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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
今回は、屏風とは?部屋の間仕切りや装飾に
用いられる伝統的な調度品、というお話。
屏風って普通の家庭にはないんですけど。
お寺とか大きなお屋敷だとありますよね?
そういうところでみると
風情があるなと思います。
まあ個人が楽しむこんなのもあるそうですが。
雛人形で使うやつですかね。
それはそうとして。
日本家屋で使われる屏風って
結局どういうものなのか?
ちょっと気になりました。
ということで。
この記事では屏風とは?部屋の間仕切りや
装飾に用いられる伝統的な調度品について
管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。
屏風について
まずは屏風の説明。
ウィキペディアによると
==ここから==
屏風(びょうぶ)とは、部屋の仕切りや装飾に用いる調度品の一種。木の枠に小さなふすまのようなものを数枚つなぎ合わせて折り合わせた構造である。「風を屏(ふせ)ぐ」という言葉に由来する。元々は、布団の枕元に立てて冷気を防ぐ風よけのためにあり、昔は屏風をすべて「枕屏風」と呼んでいた。今ではそれに絵画などを描く美術品として扱われる。
==ここまで==
ということだそうです。
元々寝室の風よけだったんですね。
管理人のイメージとしては
実用的なところより装飾品。
金屏風など豪華なものが
金持ってる感を出してるなと。
それから屏風は紙なので
絵が描けるのもいいところ。
歴史的には中国の漢の時代からあったとか。
日本では奈良時代からあったそうですが
発達したのは室町時代からだそうです。
豪華なものが作られるようになったのは
安土桃山時代、江戸時代からだとか。
美術工芸品はやっぱり平和なときに
発展することになるんでしょうね。
屏風の数え方は隻。屏風は用語が難しい?
ところで。
屏風の基本的な用語なんですけど。
これがなかなかややこしいですね。
管理人が確認したところでは。
●扇(せん):「扇」は、屏風の画面のこと。
屏風の画面の最小単位になるようです。
第
四 扇 |
第
三 扇 |
第
二 扇 |
第
一 扇 |
右から第一扇なので
こんな感じですかね。
●曲(きょく):「曲」は、屏風がいくつの画面(扇)数からできているのかを示す言葉。
上記の例なら四曲ですね。
●隻(せき):「隻」(せき)は、屏風を数える単位のこと。
上記の例なら「四曲一隻」ですか。
一隻の屏風は「半双」(はんそう)
ということもあるそうです。
●双(そう):「双」(そう)は「2つで1組となる物」という意味。
例えば、四曲の屏風が2点で1組の場合、
「四曲一双」ということになります。
なお、一双屏風のうち向かって
右を「右隻」(うせき)、
左を「左隻」(させき)
と呼ぶそうです。
なお。
屏風の左右はどう見分けるかですが。
基本は時間の流れ。
日本語の縦書きは右から左ですから
これと同じ要領になります。
もう一つは落款。
落款は作者のサインになりますが
右端なら右隻、左端なら左隻です。
ただし、時間の流れが不明だったり
作者が不明のときは判断できません。
そうなると飾る人の感性ですかね~
管理人のまとめ
今回は屏風とは?部屋の間仕切りや
装飾に用いられる伝統的な調度品
というお話でした。
管理人、屏風自体そんなに
見たことはありません。
時代劇で見るくらいでしょうか。
自分の家だとそもそも
置く場所さえないですから。
それに。
ああいうのがいいものだと
思うようになったのは最近。
それまではその良さなんて
分からなかったですから。
大きな屏風は無理なので
ミニ屏風でも飾ろうか。
それならスグに入手できますから。
この記事が屏風の参考になればと思います。
屏風、楽しんで下さいね!
(参考)
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