スポンサーリンク

未晒クラフト紙の読み方は?未漂白の意味で「みざらし」です

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回は、未晒クラフト紙の読み方は?
未漂白の意味で「みざらし」というお話。

管理人、製紙会社に入るまでこの
漢字の読み方知りませんでした。

そもそも関係なかったし、普段の
生活では使いませんからね。

一般的にも紙について気になったときに
これなんて読むのかな、程度でしょう。

しかしこの未晒tか晒という言葉
紙の世界では重要な言葉です。

ということで。

この記事では、未晒クラフト紙の読み方は
未漂白の意味で「みざらし」、について

管理人の調べたことを
お伝えしたいと思います。

スポンサーリンク

未晒クラフト紙の読み方は「みざらし」その意味は未漂白

未晒クラフト紙の読み方は「みざらし」です。

その意味は未漂白のこと。

晒、これは「さらし」と読みますが
これが漂白する意味ですね。

そもそも晒とはどういうことでしょうか。

ウィキペディアによると

==ここから==

晒(さらし)とは織物や糸から不純物をとりのぞき漂白する工程、また漂白された糸でできた織物。現代では過酸化水素水や晒粉を用いて化学的に色素を抜く手法がとられるが、積雪と日光を用いた「雪晒」(ゆきざらし)、天日と水を用いた「野晒」「天日晒」などの伝統もある。そのままでは染色に適さない木綿や麻に対して行われる。「さらし」のみで晒木綿を指す場合もある。

==ここまで==

紙に限らず繊維を漂白する
ことも晒と言うんですね。

晒木綿のことも「さらし」というらしい。

そういえば。

包丁一本、サラシに巻いて~

という歌がありますが、
あれがそうなでしょう。

そもそも「さらす」というのが、

風雨や日光の当たるままにしておく。

という意味ですよね。

繊維を日光に当てておけば
染料が壊れて無色になっていく。

それが「さらし」ということなんでしょう。

現在の製紙技術では「晒」は塩素とか
オゾン、二酸化塩素、過酸化水素など

薬品を使って黄ばみを取り除く
という工程になります。

しかし昔はそんな薬品ありませんから
色素を壊すという意味で日光に晒していた。

これが転じて漂白することを
「晒」ということになったようです。

ここまで「晒」のお話でしたが、
これが「未晒」なら未だ晒していない

ということで未漂白という
意味になるわけですよね。

製紙の世界で言えば木材を
パルプにしたところということ。

ここから少し専門的な説明をしてみます。

未晒パルプについて

製紙の中のパルプ工程、特に
化学パルプ製造工程なんですが。

これは、木材を小片のチップにして
このチップを蒸解工程でパルプにします。

蒸解というのはチップを薬液の中で
煮てリグニンを除去する工程のこと。

木材の主成分はセルロースとリグニン。

この中で必要なのはセルロース。

リグニンは変色したりして不要なんですね。

なので、チップを蒸解してリグニンを
除いてセルロースを取り出すわけです。

これでパルプは出来るんですが
この時点ではまだ茶色い。

未だ十分にリグニンが除けていない。

なので、次の漂白工程で漂白します。

それで、この時点のまだ茶色い
パルプが未晒クラフトパルプ。

名前の通り未漂白パルプのことです。

未晒クラフト紙というのはこのパルプを
メインに使用して製造した紙になります。

茶色い紙袋とか米袋とかですね。

この未晒クラフトパルプをオゾンとか
塩素とか二酸化塩素とかの薬品で

処理することで白色度の高い
パルプにするのが漂白工程。

晒工程ということです。

この工程で出てきたパルプが
晒クラフトパルプになります。

基本的に最も白い状態ですね。

こういう白いパルプを使って
製造するのが上質紙。

ノートなんかに使う白い紙。

その他、印刷用紙ならコート紙とか
家庭紙ならティッシュ、トイレット。

白い紙は大抵、晒クラフトパルプです。

なお、パルプの漂白度合いは
未晒、晒の2種類が一般的ですが

製紙会社によってはその中間の
パルプを製造することもあります。

それはその工場の製品が何か
ということで決まってきますね。

メインの製品の白色度がそれほど
高くない場合は白いパルプは不要。

なので、漂白薬品のコストダウンのため
中間の白さで止めるというわけです。

管理人が製紙会社に勤務していたときは
新聞紙用のパルプがそうでした。

しかし、パルプの種類が増えると管理が
面倒になるのでやめてましたけどね。

クラフト紙の白さについて

ここまで、未晒、晒、という
ことについてお話しました。

先程は特にパルプでのお話をしました。

この記事では元々未晒クラフト紙の
読み方をお話していたわけですが

実はこのクラフト紙、白さの違いで

未晒クラフト紙
半晒クラフト紙
晒クラフト紙

という区別があります。

読み方はそれぞれ

みざらしくらふとし
はんざらくらふとし
さらしくらふとし

となります。

白色度は未晒クラフト紙が低く、
半晒、晒、の順で高くなります。

晒クラフト紙は晒クラフトパルプ100%。

古紙入りのものもありますが
基本は晒クラフトパルプ100%です。

半晒クラフト紙は未晒と晒の中間で
少し明るい茶色という感じでしょうか。

パルプ配合的には未晒と晒を混ぜて
決まった白色度にしています。

なお、未晒クラフト紙も必ず未晒100%
というわけではなくて、ものによっては

晒クラフトパルプを混合して決まった
色調に調整していることもあります。

このあたりはユーザーとの
取り決めになりますけどね。

スポンサーリンク

管理人のまとめ

今回は、未晒クラフト紙の読み方は
「みざらし」というお話でした。

もうちょっと言うと白色度の順に
未晒、半晒、晒、となります。

それぞれの読み方は
みざらし、はんざら、さらし。

未晒と半晒は音が濁るようです。

晒というのが漂白の意味なので
未晒は漂白する前ということ。

半晒というのはその中間。

普段使わない言葉ですから
馴染みがないと思います。

管理人も製紙会社に入らなければ
知らない言葉でしたので。

この記事が、未晒の読み方の
参考になればと思います。

未晒、正しく読んでくださいね!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする