雑誌廃刊の
参考になればと思います。
旅行、楽しんでくださいね!
(参考)
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