ボール紙で金色の小箱を作る!カラーのものを購入するには?

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ボール紙 金色

 

管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。

今回はボール紙で金色の小箱を
作るときの紙について。

指輪やイヤリングなんかの
小物を入れておく小箱を作りたい。

そういう女性は結構いるようです。

管理人のおばさんがそういうタイプ。

手先が器用なんでしょう、
小箱やバッグなんかを手作りしてます。

自分でも使うし、
作っては人にもあげてますね。

だいたい小物が好きなんでしょう。

それでその小箱、
金色や銀色のボール紙を使えば

もっと見栄えが良くなるだろう
ということらしい。

ということで。

この記事ではボール紙で金色の
小箱を作るときの紙について

管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。

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ボール紙で金色の小箱を作るとき。紙の名前はカラーボール紙

それでその金色のボール紙、
名前はカラーボール紙になります。

色板紙、カラーライナー、色ボール紙など
色々言い方はありますが

検索して出てくるのは
カラーボール紙みたいですね。

購入は文具屋、画材屋などで出来ますが
近所になければ通販でも購入できます。

またカラーボール紙なので
金色以外の色もあります。

だいたい十数色ある感じですね。

好みの色があればそれで箱を
作るのも良いと思います。

それから小箱の作り方自体は
YouTubeなんかにアップされていて

難しいのかと思ったのですが
意外に簡単に出来るみたいです。

接着剤を使わずに折り紙で
蓋付きの箱を作る動画もありました。

紙が厚すぎると折れませんけど
こういうの作る人ってすごいですね~

ちょっと感動してしまいました。

ちなみに。

ボール紙を折るときは折る前に
型を付けておいたほうが折りやすい。

専用の道具もあるようですし、
フォークを使っている人もいました。

折り目に色が付いても気にしないなら
古くなったボールペンもおすすめです。

カラーボール紙の製造方法

ここからは元製紙会社社員として
お話をさせて下さい。

カラーボール紙は板紙に分類され
製造方法は多層抄きになります。

多層抄きの場合は3,5,7層というように
一枚の紙が多層で構成されます。

カラーボール紙の表層は晒クラフトパルプを
染料で着色してそれ以外は古紙を使う。

だいたいそういう構成です。

ただ金色や銀色の場合は
ちょっと違っています。

金色や銀色というのは「色」と
呼びますが染料の色ではありません。

金属の色なんだそうです。

たとえば金なら真鍮、
銀ならアルミ。

インクだとそういう金属の粉を
顔料として使うみたいですね。

紙の場合は銀色だとアルミホイルを
貼合するのが多そうです。

または紙にアルミ蒸着とか。

金色にするにはその銀色の上に
オレンジの塗料を塗るとか

黄色のセロハンを貼るとか
するみたいです。

白ボール紙に印刷でも出来るようです。

とはいえ、どの製造方法を選ぶかは
コストの問題になるんですけどね。

カラーボール紙の在庫管理について

カラーボール紙に限りませんが
色物というのは在庫管理が面倒。

カラーボール紙とひとくくりでみれば
それなりにロットがあったとしても

ひとつづつの色を考えると
ロットがとても小さいわけです。

管理人はカラーボール紙に
関係したことはないんですが

色上質紙には少し
関係したことがあります。

よく売れる色はそれなりに
製造量も多いし在庫も持てるんです。

しかし売れない色で最初に製造して
何年も製造なしと言うのもありました。

色物ですから売り出すために
まず全色揃えたんですよね。

12色のクレヨンでこの色は使われないから
いらないだろう、というのはないですから。

当然のように全色品揃えしてから
売り出したんです。

そしたら全然売れない色が出てきた。

でも売れないから処分できるのかというと
品揃えとして必要だからそうもいかない。

結果不良在庫が増えていく。

そういう感じでした。

カラーボール紙も同じようなことが
起こっているんじゃないかと思います。

色数が多いとそれだけで
在庫の維持管理費がかさむ。

本当に面倒だと思います。

これって在庫だけじゃなくて
製造も面倒なんですよね。

管理人の経験では、色物は
色が変わるたびにマシン洗浄してました。

良く似た色ならまだいいですが
全然違う色が混ざると製品にならない。

そして抄紙機を洗浄している間は
生産できないわけです。

だから色が変わるたびにロスが発生する。

しかも洗浄は人間がするのですから
そこには人件費がかかってくる。

多品種少量生産なんて言ってましたが
装置産業では無理があるよ思ってました。

どう考えても同じものをずっと作るほうが
楽だし品質も安定しますから。

とはいえ小ロット品で
商売できている製紙会社もある。

そう考えるとうまくいくかどうかは
会社の体質が大きいのかも知れません。

紙の特徴は折り紙が出来ること

ここからは余談です。

カラーボール紙で小箱を作るとき
折り紙のようにして作るようです。

そこで紙の特徴をひとつ。

シート状になっていて折り目を
付けることができるものなんですが。

身の回りで紙以外にあるでしょうか?

アルミホイルは出来るかもしれませんが
これは下手に折り目をつけると破れます。

薄いフィルムも一回は折れるでしょうが
何度も折ったり戻したりは出来ません。

紙で折り紙が出来るなんて
当たり前すぎて気にもしませんが

実はそういうことが出来る素材は
紙以外ではなかなかない。

紙箱が作れるのはこのおかげ。

当たり前すぎて気が付かない
紙の重要な特徴でした。

管理人のまとめ

今回はボール紙で金色の小箱を
作るときに使う紙のお話でした。

この紙はカラーボール紙と言います。

文具店や画材屋に売ってますが
なければ通販で購入できます。

金色以外にも色々ありますから
好みで選んで小箱を作る事ができて

アクセサリを入れておくのにも
ちょうどいいと思います。

おしゃれな小物入れを作って下さいね!

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紙の加工
プロフィール
べぎやす

元製紙会社社員。
技術者として入社し16年間勤務する。
開発技術部門、営業管理部門、現場管理部門など様々な部署を転々としたあと独立。
紙に関するコンサルタントとして今に至る。

詳しい運営者情報はこちらからご確認いただけます。
>>https://kamiconsal.jp/profile/

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