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厚紙とコピー用紙の間の硬さの紙は?品種よりも厚みが問題!

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、厚紙とコピー用紙の間の
硬さの紙の商品名は?というお話。

自分専用のノートを作ろうと思って
厚紙を使ったらちょっと硬かった。

でもコピー用紙を使うのでは頼りない。

そういう感じなんだと思います。

管理人は元製紙会社社員ですから
束見本というのはよく作ったんですよね。

ノートではありませんが、
たとえば文庫本なんかだと

白紙の文庫本の本文用紙を使って
実際のページ数になるように折って、

それに表紙を付けて本のような見本、
つまり束見本を作るわけです。

これは文庫本の本の厚さを確認したり
断裁面の色調が虎(縞模様)に

なっているかどうかを確認したり
そういうことに使うんですけど、

その時の表紙はコート紙を
よく使っていました。

このお話、結論から言うと
品種はあんまり関係ありまsん。

上質紙、コート紙、マットコート紙、
アート紙などなんでもいいです。

それよりも問題なのは紙の厚さ。

紙厚ですね。

紙の硬さは紙厚で大きく変わるので
品種は特に問題にはならないんです。

紙厚の厚い紙は硬いということです。

では何故そうなるのか?

この記事では、厚紙とコピー用紙の
間の硬さの紙について

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

【厚紙とコピー用紙の間の硬さの紙が必要なら重さを確認】

ノートの表紙に使えるような厚紙と
コピー用紙の間の硬さの紙は

上質紙、コート紙、マットコート紙など
どんな品種でも構いません。

問題は紙厚になります。

ただし紙の場合は、紙厚よりも米坪や
連量といった重さで取引されますので、

結局、品種にかかわらず気に入った
紙の重さを選べば良いということになります。

どのくらいの重さの紙がいいのかは
個人の好みになりますが、

一般的に表紙に使われるのは
以下のとおりです。

四六判連量90kg・米坪104.7g/㎡
四六判連量110kg・米坪127.9g/㎡
四六判連量135kg・米坪157g/㎡

このあたりがよく使われています。

品種によって米坪と紙厚、
剛度の関係は違ってきますが

どの品種でもこのあたりの
重さの紙が良く使われます。

実際には見本帳を取り寄せるなどして
自分で確かめるのがいいでしょう。

近所の文具店などの店舗で
購入出来なかったとしても

ネット通販で手軽に購入できますので
それを利用するのがいいと思います。

【紙の米坪、紙厚と剛度の関係】

ここからは少し専門的な
お話をさせていただきます。

すでにお話したとおり
紙の硬さは「剛度」で表します。

一般的には「こさわ」とか「コシ」と呼ばれます。

この数値は紙厚の3乗に比例するので
紙厚が厚ければ剛度も高くなります。

数式で言うと

剛度=ET^3/12W

E:ヤング率(GPa)
T:紙厚(μm)
W:米坪(g/㎡)

T^3は紙厚の3乗の意味です。

なお、米坪と紙厚が比例する
狭い範囲の場合には

剛度=K・E・W^2

となります。

ここでKは任意の比例定数、Eはヤング率、
Wは米坪、W^2は米坪の2乗を表します。

この数式は厳密には正確ではありません。

ですから、だいたいこんな感じの関係だ、
というイメージのための数式です。

この数式が何を示しているかと言うと
剛度は米坪の2乗に比例しているということ。

単純に言うと紙が重くなれば
剛度は上がるということです。

ただし、これは同じ品種の中での話で、
上質紙とコート紙を比較するとか

コート紙とマットコート紙を比較するとか
そういう時には使えません。

上質紙はほぼパルプですが
コート紙は塗料を塗工しているわけで

その成分が全く違うわけですし、
コート紙とマットコート紙では

マットコート紙のほうが平滑度が低く、
紙を圧縮していないので

同じ米坪でも紙厚が違っており
マットコート紙の方が剛度が高くなります。

ここまで剛度について少し専門的な
お話をさせていただきましたが

紙のコシの場合非常に感覚的で
紙質試験で数値化は出来ますが

実際には人間が手で触れてみて
これくらいがいいと言う感じのもので、

同じ紙を触っても人によって
硬さの感じ方は違います。

ある人は硬いと言うし別の人は
そうでもないといいうようなもの。

製紙会社にいたときには
数値的には基準値に入っているのに

なんだかしっくりこないと言われることは
よくある悩ましい話だったですね。

【管理人のまとめ】

今回は厚紙とコピー用紙の間の
硬さの紙は?なにかというお話でした。

実はこれは品種の問題ではなくて
紙厚、実質的には重さの問題でした。

ノートに限らず表紙に使われるのは

四六判連量90kg・米坪104.7g/㎡
四六判連量110kg・米坪127.9g/㎡
四六判連量135kg・米坪157g/㎡

あたりのもの。

品種は、上質紙、コート紙、
マットコート紙などなんでもいい。

インクジェット用紙や色上質紙でも
近いものを選ぶことが出来るはず。

自分で触ってみて気に入ったものを
選んで使うのがいいでしょう。

この記事が厚紙とコピー用紙の間の硬さの
紙を選ぶときの参考になればと思います。

お気に入りのノートを作って下さいね!

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