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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
今回は、マーガリンの紙は捨てる?
残して使えば風味の劣化防止になる
と言うお話。
管理人、マーガリンと言えば。
小学校の頃の給食を思い出す。
コッペパンにマーガリンそして牛乳。
美味しかったのかどうかは忘れましたが。
今でも給食でマーガリンが出るようですが
体に悪いと言って嫌う人も多いらしい。
トランス脂肪酸が多いということで。
確かに昔のマーガリンはトランス脂肪酸が
多かったそうですが今ではバターより少ない。
ミヨシ油脂のHPによると
製造方法の改善で今やマーガリンは
低トランス脂肪酸食品なんだとか。
こういうのを確認していればむやみに
マーガリンは体に悪いとか言わないと
思うんですけどこれも一種の
風評被害なんでしょうね~
まあ今の日本ならマーガリンでも
バターでも好きなものを選べばいい。
気にしすぎると食べるものが
無くなってしまうと思いますが。
それはそうとして。
このマーガリン、買ってくると
容器の中に白い紙が入っています。
この紙、なんなのか?
使えばいいのか捨てていいのか?
ちょっと確認してみましょうか。
ということで。
この記事ではマーガリンの紙は捨てる?
残して使えば風味の劣化防止になるについて
管理人が調べたことを
お伝えしたいと思います。
マーガリンの紙は捨てずに使う方がいい
マーガリンの紙ですけど。
マーガリンを買ってきて蓋をあけると
白い紙でカバーされてますよね?
こういうやつ。
この容器の中の白い紙は一体何なのか?
機能としてはマーガリンの水分の
蒸発を防いで黄変化を防ぐもの。
これで風味の劣化が抑えられるそうです。
なので開封後も捨てずにマーガリンを
カバーしておくほうがいいそうです。
空気にも触れないほうがいいでしょうから
やっぱり開封後も白い紙を使ったほうがいい。
いちいち剥がすのが面倒だから使わない
というのであればそこはお好みですけど。
マーガリンの紙の品種は何なのか?
管理人は元製紙会社社員。
なのでこのマーガリンの紙は
一体何なのか?が気になります。
それで調べてみると。
硫酸紙、だそうです。
別名、パーチメント紙。
硫酸紙は名前の通り紙を硫酸にくぐらせる。
そうすると紙のセルロースが変性して
アミロイドになり紙の隙間が埋まる。
紙の隙間がなくなれば水や油を通さない。
そういう感じです。
で、この紙を徐々に薄い硫酸で洗って
最後は苛性ソーダで中和するそうです。
製造過程では硫酸とか苛性ソーダのような
強い薬品を使いますが最後は中和して無害に。
マーガリンについている白い紙は
これにポリエチレンをコーティング。
ラミネート加工もあると思いますが。
普通の硫酸紙よりも更に水分を
通さない紙になってるようですね。
そうそう。
この紙、リサイクルは出来ません。
硫酸紙やポリラミ加工品はそもそも
水で離解できないので古紙にならない。
しかもマーガリンが付着すると異物混入。
油汚れになりますので。
なので燃えるゴミとして処分して下さい。
まあ食品に使った紙は基本的に
燃えるゴミで処分するものですが。
管理人のまとめ
今回はマーガリンの紙は捨てる?
残して使えば風味の劣化防止になる
というお話でした。
結論から言うと。
あのマーガリンの紙は捨てずに使う。
そうすることで乾燥を防ぐことが出来
風味の劣化を防止することが出来る。
ということでした。
それからあの白い紙の名前は硫酸紙。
パーチメント紙とも言うそうです。
それにポリエチレンをコーティングしたり
ポリラミ加工したりアルミ貼合したりする。
これでさらに乾燥を防ぐ。
ということなのであの紙は捨てずに
出来れば使った方がいいそうです。
なお。
マーガリンはトランス脂肪酸が多くて
身体に悪いイメージがありますが
それは昔の話で今はもうバターよりも
トランス脂肪酸が少なくなっている。
これも一種の風評被害ですね。
紙を使うと森林が伐採される話と
似てるように思いました。
昔はそうでしたが今となっては
伐採した分は植林してるのに。
一度出来たイメージを変えるのは難しい。
いずれにしても。
マーガリンの白い紙は捨てずに
最後まで使ってあげましょう!
この記事が、マーガリンの紙を捨てるか
どうかの参考になればと思います。
マーガリン、美味しく食べて下さいね!
(参考)
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