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管理人の紙コンサルこと、べぎやすです。
今回はカードにカビが生えていたときに
取り除く方法や対策はあるのか?というお話。
管理人は興味が無いのですが中古の
CDやレコードのコレクターいますよね。
本当に大切にする人は目の届く
ところに置いて保管環境も気にします。
しかし、なかには管理が
いい加減な人もいるでしょう。
湿気のあるところに置きっぱなしとか。
そんなことしてたらカビが生える。
CDに入っているカードとか
レコードのジャケットとか。
紙にカビが生えてしまいます。
それは古本なんかでも同じですね。
だいたい、紙は原料が木材なんですから
環境が悪ければカビが生えます。
それで、そのカビなんですが
生えたものを取り除けるのか?
これが問題です。
ということで。
この記事では、カードのカビを
取り除けるのかということについて
管理人なりに調べたことを
お伝えしたいと思います。
カードのカビはアルコールや消毒液で拭いてみる
結論から言うと、カードのカビを
取り除くのは難しいです。
特に黒いカビは難しい。
黒カビでも塩素系の漂白剤を
使えば取れるかも知れませんが
歌詞カードやジャケットの印刷も
やられてしまうでしょう。
カビ退治をしたら紙自体が脱色した
というのでは本末転倒ですよね。
それでも構わないというのであれば、
市販の次亜塩素酸系のカビ取り剤を
薄めて拭いてみてもいいでしょうが、
これでも取れるかどうかは不明です。
使いやすいのはキッチン用の
ハイターとかそういうやつですね。
綿棒に薄めたハイターをつけて
こすって様子を見る感じでしょう。
それと、換気には十分注意して下さい。
塩素系の薬品は相当ニオイますから
気分を悪くすることがありますから。
これについては仕方ないときにやる、
ということであって全く保証できません。
うまく言ったらラッキーという感じなので
あくまでも自己責任でお願いします。
同じカビでも白や緑の場合はエタノールや
消毒液で拭くと取れるときがあるようです。
エタノールも消毒液も薬局で購入できます。
楽天やアマゾンでも購入できますね。
エタノールは無水エタノールと
消毒用エタノールがありますが、
出来れば無水エタノールを
使う方がいいでしょうね。
消毒用エタノールには20-30%の
水が含まれていますから
紙を拭いたときに水分が紙の中に
浸透して紙が膨らむ危険がありますから。
管理人としては値段は高いんですが
無水エタノールの方がいいと思います。
なお、アルコールで拭く場合も印刷まで
取れてしまう場合があります。
漂白剤のようなことはないにしても
使うときは十分注意して下さい。
出来れば紙の端の方で試してみて
問題なければ使うくらい慎重に。
次に消毒液。
商品名はオスバンS
(塩化ベンザルコニウム10w/v%水溶液)。
これを200~500倍に薄めて使うと良い。
ということだそうです。
オスバンSはいわゆる逆性石鹸というやつ。
コンタクトレンズ用液の防腐剤にも
配合されているそうです。
だからそんなに危険ではないですが、
手についたらきれいに水で流して下さい。
カビを殺す薬品ですから
人間にもいいわけはないので。
それからこれらの薬品の使い方ですが。
使い方としてはティッシュやペーパータオル、
綿棒などに薬品をつけて拭き取る。
キレイに拭き上げたら掃除機で吸い取る。
こんな感じです。
いずれにしても薬品は紙にも
人間にもいいものではありません。
換気の良いところで使うとか
手についたらすぐ洗うとか。
取り扱いにはくれぐれも注意して下さい。
カードのカビの防止方法について
これまでカードのカビを取り除く
方法についてお話してきました。
基本的にはきれいになりにくいですが
やるなら漂白剤、エタノール、消毒液、
というような薬品でカビを拭き取る
という方法があるということでした。
ただし、カビが生えないように
防止するのが本筋のはず。
では、カビの防止方法は
どうするのがいいかなんですが。
結論から言うと、風通しの良いところに
保管する、ということになります。
極めて常識的なことなのですが
結局カビはジメジメしたところが好き。
だから湿気の少ない場所で
保管するのが一番なんですね。
日光や蛍光灯が常時当たる
場所での保管は紙が傷むのですが
たまには天日干し的なことを
やったほうが良いと思います。
図書館でやってるやつですね。
それから、乾燥剤を
入れておくのも良さそうです。
衣類の乾燥剤など市販されているものを
使えば良いと思います。
あとは扇風機で風を送るのも
湿気取りには効果的です。
とにかく、カビは湿気があると生えます。
だから湿気対策をするということです。
管理人のまとめ
今回は、カードのカビを取り除く
方法と対策についてというお話でした。
結論としては、カビを取り除くのは難しい。
しかし漂白剤、エタノール、消毒液などで
拭き取ればある程度取れるということでした。
ただし、これらの薬品は印刷まで
ダメにする可能性があるし、
人間にも良くないので慎重に
取り扱って下さいということでした。
カビの防止方法については
とにかく湿気対策をすること。
できるだけ風通しのいい部屋で保管、
たまには日光にも当てる、
乾燥剤を使う、扇風機で風を送るなど
簡単にできることをやるのが良さそうです。
いずれにしても、懐かしいCDを
出してきたらカビだらけだったらつらい。
なるべくいい環境で保管して下さい。
この記事がカードのカビ対策の
参考になればと思います。
中古CDは良い環境で
保管して楽しんで下さいね!
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