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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
「忘れっぽくなったな…」と感じることはありませんか?
人間の記憶には限界があります。だからこそ、日常生活や仕事の中で「メモを取る」ことが重要になってきます。
今回は、「メモの重要性」に注目し、単なる記録以上に得られるメリットや活用術、そしてメモを習慣化するためのポイントまで、管理人が調べたことをシェアしていきます。
メモの重要性は「記録」だけにとどまらない
「メモ=忘れないように書き留めること」と思っていませんか?多くの人は、メモを単なる備忘録として使っています。もちろん、メモを記録として活用することは基本中の基本であり、それ自体も大切な行為です。しかし、実はメモにはそれ以上の効果や可能性があることが、最近になって注目されています。
メモは、単なる記録ではなく、自分の思考を整理したり、アイデアを育てたり、不安を和らげたりと、さまざまな価値を持つ「思考のツール」としても活躍します。
ここでは、メモの「記録を超えた価値」にフォーカスし、具体的にどんな意味や効果があるのかを分かりやすく解説していきます。
メモをすれば脳の容量の確保ができる
私たちの脳は、あらゆる情報を記憶しておける万能な存在ではありません。特に日常の中で発生する小さなタスク、買い物リスト、思いついたアイデア、人との約束など、たくさんのことを同時に記憶しようとすると、すぐに脳がパンパンになります。
そんなときに役立つのがメモです。メモを取ることで、頭の中から一旦情報を外に出すことができ、「今やるべきこと」に集中しやすくなります。つまり、メモは「思考の整理整頓」にも役立つのです。
これはまるで、デスク上を片付けることで仕事がはかどるのと同じ。頭の中の“メモリ”を空けることで、クリエイティブな発想や論理的な思考をしやすくなるというメリットがあります。
日々のパフォーマンスを高めるうえでも、メモを取る習慣は非常に効果的といえるでしょう。
メモを取ることで不安が軽減する
「あれ?何か忘れてる気がする…」という漠然とした不安は、多くの人が経験したことがあると思います。実はこの“なんとなくの不安”がストレスの大きな原因になることがあります。
しかし、思いついたことややるべきことをメモに書き出しておくと、「忘れてもメモがあるから大丈夫」と思えるようになり、不安が自然と軽減されていきます。
また、こうした不安を感じるたびに頭の中を探って思い出そうとすると、エネルギーが消耗されてしまい、他のことに集中できなくなります。その点、メモがあれば心にも余裕が生まれ、安心感を持って行動できるようになります。
つまり、メモは「安心と冷静さを与えてくれるツール」とも言えるのです。些細なことでも、思い立った瞬間に書き留める癖をつけることで、精神的なゆとりも手に入れることができます。
メモを取る習慣がアイデアを逃さない
アイデアというものは、必ずしも机に向かっている時や、考えている時にだけ生まれるわけではありません。通勤途中、シャワー中、友人との雑談の中など、何気ない瞬間にふっと浮かんでくることが多いものです。
そんな貴重なひらめきを逃さないためにも、「思いついたらすぐ書く」という習慣が重要です。その場で書くことで、脳内の断片的な情報も整理され、アイデアがより鮮明になっていきます。
また、すぐには価値が見出せなかったアイデアも、後日見返してみると重要なヒントになることもあります。メモがあることで、その場の感情や前後の状況まで記録できるので、再構築がしやすくなるのもメリットです。
後で「あのアイデア、思い出せない…」と悔やむことを防ぐためにも、常にメモを取る姿勢を持っていたいものです。
メモがあれば振り返りと改善がしやすい
日常生活でも仕事でも、「前にどうやったっけ?」「あの時は何が原因だった?」という場面はよくあります。そんな時に頼りになるのが、過去に取ったメモです。
メモがあれば、記憶だけに頼る必要がなくなり、必要な情報をすぐに取り出すことができます。さらに、トラブルや失敗が起こった際に、その記録を見返すことで、原因や対処法が明確になり、次に活かせる「改善のヒント」になるのです。
また、成功体験を記録しておけば、自信が持てる材料にもなります。「前はこうやってうまくいった」と思い出せることで、再現性のある行動がとれるようになるのです。
このように、メモは「過去の自分からのアドバイス」として活躍し、より良い判断や行動の支えになります。
メモを取ることで信頼される人になれる
職場や人間関係の中で、「一度伝えたことをきちんと覚えてくれている人」と「毎回同じことを聞き返してくる人」では、明らかに前者のほうが信頼されやすい傾向にあります。
その違いは、メモを取っているかどうかにあることが多いです。何かを教えてもらったとき、素早くメモを取り、次からは自分で実行できるようになる人は、周囲から「仕事ができる」「頼りになる」と評価されやすくなります。
教える側も「この人は真剣に取り組んでくれている」と感じ、自然と良好な関係が築かれるようになります。つまり、メモを取る行為そのものが、信頼の構築につながるのです。
メモは単なる記録ではなく、相手に対する誠実さや配慮を表す手段にもなります。ビジネスの場面でも、友人関係でも、「この人と一緒にいたい」と思われるような印象を作ることができます。
日常の中で、積極的にメモを取ることは、自分自身の成長だけでなく、人間関係の構築にも大きな影響を与える、非常に価値ある習慣なのです。
メモを習慣化するコツ
メモの大切さは分かっていても、いざ実行するとなると「手元に何もない」「後回しにして忘れた」などで続かない人も多いはず。
メモを習慣化するには、次のような工夫が効果的です。
- 小型のメモ帳を常に持ち歩く
- スマホのメモアプリやボイスメモを活用する
- メモは1行でもOK、完璧を求めない
- 見返すタイミング(1日の終わり、週末など)を決める
「思いついたら即メモ」が自然とできるようになるまで、まずは意識して取り組んでみてください。
まとめ:メモは最強の「頭の外部ストレージ」
今回は、「メモの重要性」について多角的に掘り下げてきました。
メモを取ることで得られるメリットは以下の通りです。
- 記録ができる
- 脳の容量の確保
- 不安を取り除く
- アイデアを逃さない
- 振り返りがしやすい
- 信頼を得られる(同じ質問を繰り返さない)
どれも、日常生活や仕事をスムーズに進めるうえで欠かせない要素です。
そして最も大切なのは、「いつでもすぐメモできる環境を整えること」。
メモ帳でもスマホでも構いません。
すぐに書き留めるための準備をしておくことが、メモ習慣への第一歩になります。
この記事が、メモの重要性を見直すきっかけになれば嬉しいです。
あなたの思考やアイデアを、しっかり記録し、活かしていきましょう!
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