感光紙と感熱紙の違いとは?発色の仕組みが全く異なります!

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感光紙 感熱紙 違い

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は感光紙と感熱紙の違いとは?
発色の仕組みが全く異なります!
というお話。

感光紙と感熱紙。

名前はよく似ていますけど、
発色原理は全く違います。

なので、使用用途も違うんですよね~

身近なものなら感光紙は昔の写真。

光が当たると像が写るというやつ。

感熱紙はレシートでしょうか。

熱がかかると発色する。

いずれにしても、名前が似ているだけで
内容は全く違うものですがどう違うのか?

ということで。

この記事では、感光紙と
感熱紙の違いについて

管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。

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感光紙と感熱紙の違いとその仕組

感光紙と感熱紙の違いなんですが。

どんなものに使われているのかを。

感光紙は何に使われているか

感光紙といえば昔の写真。

おもちゃでピンホール写真というのが
ありますがこのフィルムがそうですね。

KING ピンホールカメラ KPC-135 紙製組み立てキット フィルムカメラ 35mm 三脚取付可 820969

 

もうちょっとちゃんとした
やつならチェキですかね。

 

FUJIFILM インスタントカメラ チェキ instax mini 11 ライラックパープル INS MINI 11 PURPLE

 

正しくはこっちのフィルムですけど。

FUJIFILM インスタントカメラ チェキ用フィルム 20枚入 INSTAX MINI JP 2

これ以外だと青焼きですね。

正式にはジアゾ感光紙。

今ではほとんど見かけませんが
昔はコピーより青焼きでした。

コピー用紙が高かったんですよね。

今では考えられませんけど。

管理人が大学生の頃は
圧倒的に青焼きでしたね~

会社に入ってからもしばらくは青焼き。

特に大きな図面はそうでした。

まだ大判のロールコピー
なんてなかったですから。

今はこんなのが普通にありますけどね。

 

エプソン プリンター A1プラス 大判インクジェットプリンター SC-T3150N スタンドなしモデル

 

いずれにしても。

光が当たったところに像が写る。

だから感光紙ということです。

そうそう、日光写真というのもありますね。

夏休みの自由研究みたいな感じでしょうか。

 

米村でんじろう わくわく日光写真

 

でんじろう先生のやつがあるんですね~

こういうので色々写すと
子供は喜びそうですね。

大人がハマるようにも思いますが。

感熱紙は何に使われているか

感熱紙の使用用途は今はレシートですね。

スーパーやコンビニなど
どこでも見かけますよね?

昔はワープロ用紙が感熱紙でした。

 

コクヨ ワープロ用感熱紙 スタンダードタイプ A4 タイ-2010

 

まだ売ってるんですね~

もうとっくに役目は終わってますが
まだ使っている人もいるんでしょう。

それから、FAX用紙も感熱紙でした。

【Amazon.co.jp 限定】ミヨシ MCO FAX用感熱ロール紙(まとめ買い) A4サイズ 15m 芯内径0.5インチ 【12本入】 ZFR15AH-12

 

こちらも今は見かけませんね。

でもコロナの集計がFAXだと笑われて
いましたからまだまだあるんでしょうが。

感光紙と感熱紙の発色方法の違い

感光紙と感熱紙は発色方法が
全く違うとお話しました。

ではどう違うのか?

感光紙では紙の上に感光剤を塗って
そこに光を当てるということですね。

写真の場合は基本的に感光剤として
AgBr(臭化銀)が使われます。

この臭化銀、光が当たると還元されて
Ag(銀)になるんだそうです。

なので光が当たった部分は銀になる。

金属の銀は水には溶けません。

一方、光が当たらなかった部分は
臭化銀なので水で洗えば除去できる。

ということで、感光紙に画像のある
フィルムを重ねて光を当てれば

光の当たったところだが残って
画像が浮き出すということになる。

写真の場合は感光剤に臭化銀を
使うわけですが感光剤は色々ある。

光で化学反応して性質が変われば
感光材料になるということです。

ジアゾ感光紙なら感光剤は
芳香族ジアゾニウム塩。

光としては紫外線を使いますが
原理としては同じことですね。

一方の感熱紙。

これは紙に感熱塗料を塗っておいて
決まった温度以上だと発色するもの。

感熱塗料は熱で溶けるロイコ染料と
顕色剤が含まれていて加熱で溶けて

そのときに無職のロイコ染料が
顕色剤と反応して発色する。

感光紙とは全く違うわけです。

両者は保管方法もかなり違う。

感光紙は光が当たるとダメ。

感熱紙は高温のところでの保管はダメ。

それぞれ注意点が違います。

名前は似ていますが紙としては
全く違うということですね~

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管理人のまとめ

今回は、感光紙と感熱紙の違いのお話でした。

感光紙と感熱紙、名前は似てますが
紙としては全く違うものでした。

感光紙は光で反応して発色するし
感熱紙は熱で反応して発色する。

使う薬剤も違えば発色する方法も違う。

同じなのはコピーのときに使った
ということくらいでしょうか。

残念なのは写真や青焼きに使われた
感光紙は市場から消えそうなこと。

感熱紙は消えかかってましたけど
レシート用でかなり残ってますね。

そんなところも違うようです。

あとは保管方法ですかね。

光に当たらないようにするか
高温に気をつけるようにするか。

どちらも気を使う紙というのは
同じかも知れませんね~

この記事が感光紙と感熱紙の
違いの参考になればと思います。

感光紙や感熱紙、自由研究に
使うと面白いかも知れませんね!

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