この記事は約 7 分で読めます。
管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
今回は、1万円札の厚さはというお話。
2019年5月1日、令和元年になりました。
そして、2024年には新札発行だそうです。
改元も新札発行も色々言われますが
新札発行はだいたい20年周期だとか。
予定されていたことみたいですね~
管理人は元製紙会社社員ですが
その会社はお札とは全く無縁でした。
だからお札の紙の製造には
全く関わったことがありません。
残念。
まあ、お札も紙ですから
紙質試験もするでしょうけど、
印刷前の紙とはいえ、
お札だと思うとちょっと怖い。
紙質試験では、米坪や紙厚なら
非破壊試験になりますが、
引張試験や引き裂き試験は
紙を破りますからね~
お札を破るなんて耐えられない・・・
たとえそれが印刷前であったとしても。
というのはどうでもいいんですが。
そのお札の紙の厚さは
どうなっているのでしょうか?
ということで。
この記事では1万円札の厚さについて
管理人の調べたことをお伝えします。
1万円札の厚さは100枚で1cm
結論から言うと1万円札の厚さは
100枚で1cm、1枚で0.1mmになります。
紙ですし、いわゆるピン札と使用している
お札では若干厚さは異なりますが。
それでも1枚あたりの誤差は
0.1mm±0.004mm程度でしょう。
分かりにくいですね。
一応は紙厚で許容される誤差は
±4%程度だったと思います。
だから100枚で1cmだったら
100枚なら0.4mm程度の誤差。
計算上はこんな感じですね。
普通のものさしで測定しても
よく分からない範囲でしょう。
ノギスとかマイクロメーターとか
そういう精密な測定器じゃないと。
ただし。
元製紙会社社員的に言うと紙厚の
誤差はもっと少ないと思います。
100枚重ねて0.3mm以内かなと。
薄い紙なら100枚で±0.2mm以下。
そのくらいの精度はあるんですよね
ましてやお札の紙ですから
もっと精度があるのかなと。
まあ、いずれにしても、100枚で1cm。
百万円でちょうど1cm。
1億円で1mということです。
1億円重ねてもせいぜい
腰の高さくらいしかない。
思ったより大したことないですね。
1万円札以外のお札の厚さも100枚で1cm
ちなみに。
他のお札はどうなのか?
実は1万円札以外のお札の
厚さも100枚で1cmになります。
これはよく考えてみれば分かること。
お札を製造するときに
紙質を変更する必要はない。
印刷デザインが違うだけですから。
だから紙厚も同じ。
千円札も、二千円札も、五千円札も同じ。
千円札で100枚でも1cmということです。
10万円なら100枚で1cm。
百万円だと千枚で10cm。
一千万円だと一万枚で1m。
一億円だと10万枚で10m。
という感じですね。
管理人、百万円は見たことありますが
それ以上は見たことがありません。
数えると手が震えそうですが。
お札の大きさについて
ここまで1万円札やその他のお札の
厚さについてお話してきました。
では、大きさはどうなっているでしょうか?
紙としてはどのお札でも同じですが
大きさは微妙に異なってますよね?
実はこんな感じになっています。
なお、B券、C券、D券、E券というのは
歴代のお札で、現在はE券だそうです。
それから、二千円札は最近見ないので
表に入れるのをやめました。
お札の大きさ一覧表
一万円 | 五千円 | 千円 | |
B券 | - | - | 縦76mm 横164mm |
C券 | 縦84mm 横174mm |
縦80mm 横169mm |
縦76mm 横164mm |
D券 | 縦76mm 横160mm |
縦76mm 横155mm |
縦76mm 横150mm |
E券 | 縦76mm 横160mm |
縦76mm 横156mm |
縦76mm 横150mm |
A券というのもあるんですが、
当時は百円札が最高だった。
B券の時代は千円札が最高。
という感じですね。
これで行くと、基本的に縦76mmで
横が色々な長さになってます。
管理人は昔の1万円札の聖徳太子が
ありがたいお金のイメージでした。
実は聖徳太子はこの中のC券の
1万円札と五千円札になります。
聖徳太子はありがたかったですが
お札としても大きかったんですね。
管理人は、令和になっても
昭和を引きずっていると。
三つ子の魂百までということでしょう。
1万円札の重さは1枚1グラム
現在のお札の重さは1枚1グラム。
他のお札もだいたい1枚1グラム。
大きさは若干違いますが家庭用の
はかりだとこの程度では誤差範囲。
精密な天秤で測定すれば違いますが
日常レベルで考えると1枚1グラム。
1円玉と同じ重さということです。
いくら1万円札と言っても紙ですからね~
管理人のまとめ
今回は、1万円札の厚さのお話でした。
結論は100枚で1cm。
1枚なら0.1mmということでした。
また、1万円札以外のお札も厚さは同じ。
五千円札、二千円札、千円札、皆同じ。
多分、紙としては同じで印刷の
デザインが違うだけなのでしょう。
大きさはちょっと違っていて、
今のお札の縦の長さは同じですが
横の長さが金額で若干違って、
1万円>五千円>千円の順に長い。
なお、重さはどれもほぼ1グラム。
1円玉と同じ重さということです。
お札は約20年毎に新札が出ます。
印刷デザインは変わりますが
紙自体は変わらないんでしょうね。
この記事が、1万円札の厚さの
参考になればと思います。
お金は大事にしてくださいね!