硫酸紙とクッキングシートの違いとは?剥離性が異なります!

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硫酸紙とクッキングシートの違い

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、硫酸紙とクッキング
シートの違いについてのお話。

管理人は料理とか出来ませんが。

食べる方は好きですね~

それで。

揚げ物なんかやるときには
クッキングシートは便利ですね。

耐熱性があるし、表面が剥がれるし。

そうそう、クッキングシートはこんなやつです。

クックパー クッキングシート Lサイズ 30cm×15m

これはアマゾンにあったやつ。

なかなかのスグレモノだと思います。

まあ、スーパーとかでどこにでも
売ってますからめずらしくもない。

一方の硫酸紙。

これはあまり見かけません。

こんな感じのやつ。

 

博愛社 硫酸紙 中 500枚入

 

イメージとしては薬包紙ですかね。

理科系の人なら分かりますかね。

それから文庫本のカバーに使う薄い紙。

薄くて透明でなんとなく茶色っぽいやつ。

昔の文庫本はみんなついてましたが、
今はキレイなコート紙が主流ですけど。

一応、あれが硫酸紙になります。

それで、この硫酸紙とクッキングシートは
似てるんですけどどう違うのか?

ということで。

この記事では硫酸紙とクッキング
シートの違いについて

管理人の調べたことを
お伝えしたいと思います。

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硫酸紙とクッキングシートの違いは剥離性

結論から言うと硫酸紙とクッキング
シートの違いは剥離性になります。

硫酸紙の表面は特に処理してませんが
クッキングシートは表面にシリコーン塗工。

そこは大きく違うところでしょうね。

耐水性、耐油性、耐熱性はどちらもある。

気密性は硫酸紙のほうが高いようです。

専門的には「透気度」といいますが
クッキングシートの方が低いようですね。

用途的には硫酸紙は空気を
通しにくいので薬包紙に使われる。

それから、酸化させたくない食品を
包装するのにも使われるようです。

ではこの違いはどこから出てくるのか?

それぞれの製造方法を
確認したいと思います。

硫酸紙の製造方法

以前にこのブログでも
紹介しましたが再度記載します。

==ここから==

硫酸紙はパーチメント紙とも呼ばれます。

製造方法は、紙を硫酸で処理する、
ということだそうです。

具体的には紙を
硫酸溶液の中にくぐらせる。

濃硫酸から順に硫酸濃度を薄くして
最終的にアルカリ(苛性ソーダ)で中和する。

その後水洗いして薬品を除去する。

処理としてはこんな感じ。

紙の主成分はセルロースなので
このセルロースが硫酸によって

変性してアミロイドというものに
なるんだそうです。

アミロイドというのはゼラチン状の
ネバネバした物質。

これが紙の表面を覆うので
紙の空隙(すきまのこと)が塞がれる。

紙の空隙が少なくなれば
液が通りにくくなるので耐水・耐油性になる。

硫酸紙に耐水・耐油性があるのは
こういう理由からなんですね。

なお、硫酸紙はワックスペーパーと違って
基本的に紙ですから印刷ができます。

それからワックスペーパーのように
ワックスが溶けたりしませんから

硫酸紙は紙と同レベルの耐熱性
耐寒性があります。

オーブンでも使用できるようですが
ここは説明書を確認してください。

==ここまで==

硫酸紙という名前の通り
硫酸で紙を処理するわけです。

なお、このとき原紙として使う紙は
グラシン紙が多いようです。

では次はクッキングシート。

クッキングシートの製造方法

これもこのブログで書いていますが、
もう一度記載しておきます。

==ここから==

クッキングシートの場合、
原紙がグラシン紙というのは

ワックスペーパーと同じなんですが
シリコーン樹脂を塗工をするんですね。

ここでいうシリコーンは
シリコンゴムなんかと同じ成分。

実はシリコーンというのは
耐水・耐油性があって耐熱性も高い。

そしてネバネバしたものでも
くっつかないという性質があります。

だからこれを紙に塗工すれば
耐水・耐油性があって耐熱性もある

クッキングシートの出来上がり
となるわけです。

==ここまで==

こういう感じで、グラシン紙にシリコーンを
塗工したのがクッキングシートになります。

厳密にはクッキングシートの原紙は
グラシン紙だけではないようです。

不織布が使われる場合もあるらしい。

いずれにしても、硫酸紙とクッキングシートの
違いはこの製造方法の違いによるものです。

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管理人のまとめ

今回は、硫酸紙とクッキングシートの
違いについてのお話でした。

どちらも耐水性、耐油性、耐熱性はある。

違いは硫酸紙は剥離性がないこと。

クッキングシートは気密性が低いこと。

このあたりでしょうか。

そうそう、硫酸紙は普通に
印刷ができますね。

クッキングシートのように
インクをはじきませんから。

それで。

その違いは製造方法によります。

両方共原紙はグラシン紙が多いですが
硫酸紙は硫酸の中に紙をくぐらせ、

セルロースを化学反応させて
紙の隙間を埋めてしまう。

対して、クッキングシートは
グラシン紙にシリコーン塗工する。

紙全体で化学反応させて隙間を
埋めるか、表面に塗工して紙を覆うか。

そういう製造方法の違いが
性質の違いになるんでしょう。

この記事が、硫酸紙とクッキングシートの
違いの参考になればと思います。

両方の特徴を考えて使ってくださいね!

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プロフィール
べぎやす

元製紙会社社員。
技術者として入社し16年間勤務する。
開発技術部門、営業管理部門、現場管理部門など様々な部署を転々としたあと独立。
紙に関するコンサルタントとして今に至る。

詳しい運営者情報はこちらからご確認いただけます。
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