新聞紙で野菜を保存!包むのがコピーやチラシはダメなのか?

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新聞紙

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、新聞紙で野菜を保存するとき
包むのがコピー用紙やチラシではだめなのか?

最近は新聞をとる家庭は減ったのですが
それでも年配の家庭では新聞取ってます。

管理人の自宅も新聞取ってます。

それで野菜を包むのに新聞を使います。

昔からそうですね。

特に年配の主婦はそうじゃないでしょうか。

親戚が四国で兼業農家をやってますが
野菜を新聞紙にくるむことは多いです。

古新聞はどうせ捨てるものだから
気兼ねなく使えるし

吸水性もあるしサイズも大きいから
ある程度大きな野菜でも包める。

とても便利だと思います。

濡れた野菜なら新聞紙で水分を取って
乾燥した状態で包んで保存できる。

乾燥させてはいけない野菜なら新聞紙を
少し湿らせて包んでポリ袋に入れて保存。

野菜に限らず食品を包むときには
使い勝手がいいですね。

それで質問されるんですね。

新聞紙をよく使うんだけど
コピー用紙とかチラシじゃダメなのか?

ということで。

この記事では、新聞紙で野菜を包んで
保存する代わりにコピー用紙やチラシが

使えるのかどうかについて
管理人なりに調べたことお伝えします。

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新聞紙で野菜を包んで保存する代わりにコピー用紙やチラシは使うとどうなるのか?

ここからは元製紙会社社員として
本音をお話させて下さい。

ここまで新聞紙で野菜を包んで保管する
メリットはお話させていただきました。

では同じことをコピー用紙やチラシで
できるのかということなんですが。

ひとつずつ考えてみます。

コピー用紙の場合

正直言うとこれはもったいない。

新聞紙の場合は読み終わった紙ですが
コピー用紙の場合は使う前の紙。

それはあまりにももったいないです。

それならミスコピーの紙を使えばいい?

これはいいと思いますがインクジェットで
使った場合はちょっと考えますね。

インクジェットインクは基本水性ですから
紙によっては濡れるとにじみます。

野菜を包むときに濡れていたら
インクがにじんで野菜が汚れる。

インクの量なんて少量ですから
それで人体に影響が出るとかは

考えにくいですがそれでも
気持ちのいいものじゃないです。

食品ですからね。

それとコピー用紙の場合はサイズが
新聞紙ほど大きくありません。

家庭用にあるものは通常A4ですし、
大きくてもせいぜいA3でしょう。

これではカットした野菜はいいとしても
ちょっと大きめのものは包みにくい。

こんな感じでコピー用紙は使いにくい。

わざわざ買う紙ですから
この使い方はもったいない気がします。

チラシの場合

チラシの紙はコート紙が多いんです。

それでコート紙は新聞紙に
比べて吸水性が低い。

濡れた野菜を拭いても
水を吸い取りにくいですね。

それからチラシの場合は
枚数が安定しないんですよね。

毎日何枚のチラシが入るのかが分からない。

そのサイズはB3、B4が多いですが
ある程度の大きさのものを

ストックしておく必要がありますから
新聞紙と比較すると面倒です。

チラシのインクはオフセット用インクなので
水に溶けて流れることはないし

野菜についても調理の前に野菜は洗うので
その点は特に問題ないと思います。

ただ、カラー印刷された紙はなんとなく
身体に良くないと思う人もいるでしょう。

インクが野菜に接触したくらいで
何かが起こるとは思えませんが

それでもそういうことが気になる人は
使わないほうがいいでしょうね。

それからもうひとつ。

チラシには蛍光染料が使用されています。

これは以前発がん性物質ではないかと
疑われたことがあります。

実際には健康に問題なくて
「シロ」だったんですが

いまだに蛍光染料は体に悪いと
言われているようですね。

しかも製造しているメーカーも
使用しているメーカーも

問題ないということを
あまり大きな声では言いません。

元製紙会社社員としては
そんなものでガンになるなら

コート紙の塗料を作っている部署の
担当者は全員がんになると思うんですが

実際にはそんなことはならないし
特に問題になったこともありません。

しかしながら食品衛生法では
変わらず厳しく規制されています。

そういう意味では、
君子危うきに近寄らず

ということでチラシは使わないほうが
いいんじゃないかと思います。

いずれにしても。

チラシの紙は実質的に無料だし
大きさもそこそこあるんですが

コート紙の場合は吸水性が悪く
新聞紙には劣ります。

チラシがあるということは
新聞紙もあるんでしょうから

新聞紙を使う方がいいと
管理人は思いますね。

新聞紙は健康に問題があるのか?

チラシでは蛍光染料が使われます。

一応健康に問題ないのですが
君子危うきに近寄らずで避けるとして。

では新聞紙は問題ないのか?

こういう話の場合、絶対と言うのは
ないんですが新聞紙は大丈夫でしょう。

まず紙自体は、ほぼパルプ。

元々は木材です。

原料の古紙は新聞古紙のリサイクル。

古紙ですから完全な選別は無理としても
有害物質が入ることはほとんどないでしょう。

それから紙は食品衛生協会などの
第三者機関で重金属などの試験をしています。

これは色んな紙で定期的にやってましたね。

管理人は新聞紙でも試験を
やっているかは知らないのですが

ライナー(段ボールの紙)でも試験をして
問題になったことはありません。

ライナーも新聞紙もほとんど古紙の紙で
新聞紙の方が管理が厳しいですから

新聞紙で有害物質が問題に
なることはないと思います。

それからインクですが、
今は新聞インクは大豆インクが主流。

石油系のインクも減っているようですね。

昔はインクの顔料に鉛、クロム、カドミウムが
使われたようですが今は使えません。

それから基本的に
黒のインクはカーボンブラック。

カーボンは墨とかススです。

これは有害ではありません。

ということで現在のところ新聞紙は
相当、健康や環境に配慮しています。

管理人のまとめ

今回は、新聞紙で野菜を包んで
保存する代わりにコピー用紙や

チラシが使えるかどうか
についてお話しました。

結論から言うと使わないほうがいい
ということでした。

未使用のコピー用紙はもったいない。

使用済みのコピー用紙はインクジェットだと
濡れるとインクがにじむ

それから紙のサイズが新聞のように
大きくないので包みにくい。

チラシはコート紙だと吸水性が
悪いので使いにくい。

という感じですね。

それから紙の安全性についても
お話させていただきました。

基本的に紙は安全ですし、
品種によっては食品衛生協会などで

試験を行って問題ないことを
確認しているということです。

新聞インクも色んな規制があって大豆インクを
使うなど健康や環境には配慮されています。

結局、新聞をとっている家庭なら
新聞紙が使い勝手がいいということです。

どうしても新聞紙が使えないなら
ペーパータオルを使うことになるでしょう。

そこは個人の好みの問題でもありますが。

この記事が新聞紙で野菜を
保存するときの参考になればと思います。

紙は環境に配慮していることも
思い出して下さいね!

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